【角満の『ウマ娘』日記 第42回】ターフのサイボーグ、ミホノブルボン物語(4)

2021-05-25 21:21 投稿

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ウマ娘 プリティーダービー

◆必勝の朝日杯で……

あまたいる名馬の中でも、俺がダントツで好きな92年の二冠馬、ミホノブルボンの“ウマ娘的物語”を綴っている。

今回ですでに4回目となってしまうんだが……まだデビュー戦を終えたところまでしか消化しきれていないので、このままだと、

・ミホノブルボン物語(5) 朝日杯に挑むかどうか考える
・ミホノブルボン物語(6) 朝日杯に向けて思ったこと
・ミホノブルボン物語(10) 朝日杯はいつだっけ?
・ミホノブルボン物語(102) 朝日杯よ、永遠に

↑こんな感じで、2戦目を走るまでに100回くらい使ってしまうかも!!!(そんなわけねーだろ)

いくらミホノブルボンが好きでも、それはあまりにもやりすぎな気がしないでもないので、ちょっとスピードアップしてお届けしようと思う。

なんたって前回の記事の最後で、ミホノブルボンの最大のライバル・ライスシャワーが登場してくれたしね!!

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うおおおおお……!!

小さな身体に漆黒の髪の毛が……いかにもライスシャワーの化身って感じでたまらないんですけど!!!ww

何度も何度も書いているけど、競走馬を擬人化するにあたっての特徴づけが、ホントにすばらしいよこのゲーム……! 控えめで出しゃばらない感じも、長距離戦でしか目立つことがなかったライスシャワーという特異な馬のレゾンデートルを表現している感じだし、

“みんなを不幸にするライスシャワー”

という設定も、馬名に込められた意味を逆手に取っていておもしろいし……。

そんなライスシャワーにこっそり見守られつつ、我らがブルボンちゃんは目標に、

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クラシック三冠制覇を掲げる!!

これはもちろん、ミホノブルボンの血統的にも史実的にも“ムチャなチャレンジ”にほかならず、まわりから聞こえる声も、

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長距離路線には否定的なものばかりだ。

「それにしても……」

と思う。

『ウマ娘 プリティーダービー』の育成時のストーリーは、元となっている馬の特徴を的確に分析し、あえて苦手だったり、無謀だったり、はたまた悲しい事故だったりといったネガティブな部分をクローズアップして、

“越えなければいけない壁”

として設定してあるのがじつに“うまい”と思う。

たとえば、サクラバクシンオーが長距離路線を目指したり、連敗馬のハルウララがどん底から這い上がる様子を育成に絡めたり……。キングヘイローなんて、“良血”のプライドと同期の天才たちに対する劣等感を中心に物語が展開していたしな。そしてもちろん、サイレンススズカと天皇賞秋のからみも出色だったし。

競馬ファンが大好きな“if話”を、決して長くはないシナリオに凝縮して見せてくれるので、育成を先に進めるのが楽しくて仕方なくなるのである。

ミホノブルボン物語のテーマとなるのは、何度も言うように“距離の壁”だ。そして、そのカギを握る存在となるのが、92年の菊花賞で唯一ミホノブルボンに土を付けたライスシャワーなのである。

でも、まずは2戦目の朝日杯フューチュリティステークスに集中しよう。

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このレースは実際に(リアルな)ミホノブルボンも走っていて、単勝1.5倍の断然人気に応えて見事優勝。

……と言っても、じつはハナ差の大接戦で、ミホノブルボンの単勝を買っていた俺は確定が出るまで心臓が破裂しそうなほどドキドキしていたんだけど(苦笑)。とはいえ、着差以上の強さも感じて、俺はますますミホノブルボンという馬が好きになっていくのだ。

そんなレースに、ウマ娘のミホノブルボンも挑むことになった。

ちなみに、ライスシャワーはこのレースも観戦組。

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これはおそらく、リアルなライスシャワーがデビュー3戦目を終えたあとに骨折が判明し、長期の戦線離脱を余儀なくされて朝日杯に出ることもなかった……という史実をうまく反映させたものと思われる(たぶん)。

それでも、“2歳王者決定戦”として行われている朝日杯フューチュリティステークスは、『ウマ娘』においても格式高いGIレースだ。

我らがミホノブルボンは堂々の1番人気に推されたものの、

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参戦してきたライバルたちが……まあすんげえメンツだこと!!!www

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3番人気は“怪物”グラスワンダー、2番人気は現役時代に8戦8勝の負け知らずで、長らく“史上最強馬”とも呼ばれていたマルゼンスキー!

そのほかにも、ダービー馬・アイネスフウジン、菊花賞馬・ビワハヤヒデなど、80年代~90年代を彩ったとびきりの名馬(ウマ娘だけどw)たちが集結……!

そんなレース……最初からぶっ飛ばしていかないと、断然1番人気といえど足元をすくわれちゃうぞ!!!

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……って、何を思いっきり出遅れてんねん!!!!(怒) ブブ、ブルボンちゃん、あんた逃げ馬でしょうがッ!!!!(怒怒) ししし、しかも2、3番手に付けられたならまだしも、ちゅちゅちゅ、中団まで下げられるってアンタぁぁああああ!!!(怒怒怒)

でもこういう展開、サクラバクシンオーのときもサイレンススズカのときもあったなぁ……と思い出に浸りながら考えてしまったけど……今回はそれらのときと勝手が違った。

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逃げるアイネスフウジンを一向に捕らえることができず……。

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まさかの中団であえぎ続ける逃げ馬のブルボンちゃん……。

「え、ヤバい……! リアルなミホノブルボンは勝っているんだから……きっと忖度が入ってハナ差で差すんでしょーーーー!??」

そんな、ありもしないことを最後まで期待しつつ、レースを見守っていたんだけどさ……(((( ;゚Д゚)))

な、なんと……(((( ;゚Д゚)))

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いやぁぁぁあああああ!!!!>< 菊花賞まで無敗だったミホノブルボンに、おおお、俺のせいで早くも土が付いちゃったよぉぉぉおおお!!!!(((( ;゚Д゚)))

ぶっちゃけ……。

イチからやり直したいです(((( ;゚Д゚)))

はたして、その後の歩みは……?

続くw

←第41回を読む

大塚角満

大塚角満(おおつか・かどまん)…… 著書に、『モンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズな ど。

ウマ娘 プリティーダービー

対応機種iOS/Android/ブラウザ
価格無料(アプリ内課金あり)
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メーカーサイゲームス
公式サイトhttps://umamusume.jp/
公式Twitterhttps://twitter.com/uma_musu
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