2021年4月14日、レベルファイブとネットマーブルにより共同開発された『二ノ国』シリーズの新作スマートフォン向けRPG、『二ノ国:Cross Worlds』のメディア向けのショーケースが開催された。こちらのイベントでは、ゲーム内容の紹介を行うプレゼンテーションと試遊体験会を実施。
本稿では試遊体験会でプレイできた各種ゲーム内容をレポート。
※本記事で紹介する内容・画面写真はすべて開発中のものです。
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| リリース時期は6月!大作スマホRPG『二ノ国:Cross Worlds』の新情報が公開されたメディアショーケースの模様をレポート |
5つの職業から自分のスタイルに合ったものを選択してカスタマイズで個性を出す
プレイアブルで選択できる職業は片手剣でスピーディーな“ソードマン”、魔力の槍を操る“ウィッチ”、弓使いの“ローグ”、ライフルで戦う“エンジニア”、ハンマーを操ってタンクにもなる“デストロイヤー”の5つ。
キャラクターのカスタマイズは、髪形と髪色、メイク、目の色、体系、肌の色、コスチュームカラーと細かく設定可能だ。目の色は左右で別の色にできたり、体型についても全体的な見た目だけでなく、頭や手足などの大きさを詳細に変えられるので自分なりのカスタマイズで個性が出せるだろう。ただ、各職業ごとの性別変更はできないので、その点だけが残念なところ。
▲左右別々の目にできるので、オッドアイにもできる。
キャラクターメイクが終了するとオープニングのムービーがスタート。プレイヤーは“ソウルダイバーズ”という仮想現実RPGのβテスト参加者のひとりという設定だ。ゲームがスタートし、案内役のCPUキャラクター“ラニア”の会話を聞いていると、システム音声のような無機質な“ラニア”が突然、自我を持ったかのように喋りだした。「必ずまた探しに行くと」と言い残すと画面が暗転し、つぎのシーンでは炎に包まれ壊滅状態の砦のような場所で目を覚ます。
簡単に操作できる戦闘アクション!気になるストーリーと圧倒的なグラフィックのフィールド
豚のような妙な生き物“クウ”に「女王様を助けに行こう」と促され、崩落寸前の城へ。
途中、戦闘のチュートリアルが挿し込まれる。“ウィッチ”という名前から魔法で攻撃するとイメージしがちだが、本作においては自身の周りに浮遊する槍を操って攻撃を仕掛けていく近距離での立ち回りがメイン。スキルについても強力な槍の刺突で相手を貫通するようなものだったり、周囲の敵を一掃するような旋回攻撃もあったり、かなりアクティブで攻撃的なキャラクターとなっている。
城内へ進入すると、女王と敵対する黒い鎧に身を固めた男が対峙しており、いまにも女王に止めを刺そうとしている。プレイヤーの存在に気付いた女王は、覚悟を決めたかのようにプレイヤーに謎のアイテムを託すと、“クウ”の力によって山の中の草原のような場所へ。“クウ”に促され、現在地を確認するために移動することになり、いよいよ冒険がスタートだ。
花弁が風によって舞う穏やかな草原が広がり、背景には実写のような山々と水面の光る大きな川が見える広大な風景が美しい。長閑なBGMの中、草を揺らしながらスタジオジブリが作り出す幻想的な風景の中を歩いていると、ショーケースでも語られていたように壮大な叙事詩に主人公になったかのような没入感を体験し、一気に物語に引き込まれていく。
ストーリーを進めていくと大型モンスターが出現。移動や回避を使って、敵の攻撃を避けながらダメージを与えていく。相手の攻撃力もかなりのもので、油断して何度も攻撃を食らうと倒れてしまいそうな強力なモンスターだ。スキルは全部で3つ使えるが、それぞれリキャストタイムがあるのでタイミングよく使って、コンスタントにスキルを発動させると安定したダメージが与えられそうだ。また、回避についてもリキャストが存在するので、タイミングを考えないといざ大きな攻撃が来たときに避けられなくなってしまうので注意が必要そう。おそらく、これに関しては成長する中でリキャストを縮められるようなものもあると予想される。
クエストをこなすことでストーリーが進んでいくが、クエストの目的地がわかりづらいところもあった。こちらは、画面左上に出ている指示に従って進めることになるのだが、指示のメッセージをタップすると、自動でキャラクターが移動し、戦闘も行ってクエストをクリアまで導いてくれる。マップがわからなくなったときや、移動しているあいだの操作は任せて戦闘だけこなす、またはその逆といった楽しみかたもできそうだ。
▲赤い囲みの部分をタップすると、自動で目的地まで移動してくれる。
プレイヤーの相棒“イマージェン”と、さらに個性をアピールできる乗り物やコスチュームの数々
続いては、プレイヤーを助けてくれるお供キャラクター、“イマージェン”の選択。最大3体まで引き連れることが可能で、いっしょに攻撃をしてくれるだけでなく、同行させるだけでもプレイヤーの能力が上がる。いわば攻撃補助をする装備アイテムと言ったところだろうか。初期装備の“チュータ”は可愛らしいネズミだが、事前登録でもらえる“ビャクオウ”のようなカッコいいデザインもあるので、どのような“イマージェン”が出てくるのかも楽しみなところ。
チュートリアルの最後は賑やかな城下町エスタバニアに到着。町の風景や登場する住民たちのやりとり、カメラワークや動きかた、機械のデザインなど、ここでもスタジオジブリのアニメーションらしさを感じさせてくれる演出がふんだんに盛り込まれている。この後、どのようなストーリー展開が待ち受けているのか、ワクワクさせてくれる体験だった。
移動する際に使うことができる乗り物や、初期では手に入らないコスチュームに触れることもできた。
乗り物はフィールドにおいて徒歩以外の移動方法で、オオカミや牛のような姿の動物的な乗り物から、自転車や超低空で移動する一人乗りの小型飛空艇のような機械的なものまで多種多様。こちらもそれぞれ戦闘力が表示されており、装備するだけでキャラクターの能力が上昇する。今回確認できたのは約十種類だったが、ほかにどのような乗り物が出てくるのかも見どころだ。
コスチュームはキャラクター作成時に選べるデフォルトのものだけでなく、さまざまなデザインのものが登場する。また、帽子やリボンのような頭につける“ヘッドドレス”やメガネのような“アクセサリー”など最初にはなかったカスタマイズ要素もある。それぞれ、色も自由に選べるようなのでさらに自分のキャラクターの個性がアピールできそうだ。
本作の特徴のひとつで、キャラクターが持ち運んだり操作できるボールや動物、植物などの“ソーシャルオブジェクト”が存在するが、残念ながら今回の試遊中には見つけることができなかった。しかし、“ソーシャルオブジェクト”の捜索中に、“幻影蝶”というレアキャラクターに遭遇。こちらは、フィールド上に稀に登場し、触れることで“イマージェン”が出現するというレア現象だ。
仲間たちと共に育てていく“キングダム”。領地のカスタマイズから、PVEやPVPなどコンテンツ満載!
最後は本作のマルチプレイ要素の目玉と言える“キングダム”を体験。こちらは複数のプレイヤーで結成するチームのようなもので、カスタマイズが可能な領地が与えられ利用できるようになる。
“キングダム”に所属するメンバーが自由に出入りできるロビーがあり、ショップやオブジェクトも自由に配置できる。先述したフィールドにある“ソーシャルオブジェクト”も、“キングダム”内に持ち込むことが可能で動物や植物などの生物も配置できる。中にはサーバー内にわずかしか存在しなレアなものもあるとのことで、“キングダム”メンバーで“ソーシャルオブジェクト”捜索をするといった楽しみかたもできそうだ。
▲オブジェクトは、“キングダム”の防衛兵器でもある。
今回の試遊会ではまだ体験ができなかったが、“キングダム”に攻め込んでくるモンスターとメンバーで戦うPVE“キングダム防衛戦”や、“キングダム”同士でのチーム戦を行うPVP“キングダム侵攻戦”なども楽しめる。さらに各サーバーにおいて、トップになった“キングダム”は“首都”ととなり、特別な権限が付与されることになる。クエストの発行やサーバーイベント開催が可能になるなど、さまざまなコンテンツが利用できるため、プレイヤーのやる気も一気に過熱していくことになるだろう。
冒頭をプレイしただけでもすぐに世界観に浸れる没入度と盛りだくさんのコンテンツで、1時間があっという間の試遊体験会だった。“ウィッチ”以外のプレイアブルキャラクターや、今後のストーリー、成長要素、武器防具などの装備品についてなど、まだまだ気になる部分も多く、6月のリリースにもさらに期待がかかる。
二ノ国:CROSS WORLDS
対応機種 | iOS/Android |
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価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
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