【新作】愛すべきB級ホラー!!精神力が試されるリアル脱出ゲーム風探索アドベンチャー『出口鬼』

毎月開催のリアル脱出ゲームにご招待

読者のみなさんはいわゆる“リアル脱出ゲーム”に参加したことはあるだろうか。アプリを筆頭に数多く存在する脱出ゲームのテイストを、現実世界で体験できる夢のようなイベントである。

本記事で紹介する『出口鬼』は、そんなリアル脱出ゲームに招待された主人公という立場で謎解きにチャレンジするおもしろい設定だ。

操作性に難ありだがそれでも最後までプレイしてしまった3つの理由を紹介するぞ!!

進化する不気味な鬼の驚異的な追跡能力

某日某所、運営からの届いた招待状に従ってとある駅に集まった参加者たちは指定のバスに乗って山奥にある会場にたどり着く。

臨場感を高めるため公演中は手荷物や携帯電話を預け、専用スマホにリアルタイムで発信される情報を頼りに脱出を目指すというところから本作は始まる。

飾られているパネルやアヒルのオモチャなどに触れると音が鳴り、遠く離れていても鬼が迫ってくる。

会場自体がとても狭いのでどこにいても聞こえるのだろうが、それにしても感知能力高すぎるだろとボヤきたくなるレベルで襲われてしまう。

スタート地点である部屋は安全地帯なのだが、移動速度が遅いのに加えて視点移動の感度が悪すぎて俊敏な動作ができない。

あっさり回り込まれてイラっとすることもあるが、1階と2階をつなぐ隠し通路は鬼を誘導するのに役立つ。限られた対処法をフル活用して脱出方法を考えていこう!!

シンプルだけどひと筋縄ではいかない謎解き

本作の謎解きは大きくわけて3種類。ゾンビの頭部2個と2冊の本を正しい場所に戻し、会場内に隠されている番号を組み合わせて金庫から脱出用のカギを入手することだ。

運ぶべきアイテムの配置と番号はランダムなので、毎回新鮮な気持ちでプレイすることができる。

金庫はスタートする部屋の隣りにあり3桁の番号を入力することになる。

しかし、会場内で手に入れる番号が全部で6つと数が合わない。法則がわかってしまえば簡単な仕掛けなのだが、わずかな音でも追いかけてくる鬼に怯えながらの謎解きは判断力が鈍りずいぶんと悩んでしまったぞ。

すべてを引き継ぎ再開するコンティニュー

本作は3度捕まるとゲームオーバーになり、最初からやり直すとアイテムの配置どころか苦労して解読した番号までもがシャッフルされてしまう。

正直、操作性が残念すぎるゲームでの周回プレイは過酷。そこでオススメしたいのがゲームの進行状況をそのまま引き継ぐコンテニューだ。

たとえば、ゾンビの頭部を抱えたまま捕まったときはそのままスタート地点から再開。持ち帰るのがきびしいときは潔く捕まるという選択も攻略法のひとつだろう。

バーチャルパッドをもう少し大きく、視点移動は画面全体をフリックする方法に変更してくれるだけで本作は遊びやすくなる。

操作性の改善は必須だと感じるが、所見でも1時間程度でクリアーできる手ごろなボリュームとリアル脱出ゲームをテーマにしている点など見どころは十分ある作品だぞ。

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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出口鬼

対応機種	iOS／Android
価格	無料

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ジャンル	アクション
メーカー	Studio Kingmo
配信日	配信中
コピーライト	© 2018 Studio Kingmo