【角満の『ウマ娘』日記 第33回】あのレースの向こうに……! サイレンススズカ編、その5!

2021-04-26 17:55 投稿

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ウマ娘 プリティーダービー

いよいよ佳境に……!

もっとたくさんウマ娘日記書きたいのに、時間を捻出できないジレンマがヤバい……!

とはいえ、こうして愚痴を吐いている時間ももったいないので、サイレンススズカの閃光の逃げの如くスピードを上げて書いていきたい。……って毎回、同じような“愚痴前フリ”を書いているけどなw

さて。

前走……じゃなかった前回は、我がサイレンススズカちゃんが史実をひっくり返して神戸新聞杯を制し、悲しき歴史すらねじ伏せられる可能性があることを、その快速で示してくれた。

リアルなサイレンススズカはクラシックで唯一出走したダービーで惨敗したあと、古馬になるまでの5戦でウソのような凡走をくり返している。いわゆる“本格化前”の谷間の時期なわけだけど、新馬のころから追いかけていた俺からしたら歯がゆいことはなはだしく、

「もうサイレンススズカの単勝買うの、やめようかなぁ……」

なんて考えたことを、いまでも鮮明に覚えているわ。

でも、年が明けて古馬となったサイレンススズカは……!

まるで、それまで付けていた重いヨロイを脱ぎ捨てたんじゃねえかってくらい躍動し始め、それどころか、

「この馬……翼が生えてんじゃねえの!!?」

と、場外馬券売り場のおっさんたちが騒然となるほどの、とてつもないスピードの見せるようになっていた。

2着馬に影すら踏ませない、圧勝に次ぐ圧勝。

その強さに比例するように単勝オッズは下がり続け、レコード勝ちした小倉大賞典(GIII)はダントツの1.2倍だった。ずっと馬券を買っていた俺からするとオッズが下がるのはまったく歓迎できなかったが、それ以上に、

「この馬は必ずクラシックを獲る!」

とまで言われながらも低迷していたサイレンススズカがのし上がってきてくれたことが、うれしくてたまらなかったんだよな。

よって、宝塚記念の前哨戦となった金鯱賞も単勝馬券を購入し、見事的中!! 1番人気の2.0倍だったので、貧乏時代で原資がなかった俺は1000円が2000円になった程度だったけどね^^;

思い出話に満足したのでウマ娘のサイレンススズカに話を戻すが、こちらの金鯱賞は理外の4番人気!!!

1

これには、サイレンススズカ大好きおじさん烈火の如く大激怒である。

「ううう、ウチのスズカを……!! バ、バカにしてんのか!!? 見てろよオッズ付けたヤツッ!!!! ぶっちぎってやるからな!!!!」

そんなにアツくなんなよおっさん^^; と、我ながら思うけどなw

しかしレースは、オッズ担当者の呪いが効いたのか、

2

!!!?? 逃げ馬なのに、ででで、出遅れぇ!!!??

「終わった……」

一瞬、ネガティブなことを考えてしまったものの、本格化の兆しを見せるサイレンススズカは……ここからがスゴかった!!

田んぼのような不良馬場をものともせずに先頭に立つと……!

3

紫電を思わせる青い炎を纏い、後続を突き放しにかかる。

そして……!!

4

紫電一閃、エンジン全開の末脚が爆発すると、アイネスフウジンら有力馬をさらに突き放した!! その結果!!

5

5バ身差の圧勝!!! やっぱり本格化したサイレンススズカは、簡単に止められないのだ!!!w

そんな金鯱賞のレース後、我らがサイレンススズカの前に現れたのが↓このウマ娘たちだ!!

6

女帝、エアグルーヴ!!!

さらに!!!

7

いまだ“最強馬”に推す声多し!! 凱旋門賞2着馬、エルコンドルパサーがついに絡んできたぁぁぁあああ!!!www

もう、このときの興奮たるやwww

金鯱賞のあと、リアルなサイレンススズカもウマ娘のサイレンススズカも夏のグランプリ・宝塚記念に向かうんだけど、そこで激突するのがエアグルーヴである。

このエアグルーヴという牝馬は本当に強くて、その6年後にウオッカを見るまで、

「史上最強牝馬は……やっぱりエアグルーヴになるんだろうな」

なんて考えた時期が確かにあった。

GIはオークスと天皇賞秋の2勝で、ダイワスカーレットやウオッカ、さらには史上最多のGI9勝のアーモンドアイと比べたら見劣りしてしまうが、タレント揃いだったあの時代において牡馬相手でも3着以下がほとんどないという堅実ぶりと、なにより独特の凄みがあって、

「強いのは、エアグルーヴだな」

と、いまでも考えたりする。

そんな女帝を相手に迎えた、衝撃の宝塚記念。

8

ライバル、エアグルーヴだけじゃなく、テイエムオペラオーにメジロマックイーン、マヤノトップガンにゴールドシップって……この連中だけで、GI何勝になるんだいったいwww ほとんど、史上最強馬決定戦じゃねえかwww

そんな、才能がぶつかり合うグランプリにおいても、我がサイレンススズカの充実ぶりは際立っていた。

9

ここでも、誰も前に行かせない。

顔に似合わない、唯我独尊のわがままなレースっぷりが、このウマ娘最大の魅力なのだ。

ハマれば、誰も追いつけない! 追いつかせない!!

10
11

そのまま、最後の直線も駆け抜けて……!!!

12

よし!!! 史実をトレースするように、宝塚記念も圧勝だ!!!

じつはこのレース、どうあっても勝たせてあげたかった。もしも誰かに先着を許すようなら、コンティニューをありったけしてでも勝利をもぎ取りたかったのである。

その理由は……リアルなサイレンススズカが、唯一勝利できたGIがこのレースだったから。

もしもあの事故がなければ、どんなに少なく見積もってもGIで3勝はできたはず……。しかし、現実には宝塚記念が最初にして最後のGI勝利となってしまったので、何があってもここだけは外したくなかったのだ。

そんな宝塚記念の夜、現れたのが↓こちらの2頭だ……!!

13

前出のエルコンドルパサーと……“怪物”グラスワンダー!!!

“伝説の毎日王冠”と、“悲劇の天皇賞秋”が幕を開ける--。

続く。

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大塚角満

大塚角満(おおつか・かどまん)…… 著書に、『モンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズな ど。

ウマ娘 プリティーダービー

対応機種iOS/Android/ブラウザ
価格無料(アプリ内課金あり)
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メーカーサイゲームス
公式サイトhttps://umamusume.jp/
公式Twitterhttps://twitter.com/uma_musu
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