【角満の『ウマ娘』日記 第30回】あのレースの向こうに……! サイレンススズカ編、その2!

2021-04-14 15:24 投稿

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その前に、ライスシャワーのことを少し

ついに書き始めちゃったんだよなぁ……。

悲劇の快速馬・サイレンススズカのことを……。

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ぶっちゃけ、もっとも書きたかったテーマだし、もっとも思い入れたっぷりに綴れると思っていたので、連載30回の節目(でもないかw)にサイレンススズカ編を始めるのは悪くないな……とも感じていたのである。

でも……!

順番的にはサイレンススズカの前に……!

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ライスシャワーのことを書きたいと考えていたんだよねー……!

もう、そう書いただけでピンと来る方も大勢いると思うけど、サイレンススズカとライスシャワーは“同じ運命をたどった馬”として競馬史に残っていて、じつは俺が以前ほど夢中で競馬を追い掛けることがなくなった“きっかけの2頭”でもあるのだ。

ライスシャワーは、95年の宝塚記念--。

サイレンススズカは、98年の天皇賞秋--。

後者があまりにも衝撃的な幕引きだったためライスシャワーの事故はその陰に隠れがちになっているけど、もっとも好きだったミホノブルボンに唯一土を付け、その後も“超長距離”でのみ無類の強さを誇ったライスシャワーの悲劇は……ちょっと言葉に言い表せないほど悲しいことだった。

個人的に、強すぎて苦手だったメジロマックイーンを倒してくれた馬がライスシャワーだったので、俺はこのステイヤーにぞっこんとなり、当時は出るレース出るレースすべて単勝馬券を買っていたしな。100円とかだったけど^^;

そんなライスシャワーと同じ悲劇を、わずか3年後にもっとも応援していたサイレンススズカが辿ってしまったため、俺は以前ほどは馬券を買わなくなってしまったのである。

なので、年代を考えてライスシャワーのことを先に書きたいと思っていたんだけど、なんと……!

「……俺、育成ウマ娘のライスシャワー、持ってねえじゃん……w」

という事実に気づき(遅)、晴れてサイレンススズカのことを綴ることになったのでありました^^;

でもその前にどうしてもライスシャワーに言及しておきたかったので、前フリとして書かせてもらった次第であります!

育成開始だ!

さあ、サイレンススズカである。

クラシック戦線では十把ひと絡げの目立たない馬でありながら古馬になって本格化し、ついには、

“史上最速の逃げ馬”

とまで称された“静かなる超特急”のことをたっぷりと書かせていただこう!!

サイレンススズカはウマ娘だと、↓このような容姿をしている。

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もうね……!

この儚い感じが、サイレンススズカそのもの!! 何度も書くけど、『ウマ娘』制作陣の眼力とこだわり、ホントにすげえええええ!!!

だって、冒頭でライバルとして出てきたタイキシャトルが↓コレですよ!

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やばwww サイレンススズカと対照的な明るく健康的な感じ、めちゃくちゃタイキシャトルなんだけど!!ww(タイキシャトルなんだけどさw)

タイキシャトルは、タレントひしめく90年代後半においても間違いなく“最強スプリンター”と断言できる名馬で、サイレンススズカとは完全なる同世代。が、上のスクショにある通りアメリカ生まれの外国産馬だったためクラシックレースに出走することができず、3歳時(当時は4歳表記)から短距離路線に照準を絞ってレースで勝ちまくっていた。一方のサイレンススズカは3歳秋まで王道のクラシック路線を歩んでいたので、同い年ながら直接対決の機会はなかなかなかったのである。

でも一度だけ、97年のマイルチャンピオンシップで、サイレンススズカvs.タイキシャトルの夢の対決が実現している。

……と言っても、当時の格はタイキシャトルが断然上で、このレースも2番人気。本格化前のサイレンススズカは6番人気と、圧倒的な差があった。そしてレースも、序盤からの超ハイペースで潰れたサイレンススズカは15着に轟沈。タイキシャトルは潜在能力の高さを存分に発揮して、桜花賞馬のキョウエイマーチを2馬身ぶっちぎって優勝するのである。

……なんか、サイレンススズカのことを書いているのかタイキシャトルのことを書いているのかわからなくなってきたけど(苦笑)。

その後、フランスのマイルGI最高峰のジャック・ル・マロワ賞すら勝ってしまうタイキシャトルと、全盛期のサイレンススズカが生きていて、もしもマイルで対決したら……! といまだに考えてしまうので、タイキシャトルのことはたくさん書いていいのであるw

でも、さすがにサイレンススズカに話を戻してだな。

何度も言うように、このウマ娘は生粋の逃げ馬である。

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それも、イチかバチか大逃げをかまして逃げ残りを狙う……という博打打ちではなく、抑えきれないほどのスピードに任せて走った結果、圧倒的な強さでレースを制してしまうという“天性の快速馬”というイメージが強かった。

なのでウマ娘のサイレンススズカを特訓するときも、

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どうしても……!

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ひたすらスピードを上げたくなってしまう……!!

本人もそれを望んでいるようだし、好きなようにやらせてあげよう……と思うんだけど、悲劇の最後を知っている身からするとどうしても、

「あ、あんま無茶な走りはしなくていいから……! 脚を大切に……!! ケガだけはしないで……!!><」

と痛切に思ってしまう。これは……想いと結果のせめぎ合いで、どのウマ娘よりも育成がたいへんになりそうだぞ……w

そんな、我がサイレンススズカが、いよいよデビューを迎える。

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続く!

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大塚角満

大塚角満(おおつか・かどまん)…… 著書に、『モンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズな ど。

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対応機種iOS/Android/ブラウザ
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルスポーツ/育成
メーカーサイゲームス
公式サイトhttps://umamusume.jp/
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