【新作】ヒッチハイクは命がけ!? 失った記憶をたどり未来を掴む奇妙なロードトリップ体験『Hitchhiker』

2021-06-05 11:00 投稿

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Hitchhiker

自分だけが知らない自身の物語

記憶を失い目的地もわからない主人公が、宛もなくヒッチハイカーとして旅に出る。

偶然、農業地帯で自分をピックアップしてくれたのはぶどう園を営む口ひげの男性。

おしゃべりな彼との会話には不可解な点が多い。

何かを知っている素振りを見せつけ、促されるままダッシュボードを開けるとそこには……。

本記事で紹介する『Hitchhiker』は、まったく面識のない5人の運転手との出会いを通じて知られざる現実に近づいていくAppleArcadeのアドベンチャーゲームだ。

なぜ、5人の運転手は自分のことを知っているのか。

失われた記憶と現実をゆっくりたどっていこう。

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ゲームの見どころ
●車を乗り継ぎ過去を紐解く5つの長き旅路
●何が正しいのか不安がつきまとう選択肢

車を乗り継ぎ過去を紐解く5つの長き旅路

行き先を尋ねるぶどう園の営む男性と、その問いに正しく答えることができない主人公。

すでに始まっているヒッチハイクの旅は開幕から様子がおかしい。

進められた干しぶどうを食べた瞬間、視界はぼやけて声も遠く聞こえてくる。

途中下車が許されない奇妙な時間は問答無用で進んでいく。

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記憶を失い目的地もわからない主人公に対し、運転手の投げかける質問はどれも意味深で嫌味混じり。

明らかに何かを知っていると感じさせる疑念は、ダッシュボードを開けてみろという彼の呼び掛で色濃くなっていく。

収納されていたのは自分と彼女を写した1枚の写真

“なぜ!?”

戸惑う主人公の感情はそのままプレイヤーに直結、このヒッチハイクがいっきにミステリアスなものに急転する。

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記憶を失い目的地もわからない主人公を乗せて、男性はただただアクセルを踏み続ける。

自分が何者なのか、写真に写っている彼女がどうなってしまったのか

事実を知っているらしい男性とのドライブはその後、4人の異なる運転手にバトンタッチをしながら進んでいく。

面識のない彼らとの交流が導く真実にきっと誰しもが驚き、人生そのものを振り返るきっかけを与えるだろう。

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何が正しいのか不安がつきまとう選択肢

会話を続けながら視点を動かして各種をチェック、さまざまな発見の中から選択肢を引き出していくのも本作の醍醐味だ。

ドライバーのアプローチを否定するか否か。

機嫌を損ねでもしたらどうしよう、彼女の身に何かあったら最悪だと不安が脳裏を駆け巡る。

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そして男性は唐突に、“まだ話していなかった、わしたちが出会った2度目のこと”があると告白。

世界は暗転してモノクロの、しかも中世と思われる時代にシーンが切り換わる。

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そうかと思えば車を取り囲むように鳥の群れが発生

何かを伝えようとしているのか、数を増やしていく鳥たちにたいして男性は追い払えと選択を迫る。

彼らの発言も疑わしければ目の前の事象も非現実的で曖昧。

何もかもが信じられない状況下での選択はつねに不安でいっぱいだ。

5人のナビゲーターは主人公に何を伝えようとしているのか。

長い旅路の終着点で待っている真実に向かって走り続けよう。

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P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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