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【新作】『大航海時代VI』はシリーズファンの心をくすぐる仕掛けを入れ込みつつ、新作ならではの要素もたくさん!まさに温故知新の名作だ

2019-10-01 15:00 投稿

海洋冒険シミュレーションゲームの金字塔、あの名作のナンバリングタイトルがスマホゲームで正式リリース!

いきなり私事で恐縮だが、筆者pontaは別ゲームのブロガーで名前が世に出た人間である。

しかし、お前の血の色は何色だと聞かれれば、まぎれもなくコーエーテクモ色である。そりゃそうよ。

小学校のときに従兄に触らせてもらったPC98版『信長の野望』が自分のゲーマーとしての原点であるし、初代『三国志』は目を閉じてもテンキー操作で捜索⇒人材コマンドを選べるほどだ。

酒を身体に1滴でも入れれば『蒼き狼と白き雌鹿』の続編を求める思いが止めようもなく吹き上がる体質になっている。

そんな、目をつぶれば初恋の女性よりも故郷の山河よりも先に、コーエーテクモのゲーム画面がまぶたの裏に浮かんでくる私のところに飛び込んできた『大航海時代VI』の記事執筆依頼。

ええっ!?あのリコエイションゲームの金字塔。自由度の高さは『太閤立志伝』と並び称される『大航海時代』シリーズの最新作を私が執筆していいんですか?

私なんて、私ごとき、『大航海時代』のプレイヤー歴は30年しかないのに…。(自虐風自慢)

光栄です…。

というわけで、さっそくをダウンロードしてやってみるぜ。ヨーソロー! フッフー!

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▲シリーズファンの心をくすぐる仕掛けを仕込みつつ、新作ならではの要素もたくさん。まさに温故知新なのだ。

ゲームの見どころ
・旧作ファンがニヤリとする設定や仕掛けが各所に!
・リスボンからスタート!なので”日本”という目的地の魅力は健在
・スマホ版に落とし込まれたゲームの仕様が『大航海時代』の世界観にマッチ

旧作ファンがニヤリとする設定や仕掛けが各所に!

ゲームを起動すると、まずもって目に入るのはこの美麗オープニング画面。

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▲オープニング画面。ヨーロッパ人が多めだが、それ以外にも日本、韓国、アラビア、中国など多国籍感がすごい。

『3』のリアル路線ではなく、もちろん『1』や『2』のドット絵でもない。しかしきちんと旧作の流れを汲んだ、耽美にして繊細な絵柄。

私くらいになると、このオープニング画面だけでコーヒーを舐めながら30分は語り続けられるよね。

どうせ右の主人公っぽい金髪の男性は、ポルトガル人でリスボンの人でしょ? とか予想できるし。

右から二番目のサムライ。はいはいはい、これは『大航海時代4』のユキヒサの流れだよねとか。日本の秘宝としてムラマサが出てきて、彼が握っちゃう感じだよねとか。

読み取れる情報量は少なくないのだ。

そして、この画面で注目すべきは甲冑を身にまとう中国人男性と、ふくよかな熟女。ヒゲのアラブ人男性。

この3人。この画面中では地味めであるものの、『大航海時代』シリーズの仲間キャラとしては異色であり、アラブ人男性が『2』のジャハーン・サリムに微かに似てるといえるかどうかといったところ。

これは「従来の大航海時代とは一味違うよ?」という日吉(コーエーテクモ様の本社所在地)からプレイヤーへの不敵な挑戦状と受け取ったね、筆者は。

受けて立とうじゃない。そこまで言うなら。(誰も何も言ってません)

鼻息荒くゲームを進めると、まずもって夢の中のようなシーンが始まり、主人公は祖父から「海から地球儀とともにやってきたおまえは本当の故郷を見付けるべきなのだろう」と語りかけられるのだった。

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▲祖父からプレイヤーのルーツを語られる。この地球儀というのが物語の大きなキーとなっていく。

航海への動機キター!!!

いや、『大航海時代』シリーズで、いちばん大事なのは動機だって思っていて。

だって、考えてもみてほしい。いくら大航海時代のポルトガルとはいえ、自宅で、何不自由なく幸せに暮らしているのなら、危険な海に出る必要などないではないか。家でぬくぬくしているほうがいい。安全だし。

そのために歴代の『大航海時代』シリーズでは主人公の動機作りに、さまざまなストーリーを付与してきたのである。

没落、借金、復讐、人探し、地図作り…。

だから、僕らは海に出た。

そしてこの『大航海時代VI』では海から地球儀をもって流れ着いたという設定、らしい!

海が故郷か。それなら海に出るしかないよねといったところなのである。

そして始まるゲーム本編。

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▲『大航海時代』シリーズのお約束、リスボンスタート。歴史的にみてもヴァスコ・ダ・ガマをはじめ大航海時代を語るには欠かせない冒険者たちがここから旅立っていったのだ。

はいきたー! リスボンキター!

ほらねー。やっぱりねー。リスボンスタートだと思ったわー。(うれしそう)

これがね、ロンドンとかバレンシア、コペンハーゲンスタートでは興ざめなのである。正解。ここは奇をてらわないのが正解といえよう。

1の主人公、レオン・フェレロのときから『大航海時代』といえばリスボンスタートが常道、当然、理の常識なのである。

『信長の野望』の主役が信長なように、『大航海時代』の主役はリスボンといっても過言ではない。(過言です

シリーズものにはお約束があり、このあたりの様式美をちゃんと抑えてくれるかどうかで、歴代のファンとかいう小うるさい連中の満足度がぐっと変わってくるのではなかろうか。

筆者自身は絶対にまったくもって断じて、そういった小うるさいマニアとは違うわけだが、そういう人ならこのリスボンスタートにニヤリするのではないだろうか。(ニヤリ)

ストーリーを少し進めると、オープニング画面に出ていたあの金髪の男性は主人公ではないことが判明。そこは予想が外れ。彼は主人公を助ける航海士なのであった。

プレイヤーは彼らのような航海士ではなく、航海士たちをマネージメントする”提督”という立場であった。

航海士のなかでも目につくのがエミリーという幼なじみキャラ。彼女は単にかわいいだけではなく、交易能力が高いため商売上手であり、おまけにかわいく、あまつさえ、かわいいのである。

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▲エミリーかわいいよエミリー。筆者も幼なじみに過保護されたいだけの人生だった。

そんなん…幼なじみのしっかり者なんて…もう…嫁にするしかないやん…。

あれ? コーエーさん。『大航海時代』といえば『3』にもあった結婚システムですが、あれはあるんですかね!?

夜のベッドで大砲ドカーン!!(いやマジでそういうゲームだった)

エミリーを名実ともに俺の嫁にしたいんだけども!(※嫁システムは2019年9月の段階では未実装)

そんなじくじたる思いでゲームをすすめる筆者の前に、サスキアやエヴァといった魅力的な女性キャラクターが続々と出現してきたのである。

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▲推しが次々と現れて筆者、困る。

ちょっと待ってくれよ。俺にはエミリーが。エミリーが…!!

とは言いつつも、美麗な女性キャラクターが仲間入りしてくると、頬が緩むのは仕方ないことなのである。

そしてどうやらこの『大航海時代VI』。宝箱を引くことにより、さまざまな航海士を集められる仕様のようだ。

最初、宝箱に人が入っているのかと思いきや、宝箱に入っているのは紹介状。その紹介状によって人材を呼びよせるという設定となっているようだ。あーびっくりした。

とはいえ、その紹介状が入った宝箱を引くの、お高いんでしょう? と身構えたのもつかの間、宝箱を引かなくてもゲームは問題なくすすめられ、レアな航海士も無課金で仲間にできることも多いのが良心的なのである。

まあ、水着の”サスキア”のガチャは引いたけれども…。

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▲ガチャ不可避。

こんなん、こんなん、必要経費やん…。

そうだよな? みんなもそう思うよな?

さあ、ガチャを引いて読者が引いて、航海士もそろったぞ! いざ大海原へ! と思ったところで、リスボンの街にプレイヤーは商館とやらを建てることになったのだ。

ちょっと待って! こういう箱庭シムの要素、新しい!!

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▲建築シムの要素は旧シリーズにはない、新しいポイントだ。

これまでの大航海時代シリーズにおいても商会の設立はできたものの、建物の建築システムはなかったように思う。

これによりプレイヤーが単なる船の提督ではなく、そのもう一段上、商会を運営し街を発展させる経営者としての側面がクローズアップされるようになったといえよう。

リスボンからスタート! なので”日本”という目的地の魅力は健在

さあ! 大海原へ! といったところでリスボンを旅立った筆者の目指すべきはもちろん黄金の都・ジパングなのである。

『大航海時代』シリーズの魅力は交易、海戦、探検、宝探しなど無限にあるが、もっともユニークなストロングポイントはなんといっても日本の存在だと筆者は勝手に思っている。

つまり、ゲーム側がことさら目的地に誘導しなくても、プレイヤーが最初から強烈に行きたいモチベーションを持っているということだ。

考えてもみてほしい。このゲームはグローバルローンチを前提としているとはいえ、まずもってメインターゲットにしているプレイヤーは日本人であろう。

その日本人がもっとも関心のある国は、どこであろう。当然日本である。僕だってそう。君だってそうなんだ。

つまりプレイヤーは『大航海時代』シリーズをインストールする前から、そのゲーム内でもっとも遠い国に行きたがっている状態からスタートするのだ。

これは強い。強すぎる。

ほかのゲームでは姫がさらわれたとか、親友が殺されたとか、この魔王がこんなに悪いやつだとか、プレイヤーの動機付けに工夫をする。

しかし、『大航海時代』シリーズでは最初からプレイヤーにゲームを進行させる強い動機を与えることに成功しているのだ。

なぜか。くり返すが、日本人はゲーム内の日本を見てみたいからである。

そして、ポルトガルのリスボンから見て日本は地球の裏側である。

アフリカを超え、アラビアを超え、インドを超え、東南アジアを超える必要がある。ちょうどよく遠いのだ。

この先、筆者にどんな苦難と喜び、出会いがあるのか。

ぞくぞくしちゃうね。

というわけでさあ! 行くぞ! ジパングへ!

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▲リスボンからいざ! 大海原へと最初は勇ましかったのだが…。

しかし、船は沈んでしまった…!

なにやら物資不足だとか。

ああ…。やっちまった。まだヨーロッパの陸地さえ見える場所での沈没。未熟なのに遠出するからだと言われれば一言もない。

大事な筆者の船が海の藻くずであり、大後悔事態ではあるものの、数秒後、ホームタウンのリスボンに戻ってきて一安心。

ゲームオーバーにはならない。いやーよかったよかった。びっくりさせるない、まったく。

しかしまあ、振り出しに戻れであり、ジパングへの道は遠かりし、なのである。

もちろん筆者のように欲張らなければ船はそうそう沈まないので安心してほしい。

いやしかし、日本に、行きてええ。

スマホ版に落とし込まれたゲームの仕様が『大航海時代』の世界観にマッチ

プレイしていて気づいたのだが、スマホゲームならではの仕様が、『大航海時代』の世界観にとても合っているなと感じた。

たとえば、もしこれが別のシミュレーションゲームのスマホ版だった場合、旧作にはなかった”スタミナ”だとか”要素解放”といった概念をプレイヤーが受け入れるまで時間がかかるかもしれない。

具体例でいえば”大名がスタミナが切れて内政ができない”と言われれば”お、おう…”となるところだが、”船が物資不足で動けなくなった”だとものすごく納得感があるのだ。

また、”将軍のレベルが上がるまで他国に攻め込めない”だと”いやそこは頑張れよ”と思ってしまうところだが、このゲームで”プレイヤーはまだ他国の港に入るのを制限されている”と言われれば”ああ、イギリスがこの時代、ポルトガル船に冷たくするのは当然だわな”と脳内補完が容易なのである。

建築や交易品生産に待ち時間が発生するのも、至極自然なことだ。

『大航海時代』はもともとすばらしい自由度を持ったゲームでありながら、いっぽうで中世の航海とは不自由なものであり、その不自由さと自由のギャップこそが旧作のときからプレイヤーに楽しみや目標を与えてきた面がある。

つまり『大航海時代VI』のゲーム的な事情や仕様が、シリーズ独自の世界観や文脈へ自然に溶け込んでいるためプレイヤーはストレスなく受け止められるのだ。これは新たな発見であった。

ここまで熱く語ってきたが、このレビューはまだゲーム開始30分までしか説明しきれていない。

もし仮に、本当に仮にだが、このゲームが100時間かかるとすれば、このレビューは第200回まで必要となる計算になり、誰かに叱られかねない。

一応今回はこれで筆を置くが、『大航海時代VI』は旧作のファンからみても納得でき、なおかつスマホに最適化され簡略化された仕様になっていることだけは伝えたいと思う。

ぜひ幅広い人たちに遊んでもらい『大航海時代』シリーズが末永く続くことをいちファンとして心から、心から願うのみである。

pontasmile
(BY ponta

大航海時代VI

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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ジャンルシミュレーション
メーカーコーエーテクモゲームス
公式サイトhttps://game.uw-vi.com/
配信日配信中
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