高尚な“おビンタ”を“おスワイプ”でくりだす『薔薇と椿』。2007年にFLASHゲームとして一世風靡した作品がスマホに移植【TGS2019】

2019-09-14 16:15 投稿

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薔薇と椿

伝説のFLASHゲームがスマホで帰ってくる…!

今年も個性的なゲームが肩を並べる東京ゲームショウ2019のインディゲームコーナーにて、ひと際目に留まるゲームがある。それがroom6の『薔薇と椿』だ。

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『薔薇と椿』とは2007年のリリースから、女性同士のビンタの応酬をターン制で表現するという独特の発想で世界中で人気を誇ったフラッシュゲーム。開発はNIGOROが担当している。

そんな『薔薇と椿』が、room6の手を借りてスマホ向けに登場。この記事では、ブースで出展されていたスマホ版のリポートと担当の楢村匠氏のコメントを掲載していく。

スマホ版はスワイプ操作でより直感的な“おビンタバトル”に

スマホ版もFlash版と同じく、華族・椿小路家長男俊介の嫁として嫁いだ玲子が椿小路家の女たちと華麗なる戦いをくり広げていくストーリーが展開。

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バトルはおなじみタイマンの“おビンタバトル”…! 相手の顔面めがけて思いっきり引っ叩き、相手がビンタして来たらすかさず回避する。とてもシュールなゲーム性だが、ビンタでヒエラルキーに立ち向かっていくこの世界観がもうおもしろい。

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▲ビンタはスワイプ操作でくり出せる。

バトルはターン制。相手の体力を0にすれば勝利、自分の体力が0になると負けいうシンプルなルール。

スワイプで放ったビンタが敵の頬に当たれば攻撃成功、見当外れな場所に当てると、ビンタを回避されたり、手痛い反撃を受けることも! しっかりと相手の様子を観察し、ここぞとばかりに渾身のビンタをヒットさせるのがこのゲーム、いや椿小路家を生き残る術だ。

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▲回避や反撃は自分も可能。こちらもスワイプ操作で行うことが出来る。

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▲ビンタをくり出す際に的確に相手の弱点を狙うとクリティカルが発生し、通常のビンタより多くダメージを与えることが出来る。

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▼スワイプ操作の導入でより“ビンタしてる感”を味わうことができるのもスマホ版の魅力。

また、特定の条件を満たすと必殺の“往復ビンタ”をお見舞いすることができる。

攻撃や回避、反撃するタイミングをしっかりと計る戦略性、そして椿小路家の女たちを次々とスワイプ操作のビンタで引っ叩く爽快感が本作の醍醐味。操作性も抜群に良く、プレイに時間も取られないのでスカッとしたいときに気軽に遊べる素敵なタイトルに仕上がっている。

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『薔薇と椿』の配信は2019年内を予定!『薔薇と椿2』の開発も検討…?

本作の開発者である楢村匠氏へインタビューを実施。現在の開発進行度や何故スマホ移植をしたのかなどを語ってくれた。

——スマホ版『薔薇と椿』のプレイアブル出展とのことですが、現在の開発状況はどの程度なのでしょうか?

楢村 そうですね。はっきり言うと20%くらい。シナリオ1(『薔薇と椿』)は敵キャラが全員で5人いますから……。それで、元々Flash版で人気あったときはシナリオ2(『薔薇と椿2』)や他作品ともコラボしていたので、このスマホ版をリリースして好評を得て、僕に時間が取れればそのあたりも検討していきたいですね。企画してリリースできなかったシナリオ3も作りたいかなと思っています。

——なるほど、それはとても楽しみですね…!リリース時期はもう決まっているの感じでしょうか?

楢村 2019年内を考えてます。ゲームの作り自体がすごくシンプルなので、そこが完成すれば、あとは僕が絵を描くだけで終わります。シナリオ1(薔薇と椿』)の部分は2019年内に何とかする予定です。

——本アプリは無料、有料どちらでリリースする予定でしょうか?

楢村 まずは無料で出す予定です。Flash版が2007年と、もう12年前の作品なので「これでひと稼ぎしよう!」とはまったく考えてなくて、つぎの作品が出るまでの繋ぎとして多くの人に知ってもらいたいなと考えてます。

——なるほど、プロモーションという側面もあったんですね!

楢村 はい、その通りです。なので、まずは多くの人に遊んでもらうというのが重要になるかと。ネタとして広まってくれそうなタイトルなので、相手をビンタで倒した瞬間をツイートできる機能なども追加してどんどん広まってくれればなと思っています。

——たしかに、スマホならではの要素が増えていくとおもしろそうですね。今日はありがとうございました。

薔薇と椿

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
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