1. サイトTOP>
  2. 『白猫プロジェクト』大型アップデートのコンセプトや7年目の施策を語る! クリエイターインタビュー

『白猫プロジェクト』大型アップデートのコンセプトや7年目の施策を語る! クリエイターインタビュー

2020-08-13 15:00 投稿

この記事に関連するゲーム ゲーム詳細

白猫プロジェクト

6周年、さらにその先へ――

shironeko_20200806_01

ついにリリースから6周年を迎えた『白猫プロジェクト』。その進化はまだまだ止まらない。7年目に向けて開催するイベントや、気になる大型アップデートのコンセプトを中心としたこれからの施策などについて、本作のキーマンである宣伝プロデューサーの中村伸行氏と、開発の冒険家A氏へのインタビューを実施。

スマートフォン用アクションRPGの先頭を突っ走る本作が、この先どのような進化を目指していくのか……? ユーザーが気になる部分もズバリ聞いてみた。

※本インタビューは、週刊ファミ通2020年8月6日号(2020年7月22日発売)に掲載された記事を再掲載したものとなります。

shironeko_20200806_02中村伸行氏(なかむら のぶゆき、文中は中村

公式情報番組『白猫プロジェクト お世話にニャっております』で、『白猫プロジェクト』の魅力や新情報をユーザーの皆さんに発信している宣伝プロデューサー。最近は『白猫プロジェクト』と『雀魂』が日課。

shironeko_20200806_03冒険家A氏(ぼうけんかえー、文中はA

『白猫プロジェクト』内で開催されるイベントや、登場するキャラクターをはじめ、ゲーム内の施策構築を担当している。大型アップデートなど、6周年以降の大きな変革の鍵を握っている人物とのこと。

まだまだ6周年、10年を目指して進んでいく

――2014年7月のAndroid版リリースからいよいよ2020年で6周年となりました。6周年を迎えてのお気持ちをお聞かせください。

中村 ひとえにユーザーの方々のおかげです。ですが同時に、作品としては「まだ6周年……」というのが率直な気持ちです。昨年のインタビューでもお話ししたのですが、コンテンツは「10年続いてこそ一人前」。まだまだユーザーの皆さんに育てていただいている段階です。この先、『白猫プロジェクト』が生き残っていくには取り組まなければならないことはたくさんあり、進化の余地も無数にあると自覚しています。この6年目はブラッシュアップのための1年だったという感想です。

A この1年は月2回開催されるイベントの制作チーム、6周年生放送でも発表させていただいた大型アップデートを仕込んでるチーム、その両輪で動いている状況でした。

――大型アップデートはかなり前から仕込んでいたのですね。6年目の運営の中で、意識していたことや印象的な出来事は?

中村 5周年から6周年の間は、懐かしいキャラクターたちを出演させていきました。「このキャラが出るのか!」と驚かれたファンの方もいらっしゃったと思います。

――メアをはじめ、4、5年目のときより、以前活躍したキャラにスポットが当たりました。

中村 5周年で再認識したことは、飛行島に住んでいる何百人ものキャラたちを活躍させてあげたいということでした。『白猫プロジェクト』は6年という歴史の中で、さまざまな個性あるキャラが誕生し、それぞれにファンがいることは理解しています。制作の関係上、スポットを当てられなかったり、当て足りないキャラもいるのですが、彼ら、彼女らのファンはたくさんいます。その中でどう満足していただくかと考えたところ、ひとつはパラメータ調整で戦いの前線に立たせること。そしてイベントで再登場させること。そんな思いで6年目は動いていました。

A この飛行島に住む何百人ものキャラクターを活躍させてあげる、というのが今後スタートする大型アップデートのコンセプトの根幹でもあります。“強いキャラクターの数人だけが大切”なのではなく、“等しく全員が大切”ということです。

――同時に新しいキャラたちも登場しました。

中村 ありがたいことに6年目には、“Lost Weather Cord-晴れと雨のキズナ-”のジー
クとサテラなどを代表に、多くの新キャラに反響をいただきました。とはいえ、いままで登場したキャラたちもしっかりと立たせなくてはなりません。新旧のファンが満足いただけるように、登場キャラのバランスには苦心しました。また、2020年夏の水着イベントなど、運営がチョイスしたコンセプトのキャラの中から投票するという新しい試みもスタートしました。ふつうに投票イベントをすると票が偏るのは理解していて、それだけではバランスが悪いし、もちろん男性も入れてあげたいです。いままでのことをそのまま続けていてはいけない、と考えたうえで実施しました。

周年ならではの大型イベント“Horizonシリーズ”のコンセプト

――クロカとシローが登場した“Horizonシリーズ”は、新旧キャラのオールスターイベントという形にもなりました

中村 じつは、2020年3月末の“Gravity Horizon”は、初めはテレビアニメ化記念イベントの予定だったんです。主人公たちが生きる現代よりも昔の話である“ゼロ・クロニクル ~はじまりの罪~”の後日談という位置付けでした。そんな中、シナリオライターから「現代と“ゼロ・クロニクル”のあいだにはもうひとつの重要な設定がある」と告げられ、本作の歴史を紐解くにはいい機会だと思いまして。『白猫プロジェクト』の起源(オリジン)にまつわる連続ストーリーにしたら、おもしろいものになるのではないかと。

世界の核心に迫る展開

『白猫プロジェクト』の始まりの物語が描かれる3周年記念イベント“ゼロ・クロニクル ~はじまりの罪~”は、2020年4月から『白猫プロジェクト ZERO CHRONICLE』としてテレビアニメが放映。同時に、ゲーム内ではその後日談となる“Horizonシリーズ”がスタートした。

shironeko_20200806_05

“ゼロ・クロニクル ~はじまりの罪~”では、闇の王子と光の王アイリスの儚くも悲しい物語が描かれる。このイベントの時代と、メインストーリーで主人公たちが活躍する現代とのあいだの時代を舞台にしたものが“Gravity Horizon”となる。

――4、5周年も大規模なイベントでしたが、今回はこれまでにも増して壮大な物語です。

中村 4、5周年イベントの“WORLD END -運命の光-”と“DARK RAGNAROK 黒の後継者”は光と闇の対決の話でした。それらとは違う“神話的ではなく、人間味の強い話”をやりたかったんです。クロカとシローを中心に、さまざまな冒険家たちが協力する形になれば、主人公をはじめとした飛行島のメンバーにもスポットを当てられるのではないか、と。その先導者としてクロカとシローを立たせ、彼らには大きな物語を背負ってもらいました。

A それと同時に示したかったのは、正義と正義のぶつかり合いです。これまでは勧善懲悪の王道ストーリーが中心でしたが、プレイヤーの分身である主人公や、ストーリーにもっと感情移入をしていただきたいという意味も含め、今回のイベントでは“選択”というテーマを大事にしています。

キャラクターのことをより好きになってもらうための仕掛け

――クロカとシローは、“Horizonシリーズ”の中で、年齢的成長が描かれました。『白猫プロジェクト』では初の試みですが、このような展開にした理由をお教えください。

中村 ユーザーの方々がキャラクターへ感情移入できるように、今回の6周年記念イベントではクロカとシローが主人公の長編を用意しました。さらに、YouTubeで配信しているWeb番組『お世話にニャっております!』や『猫っていい友!』、公式サイトの人物相関図などで設定を細部まで説明して、彼らを取り巻く環境をより詳しく、深くユーザーの方々に理解していただくように仕掛けました。プレイヤーに彼らのことを好きになっていただいたうえで、“Original Horizon”での“選択”をしてほしかったんです。“Horizonシリーズ”への感想は、ゲーム内のお便りBOXなどにいただけるとありがたいです。

――クロカやシローと同じくらい、アピスも今回のイベントで重要なポジションですね。

中村 はい。クロカとシローの師匠であるアピスは、弟子を見守る師匠という立場でありながら、サニオやイズネも含めた弟子たちに感情を動かされている部分にも注目してください。“Crisis Horizon”のPVを公開したときに、大きな反響をいただたのは素直にうれしかったですね。

クロカとシロー、ふたりの成長の物語

“Gravity Horizon”で登場したユベルとニエルの末裔であり、6周年記念イベントの主人公であるクロカとシローは、『白猫プロジェクト』で初めて年齢的成長が描かれたキャラクター。初登場した“Runaway Horizon”では、世界の問題への介入を目的とする組織“アテル・ラナ”の次期統領という使命を背負う12歳の子どもとして登場し、年齢相応の無邪気な行動が魅力的だった。“Extend Horizon”以降は時を経て成長した17歳の姿になり、“再誕”の力をめぐる過酷な選択を迫られることに。

shironeko_20200806_06

――“Original Horizon”は、ティナとジュダの参戦もユーザーに衝撃を与えました。

A 彼らは『白猫プロジェクト』の中でも重要なポジションにいるキャラで、そんなふたりの話をたったひとつのイベントに収めたくなかったんです。本作のキーとなる周年シリーズは、より多くのファンに注目していただけるタイミングですので、この目立つ場で彼らの本質的な部分まで踏み込みたかったというのが本音です。

大型アップデートを経て『白猫プロジェクト』はどう変わる?

――6周年記念の生放送では、今後実装される大型アップデートについても触れられました。『白猫プロジェクト』は、これからどう変わっていくのでしょうか。

中村 大型アップデートに関してですが、コンセプトは大きく分けてふたつあります。ひとつ目は、飛行島に集う大勢の仲間を活躍させてあげるということ。ふたつ目は、育てたキャラでさまざまなクエストにチャレンジしていただいて、アクションと攻略の楽しさを味わっていただくことです。そのふたつのコンセプトを達成するには、大勢の仲間たちに意義を与えなくてはなりません。アクションRPGタイトルとして、“キャラを仲間にする、遊ぶ、育てる”という根本的な部分を再構築したいという思いもありました。そして、『白猫プロジェクト』は各キャラのファンが多いタイトルでもあります。プレイヤー自身が「このキャラが好き!」と最大限アピールできる環境にもしていく予定です。

A 今回のアップデートの目的は、仲間にしたさまざまなキャラで遊んでもらうことです。キャラで遊ぶと言っても、それにはさまざまな方法があります。攻略する、育てる、クエストに連れ回す、などなど。その過程で、ユーザーの方々とキャラとの接点をもっと増やしたいと思っています。好きなキャラで遊び続けて愛でれば、ゲーム内でもそれが目に見える結果になり、「こんなに○○が好きなんだ」と自慢できるようなシステムを構築したいですね。

――昨年末に発表されたエンドコンテンツは、この大型アップデートに関連したものですか?

A はい。“グランドプロジェクト”は“攻略する楽しみ”と“さまさまなキャラで遊ぶ”という要素をフィーチャーしたものです。ただ強い数体のキャラだけで攻略するのではなく、30体以上のキャラを選別して制覇を目指してもらいます。皆さんのキャラ愛と育成の集大成をそこで表現していただけるよう、全力で制作中です。

shironeko_20200806_04

――レベルや親密度の上限解放という情報も気になりますが……?

中村 スキルのモーションやオートスキルなど、キャラの性能を形作る要素は多々ありますが、まずは基本ステータスから手を加えられればと考えています。レベル上限を解放して育成すると、アタッカーやディフェンスなど、“タイプ”の特徴に合わせたメリハリのあるステータスになっていきます。これも飛行島にいるキャラたちに活躍する場を用意するための要素のひとつです。

――本作には、600体を優に超えるキャラが存在します。最強キャラの性能を100点と仮定すると、現状では正直10点以下のキャラも多数存在するのも事実です。

A キャラクターによってレベルアップ時のパラメータにメリハリをつけて、できるだけ多くのキャラクターで遊んでいただけるようにする予定です。そして、このレベル上限解放は1回で終わるわけではなく、折を見て随時追加解放していくことも考えています。イベントごとに行われるパラメータ調整は、特定のキャラだけが強化される仕掛けですが、このレベル上限解放に関しては、ユーザー自身が育てたいキャラを選択できます。好きなキャラをさらに強化していただき、グランドプロジェクトに挑んでください。ただ、基本ステータスだけでは追いつけない部分もあるので、将来的にはアクションスキルも強化できるようにする構想もあります。

――親密度も上限解放される予定ですが、さらにアップさせるとどうなるのでしょうか。

A キャラで遊び込むと、キャラ個別の称号がゲットでき、協力バトルやスクリーンショットなどでほかのプレイヤーに自慢できるコンテンツにする予定です。

エンドコンテンツの追加でどう変化する?

エンドコンテンツとは、ゲームの最終目標のひとつとなる遊びのことで、何度も挑戦して楽しめるような仕組みが一般的。本作には難易度“HELL”という高難度コンテンツはあるものの、上級者は難なく突破するケースも見られる。今回公開された“グランドプロジェクト”は多数のキャラが攻略に必要になるとのことで、育成や操作テクニックの向上など、“やり込み”が重要なファクターになりそうだ。

中村氏、A氏が好きなキャラクターとイベント

――おふたりが好きなキャラクターやイベントを教えていただけないでしょうか?

中村 全員が好きなので決められません! それで許してもらえないですかね(笑)。……6年目に登場したキャラで好きなのはヨナ、そしてコルネです。彼女たちはいつもパーティに加える選択肢に入れる、相棒のようなキャラです。『白猫プロジェクト』あるあるなのですが、触っているキャラのことをドンドン好きになるという……。イベントでは2月に開催した“ティファレス・オーダー”が好きです。ビターで大人なお話が『白猫』は少ないので、逆にエッジが効いた異色なイベントになったと思います。

shironeko_20200806_08

A 私もみんな好きですが……(笑)、強いて挙げるならジークとサテラです。姉弟というベーシックな物語を背負っているふたりですが、そのベーシックさが逆に際立った印象です。ジークはベスト・オブ・ネコミミスト、サテラは水着投票で選ばれ、愛していただけてうれしいです。イベントは“新春!茶熊学園2020”でしょうか。原点に立ち返って学園生活を見せるというコンセプトがうまく作用して、ご好評いただけてうれしかったです。やっぱり“茶熊学園”ってこうだな、と再認識しました。

shironeko_20200806_09

7年目は激動の1年に――? ユーザーの皆さんへ大きな感謝を

――今後の展開として、テレビアニメ『転生したらスライムだった件』とのコラボイベントや、恒例の“私立茶熊学園”、夏の水着イベントなどが発表済みです。そのほかに、どんなイベントが予定されているか、少しだけ教えていただけないでしょうか

中村 詳細はまだ語れないのですが(笑)、あるふたり組をフィーチャーしたイベントの続編を予定しています。長らく登場していないので、ユーザーの方々には「待ってました!」と喜んでいただけるはずです。このふたりは関係性が強すぎて、片方だけでは登場させにくいんですよね……。

A こちらは“私立茶熊学園”に出たことがあり、最近は登場していないキャラの続編になります。ほかにも、これまでとは異なる表情をガッツリ見せるイベントなど、『白猫プロジェクト』をより楽しんでいただけるように仕掛けていきます。

――誰が登場するか気になりますね! 最後に、読者にメッセージをお願いします。

中村 今回7年目に我々がやろうとしていることは、かなりのチャレンジになると思います。細かいところでは、パラメータの計算式にもメスを入れる予定です。そうしなければ、回復やサポートの役割も明確化できないからです。

A 各キャラにこれまで以上の個性と役割を与えて、皆さんに愛し続けてもらえるようなタイトルを目指します。そうすることで、飛行島にいる600人以上のキャラがより輝ける未来につながっていき、そして『白猫プロジェクト』もこの先8年、10年と続くものになると考えています。

中村 このコロナ禍において、4月ごろはキャラのボイスの収録さえままならない時期もあったほどたいへんでしたが、エンターテインメント作品が果たすべき社会的責任を思い直すきっかけにもなりました。以前、ある場所で僕は「ゲームって、極論なくてもいいもの」と言われた経験があったのですが、この事態を経て逆に、「娯楽は人間にとって必要だ」と体感できました。まだたいへんな時期ですが、皆さんに『白猫プロジェクト』を遊んでいただいていることに感謝すると同時に、皆さんに求められているからこそゲームを作り続けられることも改めて認識しました。この7年目は、正直『白猫プロジェクト』にとって激動の1年になるかもしれません。

shironeko_20200806_07

今後の施策に関しては、ユーザーの皆さんにも理解していただけるようにしっかり説明をしていく予定ですが、この大きな変革によって、皆さんにも思うところがたくさん出てくることも予想しています。我々運営が進む道に対して、忌憚なきご意見を頂戴できるとありがたいです。今後も『白猫プロジェクト』をいっしょに育ててください。今後ともよろしくお願いします。

白猫プロジェクト

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
このゲームの詳細を見る
ジャンルアクションRPG
メーカーコロプラ
公式サイトhttp://colopl.co.jp/shironekoproject/
配信日配信中
コピーライト

この記事のタグ

関連記事

この記事に関連した記事一覧

最新記事

この記事と同じカテゴリの最新記事一覧