『白猫NW』特集連載 主人公・赤髪の冒険家はなぜ消えた!?これまでのおさらいと待望の10周年メインストーリーいよいよ開幕!
2024-07-10 15:30
2020-04-15 12:00 投稿
この記事に関連するゲーム ゲーム詳細
白猫プロジェクト NEW WORLD'S
コロプラが誇る人気ゲーム『白猫プロジェクト』のテレビアニメ、『白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE』がいよいよ2020年4月6日より放送を開始した。
今回のアニメは、『白猫プロジェクト』でユーザーからも人気の高い3周年記念イベント“ゼロ・クロニクル”をもとに制作されたもので、光の王アイリスや闇の王子の物語が描かれていく。そしてそのオープニングテーマ『天秤-Libra-』を担当するのが、“西川貴教+ASCA”。
押しも押されもせぬビッグネームである西川貴教と、若手シンガーの注目株であるASCAがタッグを組み、物語の壮大な世界観と、光の王 アイリスと闇の王子をうかがわせる魂のデュエットを実現したこの曲。作家陣も、作詞がRUCCA、作・編曲がElements Gardenの菊田大介という、アニソン界の実力派が担当している。本記事では、タッグ結成のきっかけから収録の裏話、西川さん発案の特別な企画など、楽曲にまつわるさまざまな話をおふたりに語っていただいた。
※本インタビューは、週刊ファミ通2020年4月16日増刊号(2020年4月2日発売)に掲載された記事に一部加筆・修正を加えたものとなります。
【関連記事】
TVアニメ『白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE』発表会が開催!スペシャルゲストは宇垣美里さん、OPは西川貴教+ASCA、EDは安田レイを発表
――今回、『天秤-Libra-』でおふたりが共演することになったきっかけを教えていただけますか?
西川 最初にこのお話をいただいたとき、「ふたりの主人公が織りなす物語のように、男女の歌が響き合うものにしよう」となりまして。それで相手を誰にお願いするか、いろいろな方に相談して、「ASCAさんがいいんじゃないか」と名前が挙がったことがきっかけです。
――ほかにも多くの名前が出たと思いますが、ASCAさんに決めたのはどういった理由が?
西川 西川貴教名義で音楽活動を本格的に始めて3年、まだまだ多くの可能性を求めていきたいと考えていたところで、次代の主役を野獣のようにダラダラとヨダレを垂らしながら貪欲に狙っている彼女と共演することは、僕にとってもいい刺激になると思ったんです。
ASCA (貪欲さが)そんなに表に出てました? 恥ずかしい! 事実ですけど(笑)。
西川 でしょ? もちろん、僕もそれ以上にヨダレを垂らし続けているんですけどね(笑)。歌い手としての実力は当然ですが、加えて強烈なハングリーさが感じられたというのが、彼女を指名した一番の理由ですね。
――ご指名を受けたASCAさんは、今回のお話をどのように受け止めたのでしょうか。
ASCA 西川さんは、私が中学生の頃から憧れの象徴のような方で、初めてテレビで観たときの衝撃は忘れられません。その後、私が一度本名名義でデビューしたときも、憧れの人としてプロフィールに書いていたくらいです。
西川 うれしいなぁ。
ASCA だから去年お話をいただいたときには、もちろんプレッシャーもあったのですが、それ以上に「これまでがんばってきたご褒美がもらえた!」と感じました。人生、がんばっていればこんないいことがあるんだって(笑)。
――レコーディングは、おふたりで一緒に録られたのでしょうか?
ASCA 今回はまず西川さんが歌を収録されて、その音を聴きながら私が歌う、という形でした。でも、収録の前に聴いた西川さんの歌は圧倒的で、リズムの取りかたひとつとっても、私が克服していかなければならない課題を突きつけてくるような凄味がありました。正直、「たいへんなことになるぞ……」と、改めてプレッシャーに感じましたね。
――そのプレッシャーに対して、どうやって挑んでいったのか、お聞きしたいです。
ASCA 西川さんの歌を聴き込んで、どう歌うか徹底的にシミュレーションして臨みました。
――そうして挑んだレコーディングが終わったとき、どのように感じられましたか?
ASCA 実は今回の収録は、自分史上最短で終えられたんですよ。かつてないプレッシャーの中で準備を重ねたことが実ったんでしょうね。終わって時計を見たら、1時間半くらいしか経っていなくて、自分でも驚きました。ただ、集中しすぎてずっと拳を握りしめていたみたいで、終わってからしばらく右手が痺れていました。それくらい、最大限のパワーを込めてレコーディングさせていただいたつもりです。
――西川さんは、そのASCAさんの歌を聴いてどう感じましたか?
西川 すごく楽しみにしていて、「音源ができたら早くくれ!」と言っていました(笑)。その後、ふたつの音源を合わせるMIX作業を終えてひとつの作品として完成したこの楽曲を聴いて、改めて「彼女を指名したのは間違いではなかったな」と感じましたね。
――今後の国内情勢次第ですが、ライブを行う機会があればいよいよ直接ぶつかり合えますね。
ASCA 楽しみでもあり、不安でもあり……。もっと高めていかなければと思っています。
西川 いや、本当に楽しみなんですよ。早くその日が来てほしいなと願っています。
――さて、『リブラ』とは直接関係ないのですが、西川さんは『白猫プロジェクト』のゲーム内にもキャラクター“西川貴教”として登場することが決まっています。
西川 すごいビジュアルですよね。おかげで、ヘタな肉体は見せられないというプレッシャーをひしひしと感じております(笑)。
ASCA クエストクリアーで手に入れられるから、ユーザーみんながこの姿を見るということですもんね。(※)
西川 夏コミはもうこれで出るしかないところまで来ています(笑)。
――さらに、西川さんを友情覚醒させるとASCAさんも覚醒絵の中に登場するとのことですが……。
西川 とんでもないナイスバディーにしてもらったらいいんじゃない?
ASCA 実物を見てガッカリされたくないのでそれはちょっと(笑)。でも、なりたい自分の姿を描いてもらうのもいいかもしれませんね。
※新キャラクター“西川貴教”と武器“ロックの大剣”は、2020年6月29日15時59分まで開催されているイベントクエスト“OPプロジェクト! 〜西川貴教、降臨!”をクリアーすると獲得できます。内容および仕様などに関しては、変更になる場合がございます。詳細は『白猫プロジェクト』ゲーム内のお知らせをご覧ください。
――『天秤-Libra-』についてさらに詳しく伺いたいのですが、まず、この曲の特徴は?
西川 音楽的な話をすると、世界的な傾向としてリズムトラックの上に歌声を乗せる、シンプルな構造の楽曲が主流となっている中で、「よくぞここまで音を詰め込んだ」というものになっています。すごく反骨精神に溢れているんです。むしろそれが心地いいのですが。
――イントロが流れた瞬間に「正座しなきゃ」と思ってしまうくらいの迫力ですよね。
ASCA (笑)
西川 2秒で正座したくなる曲です(笑)。新しい年度の始まりの楽曲として、期待感を高めて聴いてほしいと思っています。
――そんな曲を歌うのに、おふたりはどのようにアプローチしていったのでしょうか。
ASCA “ASCAらしさ”というものを完全に捨て去って挑みました。西川さんのテンポに負けないように、これまでにはないタイトなテンポでの歌い方になっていると思います。
西川 ASCAさんは、いい意味で幹の太い感じの声になっていましたね。初手で僕が歌ったものをすごく聴き込んでくれていたのもわかったし、それをちゃんとリレーして仕上げてくれたな、と思いました。僕にできることは遠慮せず全力でやることだと思ってぶつけてみたのですが、それに応えてくれたのはうれしかったです。
ASCA もし、この先もう1曲出たときに、女性ボーカルが変わっていた……なんてことがないように、私ももっとがんばりたいと思います(笑)。
――おふたりにとって、『天秤-Libra-』の作家陣はいつもとは違うメンバーになっていますが、それはどのように感じるものなのでしょうか。
西川 そこは敢えて狙ったところでもあります。プロジェクトの構成も作家陣もフレッシュなものにしていくことで、ゼロからみんなで作り上げていけるんですよね。新しいプロジェクトに参加する醍醐味を存分に味わわせていただいたと思っています。と言いつつも、実はスタジオなどでの制作陣には気心の知れたメンバーに参加してもらっているので、全体としてはすごくやりやすい体制になっているんです。おかげで、新プロジェクトでありながら、いろんなことをさせてもらえていると思っています。
――現時点で言える範囲で、何か教えていただけないでしょうか?
西川 実は初回生産限定盤付属のDVDに収録されているMVではセリフの掛け合いをしているんです。これは僕から提案させていただいた企画です。もともと仮歌を聴いた段階から、この楽曲にはふたりの主人公の心象風景が自然と脳裏に浮かび上がってくるような感じがあって、歌以外の方法でもそれを表現できないかと考えていました。それでコロプラさんに相談してみたら、こういった形でやってみようということになったんですよ。
――いつ頃その企画を思いついたのでしょうか。
西川 結構ギリギリのタイミングで、悠長に進めている時間もなかったので、手始めに僕が自分のスマホでASCAさんの分も含めたセリフを仮で録って、それを渡して「こんな感じで演技して!」と伝えたりしていました。
ASCA おかげですごくやりやすかったです! 逆にプレッシャーにもなりましたが……。
西川 えー!? せっかく録ったのに(笑)。
――最後に、ファンに向けておふたりからメッセージをお願いします。
ASCA 『白猫プロジェクト』のいちファンとして、ファンの方々にもアニメを楽しんでほしいですし、『白猫プロジェクト』を知らなかった方々にも、アニメやこの主題歌を入口として、ゲームを知ってもらえたらうれしいです。私からもいろいろと発信していけたらと思っているので、よろしくお願いします。
西川 『白猫プロジェクト』は大きなコンテンツで、期待してくださるファンの方も多いと思います。今後もゲームやアニメのみならず、さまざまな方向に伸びていくタイトルになるでしょうし、僕らもその一翼を担うべくたくさんの想いを込めて歌ったつもりです。この歌に皆さんの想いも乗せてさらに羽ばたけるよう、これから一緒にこのアニメを楽しんでいけたらと思っています。
(C)COLOPL, Inc.
(C)COLOPL/Shironeko Animation Project
対応機種 | iOS/Android |
---|---|
価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | アクションRPG |
---|---|
メーカー | コロプラ |
公式サイト | http://colopl.co.jp/shironekoproject/ |
配信日 | 配信中 |
コピーライト | (c) COLOPL,Inc. |
この記事に関連した記事一覧
この記事と同じカテゴリの最新記事一覧