【いまさら聞けないあのゲーム#7】花札、ふつうに遊ぶかゲーム要素を絡めるか?『ハマる 花札 こいこい』と『戦国花札』

2020-11-20 17:00 投稿

雨四光とか猪鹿蝶とかは有名な気がしますね!

“いまさら聞けないあのゲーム”、第7回。

今回は花札を使ったゲーム“こいこい”を扱うアプリを紹介していきます。

1本はオーソドックスな花札を遊べる『ハマる 花札 こいこい』。そしてもう1本は、こいこいにキャラクター育成やデッキ編成、属性相性といったゲーム要素を組み合わせた『戦国花札』です。

デジタルで遊ぶこいこいはそこまで細かく把握していなくても楽しめるので、花札を遊んだことがない人もレッツプレイ!

入門にピッタリ!『ハマる 花札 こいこい』

まずは『ハマる 花札 こいこい』。こちらは一般的なルールのこいこいが楽しめるアプリで、ソロプレイとオンライン対戦プレイに対応しています。

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本作ではこいこいで使用する札からルール、作れる役なども確認できるので、花札を遊んだことがない人でも安心です。

本作に限らず、花札で使用するのは1月~12月までの12種類×4種類がある、計48枚の札です。

花札という名の通り、1月は松、2月は梅、3月は桜……、といった具合に月ごとに季節の花があしらわれており、見た目にも同じカテゴリであることが分かりやすくなっていますね!

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同じ月の札にも光札、タネ札などの種類があり、特定の札を揃えることで役を成立させることができます。

雨四光や猪鹿蝶といった役の名前は聞いたことがあるという人もいるのではないでしょうか?

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ではゲームの流れを見ていきましょう!

花札はふたり用のゲームとなっており、まずは互いの手札と場札と呼ばれる共通の札を8枚ずつ、計24枚の札をセットします。

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先攻後攻の決めかたはいろいろありますが、先攻となったプレイヤーから、手札を1枚場に出していきます。

このとき、場札にあるものと同じ月の札を出せば、それらを重ねて自分の取り札、持ち札とすることができます。

場札にない月の札を出した場合、札はそのまま場札として追加されます。

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▲『ハマる 花札 こいこい』だと場札と合わせられる札がハイライトされ、手札を選択すると合わせられる場札を確認できます。

手札を出した後に山札を1枚めくり、手札から出したときと同じように、場札と同じ月の札が出れば持ち札に、同じ月の札がなければ場札に加えていきます。

この流れを先攻と後攻でくり返していき、互いに役の成立を目指していきます。

手札から出す1枚は自分で選ぶため戦略性がありますが、山札から出てくる札は分からないため、麻雀のように運にも大きく左右されるゲームであり、そのランダム性がおもしろいところでもあります。

そして“こいこい”最大の特徴は、役が成立した時点でゲームを切り上げるか続行するかを選べることです。

役が整理してもなおゲームを続けることを“こいこい”と呼び、これがまさにゲームの名前になっているのです。

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役ができあがった時点でアガリとすればその時点で得点がゲットできますが、こいこいをすればさらに役を成立させ、より高いポイントを狙うことができます。

ただし、こいこいをした後、互いに役が成立しないまま手札が尽きれば引き分けになってしまいますし、相手が先に役を作ってアガってしまえば、相手の作った役がどんなに安くても相手のポイントになってしまいます。

欲張ってこいこいをするか、確実にアガっていくことを重視するか、この駆け引きがこいこい最大の魅力です。

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▲手札を使い切ると問答無用でゲーム終了なので、役ができたときに残っている手札や場札も重要です。それ以上役が作れなさそうなら即アガリ!

最終的な勝敗の決めかたはさまざまですが、6回戦など一定回数勝負を行っての合計得点で勝負、あるいは一定得点まで先に到達したほうが勝利、などがあります。

数回プレイすると、どの札を取れば役を成立させやすいかなどがすぐに理解でき、手札と場札を見比べてどの札を優先するべきか、といったことを考えるのも楽しくなってきます。

デジタルで遊べば役を細かく覚えていなくてもプレイできるので、花札のことを聞いたことはあるけど遊んだことはない、という人はぜひアプリなどで触ってみてほしいところです。

余談ですが筆者が初めて花札を遊んだのは『サクラ大戦』のミニゲームでした。何なら本編と同じくらいの時間遊んでしまいましたね……! 遊んでみるとけっこうハマるので、ぜひぜひ!

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花札・ミーツ・ゲーム要素『戦国花札』

基本的なルールは上記で紹介した花札そのものながら、そこにキャラクター育成やデッキ編成、属性相性やいわゆるスキルなどのゲーム要素を取り入れたのが、『戦国花札』です。

タイトルの通り戦国武将たちがキャラクターとして登場し、プレイヤーは武将たちを組み合わせたデッキを作り、ほかの武将との勝負に挑んでいきます。

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デッキに組み込んだ武将のステータスに応じて兵力(HP)や攻撃力、防御力などが決まり、花札勝負で作った役、稼いだポイントに応じてダメージが増えていくというシステムになっており、ふつうの花札とは少し違った感覚でプレイできます。

プレイ序盤は安い役でアガっても一撃で敵を倒すことができますが、ある程度進むとこいこいで高得点を狙わないと大きなダメージを与えるのはむずかしくなってくるため、花札としてのおもしろさは変わらず楽しめます。

また、得点に応じてダメージの数字が跳ね上がっていくため、「何だかすごい役を作れたぞ!」という感覚も味わいやすくなっている、気がします!

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花札勝負に勝てば相手に攻撃されず、一方的に攻撃することができる、というのもターン制バトルとは違うポイントです。

相手が高い役を作ってこいこいしてきた後に安い役でサクッと上がってしまえば、与えるダメージは少なくとも大ダメージを受けることは回避できます。

アガれば攻撃ができる=敵の攻撃を防げるという要素のおかげで、こいこいをするかしないかを悩むおもしろさは上手いことプラスされていると言えます。

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また、花札に追加されているゲーム要素もいい塩梅になっています。

騎馬、槍、無双など武将の属性による相性があるため、勝てない相手にデッキを変えて挑むといった簡単な戦略も楽しめます。デッキコストの概念もあり、高レアカードをただ積めばいい、とはならないのもポイントです。

また、各武将は編成するだけで特定の属性を強化できる兵法(いわゆるパッシブスキル)、一定確率でバフやデバフを発生させる計略(いわゆるアクティブスキル)などもあり、どの属性の武将をどう組み合わせるか、といった定番の要素も重くなりすぎない程度に組み込まれています。

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こいこいに限らず、クラシックなボードゲームは単純なおもしろさはあるものの、遊びにわかりやすいゴールがないのがネックと言えばネックです。

その点、本作ではステージを攻略していくというわかりやすい目標があるため、プレイにメリハリを付けてくれるとも言えます。

期間限定イベントでは最大ダメージを競うモードや勝ち抜き戦でスコアを競うモードなどもあり、ただ花札を遊ぶのだけでは退屈、という人にはぜひ触ってみてほしい一本です!

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今週のしゃれこうべ注目のゲームタイトル

先週に発売した『天穂のサクナヒメ』も! 『メダロット クラシックス プラス』も!

限定版で買ったのにいまだ未開封ですよこちとら!!

しかし困ったことに~?

来週、11月26日には日本一ソフトウェアより『ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団』が発売!

40体以上のキャラクターでパーティーを編成するダンジョン探索RPG、いやこれが楽しみでしてね! またも限定版予約済み!

2016年に発売された『ルフランの地下迷宮と魔女ノ旅団』もキャラクターメイクを使った自由なパーティー編成、壁をブチ壊して進めるダンジョン探索、そしてほどよくハードなコマンドバトルと、ダンジョンRPGとしてけっこうなおもしろさだったんですよこれが!

未プレイの人はぜひ触ってみてほしい作品ですね!

しかしすでに積みゲーが増えていっている現状、果たして開封できるのはいつになるやら……?

1日10時間とか言わずに1日1時間をコツコツと重ねるほうが賢い気がしてきましたね……!

んでは今回はこのへんで! また次回ッ!!

【“いまさら聞けないあのゲーム”まとめはこちら】

文/しゃれこうべ村田(@SRSWiterM

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