ドット絵の祭典“PIXEL ART PARK 5”開幕!ところにょり氏の新作『おわかれのほし』など注目スマホゲームも多数出展

2018-12-09 18:06 投稿

ドット絵ファン垂涎のイベントが今年も開幕!

2018年12月9日、千代田区にある文化芸術施設“千代田アーツ3331”にて日本最大級のドット絵の祭典“PIXEL ART PART 5”が開催された。会場には、ゲームやアプリから、似顔絵、ハンドメイド作品などの展示・販売のほか、デジタルサウンドで奏でられるチップチューンミュージックライブなども執り行われ、会場には老若男女問わず多くの人が集まった。

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ここでは、そんな数ある展示の中でもゲームアプリに焦点を当て、どのようなものが展示されていたのかをご紹介していこう。

エイリムブースは今年も出展!

昨年に引き続き、『ブレイブフロンティア』でおなじみのエイリムが出展。こちらではグッズ物販のほか、ここでしか閲覧できないゲーム資料や、ユーザーが自由に描いたドットイラストが、『ブレフロ』ライクなキャラのボディにはめ込まれてアニメーション出力されるという体験展示も行われていた。

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新作『おわかれのほし』リリースまで後少し!?

『ひとりぼっち惑星』、『あめのふるほし』、『からっぽのいえ』などの作品で知られるところにょり氏が、現在開発中の新作『おわかれのほし』の展示を実施していた。

『おわかれのほし』は、自分を人間だと信じている機械たちが住む村の、最後の生き残りが人々を弔っていくという、物悲しくも強いメッセージが感じられるアドベンチャーゲーム。今回の展示バージョンはガッツリプレイできるボリュームが用意されていたこともあってか、ところにょり氏のブースには多くの人だかりが。

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プレイアブルを触った人々は、誰もがその世界に没入し、ストーリーを楽しんでいたようだ。

なお、ところにょり氏本人にリリースタイミングについてお話を伺ったところ「来年の早いうちに出したいですね」とのこと。また、配信プラットフォームは決めかねているものの、PC版のリリースも考えているという。

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ところにょり氏公式ホームページはこちら!
ところにょり氏ツイッターはこちら!

ゆる~く遊べる新作育成ゲーム

京都のゲーム開発チームSke6は、来年春ごろのリリースを目指している新作『ことだまっち』を展示。こちらは、“コトダマ(言霊)”を食べさせて“ことだまっち”と呼ばれる不思議な生き物を育てていく育成ゲーム。

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ゲームシステムは、画面上に浮かぶハートマークをタップしてゲージを溜め、ゲージがいっぱいになったときに生まれる“コトダマ”を選択し、与えていくというシンプルなもの。

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しかしシステムはよく作り込まれており、どのような“コトダマ”を選択するかによって、“ことだまっち”が覚える言葉は変化し、また成長した姿もそれによって異なってくるようになっているという。古くからのゲームファンには、『どこでもいっしょ』と『たまごっち』を合わせたようなゲームと言えば、伝わりやすいだろうか。

キャラクターは愛らしさに溢れており、システムにもデザインにも遊び心が感じられる本作は、来春のリリースが予定されている。

『ことだまっち』公式サイトはこちら!
Ske6の公式ツイッターはこちら!

無理やり作ったとは思えないクオリティ

takaoka氏とおでーん氏の2名で構成される、木彫りの民芸品的なゲームをハローワールドにお届けする実験的開発ユニット“スカシウマラボ”が展示していたのは、和風ハクスラ『サムライ地獄 九天魔城の謎』。

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こちらは、ターンベースで進行するシステムとなっており、移動したい場所や攻撃したい対象をタップするとターンが経過する仕様。そして、敵を倒すとさまざまなアイテムがドロップする、まさしくハクスラの要素も含まれている。


公式ホームページ上では「BitSummitへの出展を目的として無理やり開発されています」とは記されているが、その実中身は非常によく作り込まれており、リリースが待ち遠しくなる一作であった。

なお、こちらのブースではデジゲー博2017にも出展されていた『WORLD FOR TWO』のサウンドトラックも発売されていた。
スカシウマラボ公式ホームページはこちら!

森で暮らすスローライフシミュレーション

『びはんとマルの森』は、11月に行われたデジゲー博 2018にも出展していたタイトル。その内容は、森を開拓していき、スローライフを送るシミュレーションゲーム。

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展示されていたバージョンでは、森の一角にさまざまな道具や建造物、キャラクターを配置、デザインして自分だけの生活スペースを作ってみるという内容となっていたが、製品版ではこのほかに、素材を集めてクラフトする要素や、森に住む人々との交流、そしてタイトルにもなっている“びはん”と“マル”が織りなすストーリーが楽しめるようになるという。

今回展示されていたタイトルの中で、個人的に注目したいタイトルナンバーワン。

『びはんとマルの森』公式ツイッターはこちら!
『びはんとマルの森』体験版はこちら!(PCのみ)

国連からの受賞歴もあるクリエイターも参戦!

サウンドノベル史にその名を刻む名作『街』(セガサターン)や、名作ローグライクとして人気の高い『不思議のダンジョン 風来のシレンGB2 ~砂漠の魔城~』でチーフプログラマーを務め、Unityユーザーから“和尚”として慕われているゲーム作家“いたのくまんぼう”氏もPIXEL ART PARKに新作デモを引っさげて出展。

いたのくまんぼう氏と言えば、2012年に世界中から集められたデジタルコンテンツの中から、優れたコンテンツを選抜する国連ベースのアワードWorld Summit Awards(WSA)を受賞したことでも日本人としても知られるトップクリエイター。受賞コンテンツは、手を使わずに顔の動きだけでページがめくれるブックリーダー『MagicReader』。

デモ展示されていたのは、『Tap Trip Town -タビスルマチ-』というタップゲーム。こちらは、タップすると街が成長するだけでなく伸びていくという、おもしろいアイデアが込められた作品。

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街がドンドン伸びていくと、ゲーム画面はニューヨークやエジプトなど、世界各地へと移っていき、まるで指先ひとつで世界旅行を楽しめるような作品になっているという。

なお、こちらのタイトルは来春リリース予定。作者様曰く「これをプレイしながら、ぜひ寝落ちしてほしい」とのこと。これをプレイしながら寝落ち出来る日がくるのが待ち遠しい!

それと、ブーススタッフのひとりとして、和服姿のさあやがいたことにビックリ!

いたのくまんぼう氏ツイッターはこちら!

ゲーム紹介:番外編

ここからは、スマホアプリとしてリリースされるかは不明なもの、またはスマホアプリではあるものの一般ではプレイ出来ないものなどを紹介していく。

・『すしぴこ』(cocopon)

“cocopon”さんがブースで展示していたゲームは、ゲームとしては市場に出ておらず、こうしたイベント時のみに利用されるという激レア作品。「これは完全に趣味です(笑)」と答えてくれたcocoponさんでは、そんな趣味から生まれた激レア作品2タイトルが遊べるブースとなっていた。

その内容はと言えば、タイミングよく画面をタップしてキュウリを落とし、レーンに乗って自動で運ばれる寿司にうまく挿すというミニゲームと、リズムに合わせて流れてくる寿司に、キュウリを挿すというミニゲーム。

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どちらも非常にシンプルではあるものの、そのお手軽感からは想像出来ないほどのインパクトは凄まじく、試遊していた人は誰もが大喜びでゲームを楽しんでいた。

すしぴこ公式ホームページはこちら!

・『ラストミュージシャン』(HIGE DRIVE)

HIGE DRIVEブースで『ラストミュージシャン』なるゲームが開発されているポスターを発見。ゲームそのものは展示されていなかったが、非常に気になったのでお話を聞いてみたところ、クリエイターユニット“Heart’s Cry”に所属し、ニコニコを始めとするネット上でも高い人気を博するヒゲドライバー氏がシナリオ・音楽を担当する、新作RPGを制作しているという。

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ゲーム内容はリズムゲーム+RPGということで、戦闘がリズムゲームとなるRPG作品になる予定だそうだ。なお、リリース予定については「2年後くらいにリリースできれば」とのこと。また、現状Steamでの配信が予定されているが、スマホアプリへの展開については未定だという。

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