【CBT先行プレイ】画面を見ているだけで楽しい!『ハガレン』世界をハイクオリティなグラフィックで堪能できるタクティカルRPG『鋼の錬金術師 MOBILE(ハガモバ)』

2022-03-31 18:00 投稿

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鋼の錬金術師 MOBILE

再現度、文句なし!

スクウェア・エニックスより2022年夏に配信予定の『鋼の錬金術師 MOBILE』(以下、『ハガモバ』)。

3月31日から開始されるクローズドβテストに先駆け、本作をプレイする機会が得られたので、本稿では先行プレイで見えた本作の内容や魅力をお届けしていく。

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※掲載画像は全て開発中のものとなります。画像、内容ともに実装時は異なる場合があります

3Dモデルがグリグリ動く!

原作となるマンガに始まり小説、アニメ、映画、ゲームなどなどあらゆるメディアで展開してきた『鋼の錬金術師』(以下、『ハガレン』)。

2021年7月には作品生誕から20周年を迎え、その20周年プロジェクトの一環として開発されたのが今回紹介する『ハガモバ』だ。

人気作品の、しかも20周年プロジェクトのゲームとなれば気になるのはその再現度だが、そこは心配ご無用のクオリティ。

ストーリーは、いわゆる紙芝居型と言われる、背景絵に立ち絵のキャラが順番にカットインする形式とは異なり、3Dのモデルがガッツリ動く。さらにそれをよく動くカメラワークで様々な角度から捉えて見せてくれるので、アニメを見てるかのよう。

と思いきや、「ドドドドド」といったオノマトペのテキストや、強調線が浮かび上がってくるといったマンガ原作ならではの演出も取り入れられているので、動いているマンガを読んでいるようでもある。

不思議な感覚だが、とにかく見てるだけで楽しい! どうしても単調になりがちなストーリーも、これなら飽きることなくどこまでも読み進めていけそうだ。

名シーンではやはりテンションが上がってしまう。

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▲アルフォンスの鎧や機械鎧(オートメイル)の質感もよく再現されている。メインストーリーはフルボイスで進む。

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▲通常の会話シーンではメッセージウィンドーにキャラクターのイラストが表示される。ここでも3Dモデルが身振りや表情で細かい演技を見せてくれる。

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▲随所でアニメーションも流れる。物語をしっかり体験できるので初見の人でも楽しめる。

また、ゲームを起動した直後のダウンロード画面はエドワードとアルフォンスが故郷の家を焼いたシーン、ゲームをスタートする画面は物語冒頭の「持って行かれた……!!」のシーンなど、いちいちグッとくる画面を見せてくれるのもニクいところ。

原作のシーンを使うだけでなく、メインストーリーの選択画面が新聞風になっていたり、メインメニューでは旅路を行くエルリック兄弟が列車に乗っている様子を描くなど、本作独自の見せかたでも『ハガレン』らしさを出している。

ファンならところどころに感じられる『ハガレン』らしさだけでもかなり楽しめるだろう。

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▲システマチックになりそうなロード画面、起動画面でこれらの場面をチョイスしてきたのにはかなり驚かされた。

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▲メインストーリーの選択画面がかなりオシャレ。そのままファングッズにできそうだ。

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▲こちらがメインメニュー。ゲームを進め各種要素が開放された際に短い会話が入るところにも世界観を大事にする姿勢が感じられる。

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▲ガチャが電話をダイヤルする演出になっているのもユニーク。実際にダイヤルして3ケタの番号を入力できるが、番号による違いがあるのかも気になるところだ。

メインストーリーでは原作の物語をなぞっていく本作だが、一方でオリジナルストーリーが見られるサイドストーリーも存在する。

サイドストーリーの1話は原作にも登場したバルドとの列車での戦いで始まるが、その後はなんとバルドと彼が率いる過激派“青の団”の再起に焦点が当たる。

ほかにも、サイドストーリーではロゼやヨキ中尉といったメインストーリーでも登場するキャラクターたちのその後を見ることができ、原作で描かれなかった物語が楽しめる。

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▲サイドストーリーの選択画面は刑事ドラマで見るような写真を線でつないだようなビジュアル。これもまた雰囲気が出ている。

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▲外伝的な本作オリジナルのストーリーが展開するため、原作ファンも新鮮に楽しめる。

原作、アニメファンは作品を楽しんだ当時を懐かしむことができ、新規層にとっての原作やアニメへの入り口ともなり得る本作。

筆者も『ハガレン』は連載当時から月刊少年ガンガンで読んでいたため、さぁどんなものかと思ってプレイを始めたが、いざプレイしてみると懐かしさや再現度ににやけっぱなしだった。

原作もので大きな比重を占める原作再現というポイントについては、原作ファンから見ても十分に満足できるクオリティと言えるだろう。

タクティカルRPGとしての触りやすさもグッド!

原作再現の面から見た『ハガモバ』を伝えたところで、今度はゲーム性を見ていこう。

本作はジャンルで言えばタクティカルRPGとなっており、マス目で区切られたマップのなかで味方ユニットを動かし敵を全滅させるなどの勝利条件を目指していくことになる。

各キャラクターは通常攻撃に加えてスキルによる範囲攻撃や回復、味方をかばう防御などを行うことができる。

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▲さまざまなゲームでおなじみの属性相性も登場。チュートリアルはくどくない程度に入っているので、システムに慣れている人もストレスなく進められる。

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▲ギミック的に発生する一部の攻撃はダメージを受ける範囲が可視化されるなど、慣れていない人でもプレイしやすいよう親切な作りになっている印象だ。

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▲通常攻撃や攻撃スキルなどでは対戦格闘ゲームのような画面で戦闘演出が入る。落ち着いて遊べるタクティカルRPGながらにアクションゲームのような小気味よさがある。

基本システムはわかりやすく、攻撃対象をタップすれば移動と攻撃を一括で行えるなど操作もシンプルでスムーズだ。

各種システムについてはゲーム序盤のチュートリアルや、スペシャルクエストの“国家資格試験”で丁寧に解説してくれるので、タクティカルRPGに慣れていないプレイヤーでも戸惑わずにプレイできるだろう。

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▲直線方向2マスに攻撃、対象を中心にした範囲攻撃など、攻撃範囲もタクティカルRPGではおなじみのものが多い。

エド奥義
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▲各キャラクターは強力な奥義も持っており、スキルよりも威力の高い攻撃や範囲攻撃、広範囲の回復などこちらもそれぞれ個性的な性能になっている。演出もさらに派手だ。

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▲その上で止まれば再行動可能になるマスなども登場するため、いかに効率よく戦うか考えるのも楽しい。

ユニットとして動かせるキャラクターの幅も広く、エルリック兄弟やマスタング大佐などアームストロング少佐といった軍部のメンバーはもちろん、ラストやグラトニーなどのホムンクルス、さらにはヨキ中尉やロゼといった戦闘に加わること自体意外なメンバーも登場する。

原作での立場に関わらず多くのキャラクターが登場するので、自分だけのドリームチームを作るだけでも楽しめそうだ。

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▲ヨキ中尉は奥義で味方となる兵士を召喚、ロゼは回復系の能力を持つなど、性能面もキャラクターの個性が反映されている。

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▲傷の男(スカー)は敵を撃破すると再行動可能になるなど、いわゆるパッシブスキルにあたる特性にも個性が感じられる。

より取り見取りなので誰を出撃させるか迷ってしまうところだが、本作では各キャラクターに“勢力”が設定されており、こちらもパーティー編成に戦略性を与えている。

同じ勢力に属しているユニットを一定人数編成すると勢力ボーナスで全ユニットにバフがかかり、またある程度育成を進めると、通常攻撃を行う際に同勢力ユニットが追加で攻撃を行う“連携攻撃”も発動するようになる。

もちろん勢力がバラバラのキャラクターでパーティーを組んでも問題はないが、勢力を考慮すれば戦闘をより有利に進めることができるため、プレイ時にはここもひとつの悩みどころになるだろう。

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▲勢力ボーナスで戦力の底上げができるほか、単純に手数が増える連携攻撃も便利。単純にひとりが強ければいいのではなく、編成の工夫が楽しめそうだ。

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▲今回のプレイで確認できた勢力は市民、地方軍、中央軍、異郷の訪問者、王国の闇、錬金術師の6種。キャラクターによっては複数の勢力に属するものもいる(心、技、体などは属性)。

育成ではプレイヤーの個性が出る要素も!

『ハガモバ』における育成要素は、キャラクターのレベルと覚醒ランク、潜在能力、そして記憶印影と呼ばれる4つがメインとなる。

レベルは10レベルごとに素材を使って上限解放を行う必要があるが、クエストで得られる経験値や素材を使った経験値でレベルを上げていくという流れは一般的なものだ。

覚醒ランクは上昇させることで基礎能力やステータスの成長率、そして特性の効果が上昇するもの。

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▲覚醒ランクはいわゆる限界突破のイメージに近いが、毎回同一ユニットが必要になるわけでなく、特定の覚醒ランクに達していれば異なるユニットが使えることもある。

レベルの上限を開放していくと潜在能力を開放し、能力の底上げなどが可能になる。

本作の育成でユニークなのはこの潜在能力で、一部の能力はふたつあるうちから片方を選択することになる。

選択内容によってスキルの特性が変化するため、同じユニットでもプレイヤーによって性能が変わってくるというわけだ。

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▲ハボックの場合は範囲攻撃の範囲を広くするかダメージを伸ばすかの2択。育成を進めれば選択しなかった特性も取得できるようだが、よく考えて選ぶ必要がある。

4つ目の育成要素となる記憶印影は、いわゆる装備のようなもの。

各キャラクターは3種の記憶印影を装備することができ、記憶印影によって補強される能力が変化する。

記憶印影自体の強化もできるため、各キャラクターの長所を伸ばしたり短所を補ったりと、能力の調整に使う部分となるだろう。

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▲記憶印影には単純な能力補正のほかにアビリティのようなものもあり、追加で補正をかけられる。記憶印影の強化もやり込めそうだ。

長期的に遊べるタイトルになりそうな予感!

『ハガモバ』のメインコンテンツとなるのは、原作の物語を楽しむメインストーリーと、オリジナル展開も体験できるサイドストーリーのふたつ。

しかしこれ以外にも、経験値素材等の収集クエストや、時間経過で各種素材が獲得できる“大陸遊歴”、ほかのユーザーとの非同期PvPが楽しめる“軍部演習”、特殊ルールのなかで連戦に挑む“国境線の深淵”など、ゲーム性をメインにしたコンテンツも豊富に用意されている。

とくに軍部演習はターン制が通常と異なり、1ユニットの行動ごとにターンが入れ替わるユニークなバトルになっている。タクティカルRPGのなかでも珍しいタイプのバトルと言えるだろう。

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▲軍部演習では防衛メンバーを自分で設定できるので、単純な強さを目指すのもいいがロマン重視のメンバー選びもしたくなる。

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▲大陸遊歴はいわゆる放置コンテンツだが、“チャレンジ”からバトルに挑んで勝利を重ねるほど時間あたりの報酬が増えていく。つぎのチャレンジに勝てるよう鍛える、といった具合にプレイの目安にもなりそうだ。

各種コンテンツはゲームの進行に沿って開放されていくが、基本的にはミッションで示される順番でメインやサイドのストーリーを進めていけばいいので、プレイしていて迷うこともない。

ゲームになれている人もそうでない人も、スムーズに『ハガレン』の世界を楽しめるはずだ。

オートバトルもあるので、「細かいことはわからん!」という人はバトルの様子を眺めるプレイスタイルで遊ぶのもいい。

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▲通常のミッションや初心者用ミッションなど、プレイガイドとなる要素が多く用意されているのも親切。

今回プレイした範囲では原作の4巻のあたりまでがプレイ可能となっていたが、初回起動時には物語終盤のクライマックスシーンもチラ見せされていた。

多少シーンをカットするとしても、物語を最後まで描くとすればメインストーリーだけでもそれなりのボリュームになることが予想される。

その点を考えると、本作は20周年プロジェクトにふさわしく長期間プレイできる作品になりそうだ。

本作の配信時期は2022年夏予定。クローズドβテストに参加する方も、今回は逃してしまった方も『ハガレン』ファンはぜひとも注目してほしい。現在事前登録も受付中だ。

【『ハガモバ』事前登録はこちら】

鋼の錬金術師 MOBILE

対応機種iOS/Android
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メーカースクウェア・エニックス
公式サイトhttps://www.jp.square-enix.com/hagane-mobile/
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