臨死状態から生還できるか!? 古民家をさまよい藁人形に釘を打つステルスホラー『せどまいり』【Steamハック:第16回】

2021-08-12 14:11 投稿

生者を喰らう恐怖の古民家へ

心電図の音が鳴り響く病室で天井を見つめる主人公。

意識が遠のく中、薄っすらと赤子のような黒い影が降ってくる。

それに触れた瞬間、心電図は鳴り止み、昭和中期の雰囲気を感じさせる古民家で目を覚ます。

Steamハック:第16回目の今回紹介する『せどまいり』は、生と死の狭間にある世界“せど”から生還するため、屋敷に隠れる藁人形を捕まえていく一人称視点のステルスホラー。

霊と藁人形を感知する不思議な携帯ラジオを頼りに、臨死状態からの覚醒を試みよう。

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ゲームの見どころ
●生還を拒みランダム生成される古民家
●過酷だけどユーザーライクな難易度設定

生還を拒みランダム生成される古民家

壁に打ち付けられた1体の藁人形と4枚の書き置き。

覚えのない部屋で目覚めた主人公の目的は、霊と藁人形の距離と方向を感知する携帯ラジオを頼りに、霊を避けつつ藁人形を浄化することだ。

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携帯ラジオには青色なら霊に、黄色のときは藁人形に反応する2つのモードがある。

左手のライト同様、それぞれのアイテムにはバッテリー残量があり、屋敷に点在するコンセントを使って充電しなければならない。

怖いから常時オンにしておきたい気分だけど、それを許さないところは緊張感を高めるホラゲのお約束要素だ。

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霊が感知するのは呼吸音と足音の2つ。

携帯ラジオが発する音はもちろん、近くなるとうめき声も聞こえてくるので、物陰に隠れて息を止めしゃがんでやり過ごそう。

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また、藁人形を浄化するには黒い靄に隠れている状態から開放。その後可視化されているものに後方からしゃがんで近づき釘を打たなければならない。

少しでも足音を立てれば逃げてしまうので要注意だ。

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過酷だけどユーザーライクな難易度設定

霊に捕まると浄化した藁人形の数が1つマイナス。それが底をつくと所持している釘を1本ずつ没収される。

厄介なルールだけど、その両方を失ったとしてもリトライは可能。つまりプレイヤー自身が諦めなければ何度でもチャレンジできるってわけだ。

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また、屋内に点在しているテレビは便利なリスポーンポイント。捕まったときに選択できる番号が、電源を入れたテレビの番号と連動している。

ランダム生成される迷宮の中で、任意のポイントから再開できるのは不幸中の幸いだ。

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さらに、屋内のライトは黄色と青色に切り換えができる。

この用途がさっぱりわからなかったが筆者は通ってきた道を黄色に、隠れる場所の近くを青色で点灯。自分なりの方法で活用させてもらった。

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なお、本作の難易度は少々高く、“通常”でも心が折れてしまうプレイヤーが多いようだ。

そこでお伝えしたいのが、アップデートv1.1.0で“初心者”という難易度が追加。“易しい”では浄化する藁人形の数が5体から3体に変更されたことだ。

まずはクリアーできるという成功体験を覚え、その後でじっくり“通常”や“難しい”にチャレンジすることをオススメ。

第一印象は無理ゲー感が強いけど、“ステルス優先”だということを忘れず、焦らずじっくり探索してもらいたい。

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P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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