『舞台ゲームしませんか？～荒野行動～』公演がついにスタート！公演リポート＆見どころをチェック

人気ゲームが舞台になってついに公開！ スマ―トフォンを中心に人気を博すバトルロイヤルゲーム『荒野行動』を題材としたオリジナル演劇『舞台 ゲームしませんか？～荒野行動～』が、2019年10月30日についに公開となった。その初日公演の模様を、写真とともにリポートする。 なお、ネタバレはないので、これから舞台を観る予定の人もご安心を。 ＞『舞台 ゲームしませんか？～荒野行動～』公式サイト 本舞台は、さまざまな悩みを抱える登場人物たちが『荒野行動』を通じて出会い、その悩みを解決するべく、『荒野行動』のゲーム大会での優勝を目指すというのが大筋のストーリーとなっている。キャストたちの迫真の演技、『荒野行動』ならではの激しいガンアクションが見どころ。さらに、舞台中央には、可動式の箱状の枠組みが設置されており、これを使ったド派手な舞台転換も本作のポイントだ。 箱は、回転させたり中央から開くことができ、ときには部屋として、建物として、時にはスクリーンとして使うことができるなど、舞台の演出を一層引き立てる仕掛けになっている。しかも、この箱を使った舞台転換は、舞台上の演者が演じながら行っている。アクションと舞台転換が同時に行われており、舞台が真っ暗になって劇が中断するシーンはほぼゼロ！ 映画やドラマを思わせるほどのノンストップな展開は、最初から最後まで見応え十分だ。 また、ゲームさながらの銃撃戦も見事に再現されている。演者が着ているコスチュームや銃器は、『荒野行動』に登場するものを再現するこだわりが光る。舞台上だけでなく箱の上に人が乗り込んで銃撃するシーンや、客席を走り回って移動するシーンなどもあり、アクションシーンの臨場感も抜群。シーンには『荒野行動』のゲームシステムに沿った展開や演技もあり、プレイヤーならクスリと笑える場面もあった。 劇中に登場するゲーム内のキャラクターは、それを劇中で操作する登場人物の演者が扮しているが、現実のシーンとゲームシーンでは、それぞれ異なる衣装に着替えて登場する。もちろん演劇なので、一度劇がスタートしたら流れが止まることはない。つまり、舞台の転換や自身が登場していないときに早着替えを行っているわけだが、それを感じさせないほどのスピーディーさに驚いた。「本当はふたりいるのでは!?」と思わせるほどだ。 ストーリー展開はネタバレになるので伏せるが、ベースとなっているのは人間どうしの心のぶつかり合いを描く群像劇となっている。人と人との交流を描くシリアスなテーマはあるが、シリアスなシーンにもギャグやボケが差し込まれ、油断すると思わず笑ってしまうような演出が随所に盛り込まれている。ヒューマン・ドラマでありながら、キレのあるコメディーやド派手なアクションシーンもあり、さまざまな魅力で観るものを楽しませてくれる劇だと感じた。 『舞台 ゲームしませんか？～荒野行動～』は、こくみん共済 coop ホール(全労済ホール)／スペース・ゼロで、2019年11月4日まで上演される。本記事を見て気になった人や『荒野行動』のプレイヤーの人は、ぜひいましか観られない舞台をご覧になってほしい。 【『ゲームしませんか？～荒野行動～』チケット情報】 ＞チケットぴあはこちら ＞イープラスはこちら ＞ローソンチケットはこちら ＞カンフェティはこちら ＞スペース・ゼロ チケットデスクはこちら