『セブンスコード』1年間限定の運営が本日もって終了!運営メンバーが出演する公式生放送は10/21配信
2020-10-21 15:10
2019-03-06 12:30 投稿
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SEVEN’s CODE―セブンスコード―
2018年9月20日、幕張メッセで開催された“東京ゲームショウ2018”。サイバーエージェントグループブースで発表されたUNLIMITED STUDiOの新作スマホタイトル『SEVEN’s CODE(セブンスコード)』は、1年限定サービスという驚きの運営方針を打ち出し多くの話題を集めた。
本作プロデューサーである前田尚紀氏に、このプロジェクトへの想いを語ってもらった。
――前田さんといえば『Dance Dance Revolution』や『Dance Evolution』を手掛けたことで有名ですが、今回このプロジェクトを立ち上げた経緯を教えてください。
前田尚紀氏(以下、前田) 僕はいままで、ゲームを通じて感動を与え、プレイヤーの感情を揺さぶりたいという信念を持って、老舗メーカーでリズムゲームを開発してきたのですが、自分の信念と会社の進む方向が完全に一致していたわけではありませんし、自分たちが良いと思うものを作っても成功に結びつかなかったりなど、なかなか思うようにいかず、歯がゆい思いをしてきたんですよね。そこで独立し、UNLIMITED STUDiOを立ち上げました。
――UNLIMITED STUDiOはサイバーエージェントグループのひとつ、アプリボットの中のスタジオということですが、パートナーに、アプリボット(サイバーエージェントグループ)を選んだ理由をおうかがいできますか。
前田 運営にノウハウがあるパートナーを探していく中で、アプリボットという会社に出会って、経営方針や作品との向き合いかたに共感できる点が多いと感じたんです。この会社でなら、きっと自分が理想とするものが作れるのではないかと感じ、そこから『セブンスコード』の開発に至りました。
――今までの環境とは、やはりだいぶ異なりますか?
前田 そうですね。この会社は新世代の会社、という感じがしますよね。経営者の皆さんも、社員の皆さんも、若くて、チャレンジ精神に満ち溢れています。成長途中で未熟なところもありますが、こういう勢いのある場所で再出発したかったんです。自分が成熟しているからといって、そこにあぐらをかきたくない。もういちど成長していくための体験を得るためにも、凝り固まったものをリフレッシュしたかったんです。
――その環境の中で『セブンスコード』はどのように作られていったのでしょうか?
前田 新しいリズムゲームの形を作るためには、シナリオや世界観構築、それらを表現するアート部分がとても重要だと思っています。『セブンスコード』の開発過程では、すでに作ってあったものをブラッシュアップすることはもちろん、あえて壊すという作業もたくさんしてきました。SSS(※)のメンバーがジョインして、真正面から再構築をしたのもそのひとつですね。そのファーストアクションとして、キービジュアルやロゴの変更を行いました。
(※SSS……アプリボット内で設立されたクリエイティブスタジオ“SSS by applibot(トリプルエス バイ アプリボット)”。UNLIMITED STUDiOと同時期に立ちあがり、『セブンスコード』に携わる)
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――今回、プラットフォームがスマホということですが、前田さんと言えばコンシューマーのイメージがあります。
前田 確かにスマホは操作性を含めコンシューマと比べて制約が大きいですし、さらに昨今ではスマホの進化が止まっているともいわれています。ひとりのゲームクリエイター、表現者としての欲求を考えたとき、とても窮屈な面もあるのですが、僕の中で、いつの間にかスマホで成功したいという思いが大きくなっていたんです。『CROSS×BEATS』のときには成し得なかった自分への課題でもありますしね。
――スマホでリズムゲームを開発、運営していくことに、手ごたえは感じていますでしょうか?
前田 いま、スマホのゲームで“ミュージック”と検索すれば300以上のリズムゲームがヒットします。昨今は、かわいらしいキャラクターが出てきたり、彼女たちを育成したりなど、リズムゲームに何かしらの要素を加えたものが成功しています。ですから、いまの時代でもまだリズムゲームは通用するとは思ってはいます。しかし、既存のそれらをマネていても意味がないので、ほかにないアプローチで新たなリズムゲームの可能性を示すことが大事だと思っています。
――ほかにないアプローチといえば、『セブンスコード』は1年の期間限定という変わった運営方式です。この方式に決めた理由は?
前田 昨今のスマホアプリといえば、人気があればいくらでも続いていきますよね。しかし、クリエイター側からしてみると、末永く続くタイトルに従事すると、そこ以外での経験を得ることができなくなってしまうんです。個人が成長できないだけでなく、モチベーションを維持するのもなかなか難しい。同じことのくり返しはよくないし、クリエイターとしては健全ではないように思ってしまったんです。もちろん、プレイヤー目線で考えたときも、「1年しかないなら遊んでみよう」と興味を持ってもらえるのではないかと思いまして。
――最近、スマホゲームプレイヤーの中から「終わりが見えないままプレイをし続けるのは苦しい」という声を聞きます。課金ユーザーはとくにそうかもしれませんね。
前田 区切りのあることがネガティブではなく、テレビアニメのように、完結するから楽しめるというポジティブなものだと考えてほしいですね。スマホゲームだと、どんなにいいゲームであっても、サービス終了となると、ネガティブなイメージしか感じられないというのも、考えてみれば不思議な話です。本来なら、どんなものでも終わりはあって然るべきなのに。
――そういう思いがあって、1年の期間限定の運営にしようと決めたんですね。
前田 そうですね。1年という、いちばんいいときに終わることでつぎにつながっていく。惰性でズルズル続けていてもいいことはないと思っているんです。そのぶん、毎日なにか変化があるほうが、おもしろいと思うんですよ。ゲームを通じて感動を与え、感情を揺さぶりたいという僕自身の信念も、期間限定だからこそできると思っています。
――本作はどのようなゲームシステムになるのでしょうか。
前田 多くのタイトルが、リズムゲームにキャラクターの育成要素をつけたのと同じように、『セブンスコード』ではそれをアドベンチャー要素に置き換えたいと思っています。本格的なストーリーに、音楽が強く結び付いていきます。音楽には人の記憶を閉じ込める力がありますよね。出会いや別れ、さまざまなシーンに音楽があり、それを聴くだけで当時の思い出が蘇る。そうした体験ができるものを、我々は現在開発しています。詳細は楽しみにお待ちください。
――世界観はどんな感じなのでしょうか。
前田 近未来の架空の世界が舞台です。プレイヤーが遭遇する大きな“危機”を通して、段々と世界の真相に迫っていくことになります。ストーリーは12ヵ月の中で解決に導いていくという形になります。『セブンスコード』の“セブン”というワードにも重要な意味がありますが、そこは実際にプレイしてからのお楽しみということで、ぜひご期待ください。
――本作を、デザイナーや音楽クリエイターなどの登竜門にしたいという前田さんのお気持ちがあるようですが、そちらについておうかがいできますか?
前田 はい。クリエイターの中で、自分の才能を開花できていない人、どこに発信していいのか分からず困っている人って多いんです。そこで、『セブンスコード』がそんな彼らの登竜門になり、キャリアのひとつとしてステップアップするチャンスを与えたいんです。
――キャリアがないと活躍できないですが、そもそもキャリアが生まれるチャンスの場が少ないですもんね。
前田 まさにそうです。本来は無名だろうが有名だろうが関係なく、持っているセンスがすべてなので、それが価値あるものであれば拾っていきたいと考えています。そうした原石を『セブンスコード』で磨いていってもらいたいんです。“その他大勢のスタッフ”ではなく、個々をフューチャーしてクリエイター自身を育てていき、1年のプロジェクトが終わった後、『セブンスコード』出身であることをキャリアにして新たな活動に結びつけてもらえたらうれしいなと思います。
【緊急告知】
オーディション第1弾告知デス‼️https://t.co/PJx97RkeN6— NAOKI (前田尚紀) (@NAOKI_MAEDA428) 2018年12月25日
――では最後に、『セブンスコード』を待っているプレイヤーや、興味をもったクリエイターに向けてひと言お願いします。
前田 ゲームに必要なのは大きな刺激です。成功事例をつまんでお金儲けするためのゲーム作りは薄っぺらくて嫌なんですよね。量産型のものではなく、独創性があって記憶に残るもの。唯一無二の体験のできるものを『セブンスコード』で感じてほしい。いまここで私が述べた言葉が今後、「あ、ほんとうだ」と実感してもらえるよう頑張っていくのでぜひご期待ください。
(聞き手・文/深津庵)
対応機種 | iOS/Android |
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価格 | iOS:490円[税込](アプリ内課金あり) Android:無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | 音楽 |
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メーカー | アプリボット/UNLIMITED STUDiO |
公式サイト | https://www.sevenscode.jp/ |
公式Twitter | https://twitter.com/sevens_code |
配信日 | 配信終了 |
コピーライト | (c)UNLIMITED STUDiO / (c)Applibot Inc. |
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