『ヘブバン』新ストーリーイベント“Silhouette of Summer Light Square”開幕。水着衣装の新スタイルSS神崎アーデルハイドと佐月マリが登場
2024-07-05 12:30
2021-11-05 15:38 投稿
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ヘブンバーンズレッド
Wright Flyer StudiosとKeyが制作する麻枝准氏15年ぶりの完全新作『ヘブンバーンズレッド』(以下、『ヘブバン』)。
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本記事では、クローズドβテストで触れることができた本作序盤の内容や所感を紹介していく。
本作の世界では、地球は謎の生命体“キャンサー”の襲撃を受けており、従来の兵器が通用しないキャンサー相手に人類は敗退し、陸地の大半がキャンサーに支配された状態。
そこでキャンサーへの有効な攻撃手段となる決戦兵器“セラフ”が開発され、セラフを操る才能を持つ少女たちはキャンサーとの戦いに身を投じていくことになる。
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▲プロローグの時点で残された人類は800万人程度。
あらすじを見るとシリアスだが、セラフ部隊に入った主人公の茅森月歌(かやもり るか)を中心とした少女たちの学園コメディタッチなやり取りが多く、今回プレイできた序盤の雰囲気は明るい印象だ。
イラストが淡いタッチで幻想的なまでに美しく描かれているので、最初はもっと退廃的な雰囲気で進行するのかと思いきや、いい意味で裏切られることに。(今回はプレイできる範囲が限られていたため、無論、この後どうなるかは分からない……。ストーリーのこれからは、正式リリース後に期待したいところだ)
『ヘブバン』は、ストーリーの進行やキャラクター同士の交流を楽しむアドベンチャーパートと、合間に展開するバトルパートで構成されている。
何よりも特徴的なのは、アドベンチャーパートが主人公の月歌の視点で進むこと。これまでのKey作品は、プレイヤーは男性キャラクター視点で進むものが多かったが、今作では女の子、それも他の少女たちと同じ部隊に所属するひとりというところが、ひとつ大きな注目ポイントであろう。
月歌を通じて他の少女たちと会話をすることで、同世代の少女たち同士のリアルな会話や、等身大の少女たちの姿を見ることができるのだ。
そしてその月歌は何とも個性的。
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▲伝説のバンドでボーカルを務めた過去を持つ茅森。クール系美少女なルックスだが内面はなかなかぶっ飛んでおり、プレイ数分で印象は大きく変わる。
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会話は要所要所で選択を迫られる。所謂“ギャルゲー”っぽさを感じられるとでも言おうか、このシステムには懐かしさを覚える。
が! 選択肢に癖がありすぎるのが、主人公が月歌というキャラならではの魅力だろう。
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▲セラフ部隊の入隊式で話しかけられた際に寝ることができるなど、選択肢にもボケるものが多く登場。
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▲敵であるキャンサーの名を聞いた後の反応もこの通り。ここに限らず選択肢のボケに対する反応を見るのがおもしろい。
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▲場面によっては選択肢を選ぶのではなく、フレーズを組み合わせるパターンも。こちらも組み合わせ次第でかなり妙な発言を作ることができる。
ストーリーは作中での1日ごとに区切られており、クリアしたパートは後から振り返ることも可能。最初に選ばなかった選択肢の反応を確認することもできる。
テキストの自動送りやスキップ、バックログなどアドベンチャーパートに欲しい機能もひと通り実装されているため、テキストを読み進めるうえでストレスになるようなことはないだろう。
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▲ホーム画面の右にある“過去をたどる”を選択することで、過去の日付の好きな時間帯からプレイできる。
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▲過去をたどってのプレイ時には、過去に選んだ選択肢に“選択済”の表示が出るため、会話の別パターンも探しやすい。
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▲正面の立ち絵だけでなく後ろ姿を見られる場面があったり、カットインしながらのセリフがあったりと、ただテキストが流れるだけでなく画面の動きも豊富で飽きがこない。
ストーリーは基本的にフルボイスで進行するため、自動送りを有効化しておけば半分アニメのような感覚で楽しめる。
声の演技に笑わせられるシーンも多いので、プレイ時はぜひとも音アリでプレイしてみてほしい。
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▲全力でツッコむシーンではカットイン演出が入ることが多く、ボイスも気合が入ったものになっている。和泉ユキ(1枚目)はツッコミ役にまわる場面が多く、その全力ぶりに喉が心配になるほど。
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▲1枚絵が見られる場面が多数用意されているのもうれしいところ。
月歌を操作し、基地のなかを歩くこともできる。キャラが3Dモデルになっても、キービジュアルや2Dイラストで描かれているような淡いテイストが損なわれていないのも嬉しい。
夜の自由行動では味方との交流、カリスマや器、クレイジーなどの“シックスセンス”を磨くアクティビティなどを行える。味方と交流すればそのキャラクターの絆レベルが上昇し、後述する強化要素を解放することができる。
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▲夜のフリータイムでは基地のなかを歩き回って行動する(日付によっては夜以外にも移動パートが挟まることもある)。
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▲特定の場所へ向かう場面で別方向に進もうとするとセルフツッコミが入るのも細かい点だがおもしろい。
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▲キャラクターとの交流は特定の日付で発生し、交流可能なキャラクターはマップ上に表示される。なお、一度訪れた場所はマップからショートカットが可能になる。
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▲交流を行うとイベントが発生し、絆レベルが上昇する。ガチャに必要なクォーツも獲得できるので積極的に交流を進めていこう。
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▲後から過去をたどるで時間を戻して交流する場合は“ライフ”を消費する。ライフは1日3つまで使用でき、朝4時になると回復するスタミナのような要素。
交流の条件は基本的にはそのキャラクターをガチャで入手することだが、一部のキャラは特定のシックスセンスが一定値まで上昇していることも条件になる。
シックスセンスはストーリー内での選択肢によって上昇することもあるほか、自由時間を消費してアクティビティを行うことでも上昇する。
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▲アクティビティは狙ったシックスセンスを上昇させられるぶん、時間を消費してしまうため交流とどちらを優先するかで迷うところ。こちらもライフを消費すればいつでも実行できる。
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▲会話のなかでシックスセンスが上昇することもある(右上に表示)ので、鍛えたい項目がある場合をそれを意識した選択をするといいかもしれない。
バトルに関しては後述するが、自由時間ではアリーナでバトルに挑むことができ、経験値やショップで使用するGP、強化素材などを入手できる。
こちらはスタミナのような要素がないので、好きなときに好きなだけ稼ぎを行えるのがありがたいところだ。
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ショップではキャラクターの能力を強化する装備品にあたるセラフが購入可能。
セラフはブースターとチップに分かれており、どちらも能力を強化してくれるが、ブースターごとに装着できるチップの数が異なる。
ブースターが基本装備、追加の装備がチップといったイメージだ。
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アリーナで挑めるバトルやショップの品揃えはストーリーの進行によって変化していく。
アリーナで無制限にGPが稼げるぶん、ショップで買えるものは揃えてなってしまいたくなるが、ストーリーの進行に困らない場合はある程度進めてから稼ぎやセラフ集めを進めるといいだろう。
本作のバトルはターン制になっており、味方の行動後に敵が行動するようになっている。
パーティーメンバーは前衛3名、後衛3名の6名編成になっており、前衛に立つメンバーが攻撃を行ったり敵からの攻撃を受けたりすることになる。
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▲アイコンの左3つが前衛、右3つが後衛。パーティーの並びは毎ターン自由に変更でき、前衛3人はパラメータに関係なく左から順番に行動する。
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▲各キャラクターには斬、突、打の3属性が存在。敵によってダメージの増減する属性があり、相性管理も大事になってくる。
本作ではHPのほかにDP(ディフレクトポイント)が存在しており、まずはDPを0にしないとHPにダメージを与えることができない。
DPは回復可能だがHPは回復できず、ひとりでもHPが0になった時点でバトルに敗北してしまう。
そのため、味方のDPがなくならないよう、ダメージを受けたキャラは後衛に下げるか優先的に回復するのが重要だ。
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▲敵にもDPが存在し、DPを0にするとブレイクが発生してそのターンは行動不可になる。
また、各キャラクターは強力な攻撃や味方の回復などを行うスキルを所持しており、これを活用して戦うのがバトルの鍵となっている。
スキルに消費するSPは毎ターン回復し、スキルを使わなければどんどん貯まっていくため、使用可能になったタイミングですぐに使うか、SPを貯めて連続で使うかといった判断も生まれてくる。
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▲HPへの攻撃を得意とするアタッカーやDPを削りに特化したブレイカーなど、割り当てられたロールでスキルの方向性が確認できる。パーティー編成ではロールのバランスも大事だ。
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▲ひとりひとり攻撃のターゲットを指定することもできるので、DP特効スキルとHP特攻スキルでそれぞれ別の攻撃を攻めるといった戦いかたもできる。
さらに、敵への攻撃回数に応じて“オーバードライブゲージ”が増加する。
一定以上溜まったゲージを消費することでSPの即時回復や追加ターン、キャラクターごとの能力強化発動といった恩恵を得られる。
スキルを連発してSPが枯渇した後でもSPを一気に回復できるので、長期戦ではとくに重要な要素だ。
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▲オーバードライブはオートバトル中でも任意のタイミングで発動できる。
ストーリーを進めていくと、単発の戦闘ではなくDPやHP、SPなどを引き継ぎながら戦闘と探索を行うダンジョン攻略に挑む場面も出てくる。
ダンジョン攻略中はDP回復スキルなど一部のスキルには使用回数制限がつくため、ダメージを抑えて戦うことの重要性がさらに増す。
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▲一定歩数歩くとエンカウントが発生。画面右下に表示されるメーターが赤くなればなるほどエンカウントが近い。
ダンジョン内部はシンプルではあるものの枝分かれした道もあり、一部には強敵も配置されている。
強敵は基本的にストーリーの進行とは関係のない位置にいるが、その奥にアイテムが配置されていることも多いので、戦力に余裕があれば積極的に挑んでいくといい。
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▲強敵はマップ上に赤い光で示されるため、避けて通るか戦うかは自由に選択できる。
ダンジョン内のバトルでは勝利時に経験値などの報酬に加え、討伐点なるものも獲得できる。
こちらはダンジョンクリアー時に累計点数に応じて追加の報酬が獲得できるものになっており、GPや経験値素材などが入手可能だ。
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また、通常のエンカウントで登場する敵のなかにはかなり高い経験値、討伐点を持つレアなものも存在する。
全属性に耐性を持つため1ダメージしか与えられないが、手数の多いスキルなどを活用すれば撃破も可能だ。
固いレア敵を倒して大量の経験値ゲットというのはRPGらしい体験で、遭遇した際の驚きや撃破時の喜びが楽しめる。
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▲攻撃が外れることはないので、遭遇したらとにかく手数で攻めよう。大量の経験値で全員がレベルアップするのは見ていて気持ちがいい。
ダンジョン内にはエンチャントと呼ばれる強化効果を発生させるポイントがあり、調べることでDPの回復といった即時効果や、戦闘中のSP自動回復といった効果を得られる。
エンチャントの位置もマップで確認できるうえに、画面内でも分かりやすくマークが表示されるので見落とすことがないのも親切だ。
強敵に挑む場合は先にエンチャントを揃え、準備を万端にしてから戦おう。
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▲4つ目以降のエンチャントを取得した際には上書きするかどうか選択可能。強制上書きでないのはありがたい。
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▲ダンジョン内にはショートカットポイントも用意されており、一度アクセスすればマップからその場に飛ぶこともできる。
『ヘブバン』におけるキャラクターの強化要素は、キャラクターのレベルと“スタイル”、そしてセラフやアクセサリーといった装備品などがあるが、そのなかでも重要なのがスタイルだ。
スタイルはいわゆる同キャラクターのバージョン違いをまとめたような要素であり、同じキャラでもレアリティの異なるスタイルが存在する。
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▲未所持のキャラのスタイルを入手した場合、そのままキャラも獲得できる。なお、スタイルが違っても同キャラを複数編成することはできない。
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▲ストーリーをある程度進めるごとにクォーツがまとまって手に入るので、進行に困るまではどんどん進めてスタイルを集めていくといい。
キャラクター自身が持っているスキルなどはどのスタイルでも使用できるが、スタイルごとに発動するパラメータ補正などは、基本的にそのスタイル専用のものとなっている。
しかしスタイル強化を進めていくと、どのスタイルでも使えるスキルやアビリティが習得でき、キャラクター自身の能力が上がっていく。
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▲専用の表記がない項目は別のスタイルでも有効になる。パラメータ補正は基本的にスタイル専用になっていることが多い。
スタイルのレアリティはA、S、SSの3種類。レアリティが高いほどパラメータ補正が高く、強化項目の数も多い。
また、キャラクターのレベル上限は所持しているスタイルによって決まり、こちらもレアリティごとに異なっている。
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▲Aのスタイルには能力強化が2項目しかないのに対し、Sでは3つ目の能力強化とスキル習得が追加、SSでじゃさらも4つ目の能力強化が登場。
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▲全項目が解放できるかは確認できていないが、ガチャで同じスタイルを入手した際に得られる“ピース”でスタイルを強化すれば強化項目が増え、レベル上限が上昇、能力も強化される。
▼各レアリティのレベル上限
・A:10(最大50)
・S:20(最大60)
・SS:50(最大90)
なお、レベルの上限は所持しているスタイルのレアリティによって決定され、複数のスタイルを持っている場合はそのなかで最大のものが上限となる。
レアリティによって最初に持っているパラメータ補正も変わるため、SSスタイルがかなり強いことには間違いないが、スキルによる特効や属性相性などによってはAスタイルでも活躍はできる。
アクセサリーなどによる能力強化も行えば戦闘でそこまで苦労はしないので、序盤に関して言えばSSスタイルにそこまでこだわる必要はなさそうだ。
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▲アクセサリーは探索と単発戦闘をくり返す“時計塔”やライフを消費してバトルに挑む“プリズムバトル”などで集めることになるほか、ナビ役のように登場する黒猫からも購入可能。
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▲プリズムバトルと同時期に解放される“ダンジョン”では、ライフを消費してアクセサリーなどが落ちているダンジョンに挑戦可能。こちらは通常の敵も手強いので、パーティーを強化してから挑むのがよさそうだ。
ここまでCBTで明らかになった内容をつらつらと書いてきたが、『ヘブバン』の魅力はやはりシナリオだろう。これまでのボーイミーツガールではなく、月歌を通じてリアルな少女たちの会話を、美しいビジュアルやボイスとともに楽しむことができるのは、これまでのKey作品ファンでもきっと新鮮な体験を得ることができるだろう。
彼女たちを俯瞰して見守るのもよし、月歌になったつもりで自己投影するのもよし、プレイヤーの楽しみ方はそれぞれだ。
もちろん単に女の子がワチャワチャしているだけではなく、Key作品や麻枝氏ならではの“泣きゲー”としての魅力も存分に詰まっている。CBTでもその片鱗を感じることができたので、配信後が楽しみだ。
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そして、ゲーム内で流れるBGMも必聴だ。数々の青春アニメの主題歌などを手掛けてきたやなぎなぎ氏の楽曲が、本作の雰囲気にまた、素晴らしくマッチしているのだ。爽やかで、決して暗いわけはないのに、どこか胸がツンとしてしまうような音楽は、『ヘブバン』のイメージそのものなのかもしれない。ストーリー進行中はもちろん、バトル中なども、可能であればぜひ音声をオンにしてプレイして、世界観に浸ってみてほしい。
また、ビジュアルや音楽といった雰囲気だけに終わることなく、骨太なバトルやゲームシステムの部分にも注目。キャラの成長要素なども豊富で、がっつりやりこむこともできるので、ゲーマーにとっても期待の新作タイトルであることは間違いないだろう。
Keyが手掛けるRPGとしてはこれが初となる本作だが、アドベンチャーゲームとしてもRPGとしても存分に期待できる一作に仕上がっていた。正式サービスを楽しみに待ちたい。
©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS © VISUAL ARTS / Key
対応機種 | iOS/Android |
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価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | RPG |
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メーカー | ライトフライヤースタジオ |
公式サイト | https://heaven-burns-red.com/ |
公式Twitter | https://twitter.com/heavenburnsred |
配信日 | 配信中 |
コピーライト | ©WFS Developed by WRIGHT FLYER STUDIOS ©VISUAL ARTS/Key |
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