『天倫の桜』千葉県佐倉市の公式RPGがリリース!市の担当者に制作経緯などを聞いてみた
2020-03-20 18:00
2020-04-29 11:00 投稿
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天倫の桜
江戸中期、十一万国の大藩・佐倉藩に化け物騒ぎが発生。
平和を謳歌する人々を脅かす緊急事態に、立身流剣術の使い手である若き佐倉藩士・武居新佐をはじめとする若者たちが化け物退治の藩命を受け調査に乗り出す。
本記事で紹介する『天倫の桜』は、“地方創生と新規事業”という構想のもと、千葉県佐倉市の公式RPGとしてリリースされた注目作。
佐倉市の史跡や名所を訪れてGPS通信をすることで強力なゲーム内アイテム、参加店舗で関連グッズが貰えるなど、アプリならではの遊び方にも触れていく。
ゲームの見どころ
●歴史に触れ化け物の討つ硬派なロールプレイ
●GPS通信を活用した地域観光とグッズ展開
大藩・佐倉藩に突如発生した化け物騒ぎ。
佐倉城の奥方から藩命を受けた立身流剣術の使い手である若き佐倉藩士・武居新佐と幼馴染の但馬雫・市之丞の姉弟らは、佐倉城からほど近い問題の大蛇村を調査。
“骸”と呼称される化け物たちの存在を目の当たりにした3人は、佐倉に迫る危機を解決するため新たな旅を開始する。
最初は小規模だった化け物の驚異も次第に悪化。やがて佐倉全体を巻き込む恐ろしい陰謀が明るみになっていく。
そんな彼らのバトルはランダムエンカウント制、佐倉の地を探索するフィールドワークは往年のRPGテイストで馴染みやすい。
バトル中のコマンドも攻撃と防御、攻守さまざまなスキル“神技”を使い分けるほか、毎ターン一括指示をする“全員攻撃”や前ターンのコマンドをくり返す“リピート”を使った時短プレイ可能だ。
印旛沼に語り継がれる竜神様の伝説を始めとする佐倉市の伝承を、城下町や周辺の村などで生活する人々から聞き込み調査。ゲームを通じてそうした知識を学べるのはおもしろい要素だ。
佐倉市の観光誘致につながるGPS機能も本作の注目ポイント。
史跡や名所を訪れGPS通信を介して“武士の信念”を入手、強力なゲーム内アイテムと交換することができる。
また、佐倉市内にある協力店舗を訪れ、アプリを提示すると本作のオリジナルグッズが進呈される。
2020年4月13日現在、新型コロナウイルスの影響で現地を訪問するこれらの体験は難しい状況にあるが、いずれ落ち着く日が訪れたときは本アプリを使って佐倉市を探索するといいだろう。
ストーリーやキャラクターデザイン、佐倉市に言い伝えられている伝承はどれも興味深い。
夢中になれる要素が多いのだが、ゲーム起動時に毎回言語設定を求めらる点やバーチャルパッドの操作性がとても悪い点。
序盤から旅をともにする4人全員がアタッカー、個々に自己回復スキル“瞑想”を習得するがそのレベル帯はバラバラ。いわゆるヒーラーが存在というアンバランスな編成など不満要素が多いのも事実である。
とはいえ、佐倉市の伝承に触れる王道のストーリー展開はよし。
プレイヤーの好奇心を削ぐ要素が解消されることを切に願う。
P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら
対応機種 | iOS/Android |
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価格 | 無料 |
ジャンル | RPG |
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メーカー | equo |
公式サイト | https://tenrin-sakura.jp/ |
配信日 | 配信中 |
コピーライト | ©equo co.,ltd All right reserved. |
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