【角満の『ウマ娘』日記 第41回】ターフのサイボーグ、ミホノブルボン物語(3)

2021-05-20 22:07 投稿

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ウマ娘 プリティーダービー

◆思い入れたっぷりに

我が愛するミホノブルボンの物語が、早くも3回目を迎えた。

しかし、恐ろしいことに……!

3回目だってのに、いまだデビュー戦の前なんでぇぇえええ!!!!><

これには、書いている本人がいちばんビックリ。あー驚いた。

でも、俺が書いている当プレイ日記のスタンスだと、この牛歩な歩みも致し方ないんじゃないかと思うのよ。

だって、新たなウマ娘が出てきてしまったら、それについて知ってることや思い入れとか思い出話とかとかとか……を書きたくなっちゃうし、でもそうすっと自然と長文になってコスパ的に、

「ちと、書きすぎた……((゚Д゚;)) 1本の原稿を長くしすぎると、事務所のスタッフに怒られるねん((゚Д゚;))」

ってことで、どうしてもキリのいいところでシメざるを得ず……(苦笑)。

とはいえ、このスタンスを崩すわけにはいかぬ。

ファミ通に勤めること、20数年……。

モノ書き歴は、さらに数年プラスオンされる。

そんな、ライターとしてベテランの領域に入ったこの俺をして、ずっと書きたかったテーマのひとつが……!!! 他でもない、競馬のことだったのだから!!!ww

それがまさか……! このタイミングで……!!

あまたの名馬たちが美少女に擬人化された『ウマ娘 プリティーダービー』というゲームで実現するなんて!!!

これを……競馬とゲームをともによく知る俺が書かず、誰が書くと言うのか!!!?

てなわけで今後も目についたウマ娘がいたら、とうとうと長文で好き放題に書かせてもらおうと思います。

もちろん……今回もな!!!ww

◆迫りくるライバル

というわけで、我らがミホノブルボンちゃんのデビュー戦だ。

1

中京競馬場の芝コース。人気は断然の1番人気--。

俺は、リアルなミホノブルボンは新馬のころから追いかけていたので、デビュー戦もよく覚えている。

もう調教の段階から、

「新馬だってのに、坂路で古馬よりも速いタイムを叩き出している馬がいる」

とウワサになっていたこともあり、デビュー戦のオッズは驚異の単勝1.4倍www スパルタ調教で鍛え上げられた未知の怪物の登場を、多くの競馬ファンが期待を込めて見守っていたのだ。

しかしそのレースでミホノブルボンは、1000メートルという短い距離且つ逃げ馬だってのに盛大な出遅れを演じ、単勝1.4倍を信じて突撃(※大金を賭ける、の意)したおっさんたちの心臓を止めかける(苦笑)。

でも、そこから“ターフのサイボーグ”は本領を発揮して、気付けば驚異的なコースレコードを叩き出して後続をぶっちぎったのである。“突然変異の天才馬”の伝説が始まった瞬間であった。

では、ウマ娘のミホノブルボンはどうだったのか?

リアルなミホノブルボンのデビュー戦と違うのは……げげげ!! いきなり距離がマイル(1600メートル)なのかよ!!

前回の記事でも書いたけど、ミホノブルボンは“いかに距離の壁を克服するか”が大きなテーマになっているのに、デビュー戦では“長い”と言わざるを得ない1600メートルとか……((゚Д゚;))

でも、ここまで来たからには見守るしかない。

俺の願いは、ただひとつ……!!

「とにかくケガをせず、でもブルボンらしくぶっちぎって、1着でゴールしてほしい!!!><」

お願い、3つあるけどまあいいか^^;

そして--!!

我がミホノブルボンは史実を覆そうと思ったのか、

2

出遅れることなく見事なロケットスタートを決めると、そのまま……!

3

キタッ!!!! 俺が逃げ馬がいちばん好きな最大の理由!!!!

この、最初から最後まで後続に影も踏まさず、ひたすらワガママに突っ走るシーンに本当に痺れるんだよなあ!!!

「何人たりとも、先に行くことは許さない」

という唯我独尊なまでの傲慢さに、どれだけ魅せられたことか……!

古くは、“狂気の逃げ馬”と呼ばれたカブラヤオー、“白い逃亡者”ホワイトフォンテン、“ターボエンジン”ことツインターボ、そして“悲劇の超特急”サイレンススズカ……。逃げ馬には、なんて魅力的なニックネームが多いんだろう……。

ミホノブルボンは、この日も逃げた。

4

ライバルたちなど眼中になく、ただひたすら、昨日の自分に挑むが如くスピードを上げて……!

そして、ゴール前……!!

5

スキル、爆発!!!www

こうなると、もう誰も届かない!!

6

↑これ、ミホノブルボンの超快速が見事に表現されていてめちゃくちゃ好きなスクショなんだけど、毎度毎度『ウマ娘』制作陣の“見せ方”には頭が下がる……。すばらしい演出だと思うわ……。

けっきょくそのままミホノブルボンは止まらず、他ウマ娘をちぎってゴール!!!

7

……ちぎってって言うわりに、1バ身ちょっとしか差がないんですけど(((( ;゚Д゚))) え、最後けっこう危なかったの……??(((( ;゚Д゚)))

おそらく、これがミホノブルボンの前に立ち塞がる距離の壁なのだろう。今回は相手が弱く、そこそここなせるマイル戦だったのでなんとかなったけど、距離が伸びるクラシック戦線になったらどうなるのか……。

しかも、レース後……!!

史実においても、ミホノブルボンの生涯のライバルとなる“あの”ウマ娘が現れてしまったではないか!!!

8

!!!!!!!!

見るからに華奢な身体つきに、特徴的な黒髪は……!!!

9

そう、ライスシャワーしかいない!!!

この不世出のステイヤーは、これからどのようにミホノブルボンの物語にからんでくるのか??

次回に続く!

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大塚角満

大塚角満(おおつか・かどまん)…… 著書に、『モンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズな ど。

ウマ娘 プリティーダービー

対応機種iOS/Android/ブラウザ
価格無料(アプリ内課金あり)
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メーカーサイゲームス
公式サイトhttps://umamusume.jp/
公式Twitterhttps://twitter.com/uma_musu
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