【配信開始】オフライン版で再登場!中田ヤスタカ音楽プロデュースの新感覚アクションパズル『DJノブナガ』
2019-03-28 18:31
2018-07-14 12:00 投稿
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DJノブナガ
スクウェア・エニックスから2018年7月に配信予定の新作スマホアプリ『DJノブナガ』。
本作は、サウンドプロデュースにPerfumeやきゃりーぱみゅぱみゅのプロデュースで世界的に有名な中田ヤスタカ氏、キャラクターデザインに『OH!スーパーミルクチャン』などで知られる田中秀幸氏を起用。さらに『GROOVE COASTER』などで知られる石田礼輔氏がゲームデザインをてがけるという、豪華クリエイター陣によって制作されている。
▼『DJノブナガ』体験会の様子
今回、この3人によるクロストークが実現。『DJノブナガ』というこれまでにないタイトルを作るにあたってどのような苦労があったのか、その開発秘話をうかがった。
――『DJノブナガ』の開発がスタートして3年とのことですが、ここまでを振り返ってみていかがですか。
石田礼輔(以下、石田) やっときたか、という感じですね。スタートしたばかりのかなり中身のない状態から、おふたりにはかなり無茶振りに近いお願いもしましたが、ようやく完成にこぎつけました。開発当初の横画面でゲームを作っていたころに、中田さんと田中さんから「縦画面にはしないんですか」と意見をいただいたこともありましたし、そういう面でもいろいろとお世話になりました。
田中秀幸(以下、田中) そういえば最初は横画面でしたね。
石田 おふたりもそうですし、チーム内でも同様の声があったんです。けっこう指を動かすゲームなのでけっきょく両手持ちになるかな、ということで横向きにしていたのですが、実際縦にしたほうが遊びやすかったので、いまの形になっています。ほかにも、当初は画面上のキャラクターが実際にアクションしていたこともありましたね。
――ぜひ詳細をお聞かせください。
石田 プレイヤーがなぞった星を、キャラクターがジャンプして直接取りに行く演出があったんです。見た目はいいんですがテンポが若干悪くなるため、これは社内でも意見が割れましたね。最終的にはレスポンス重視の意見に寄ったのと、さらに中田さんに「これ跳ばなくていいんじゃないですか?」と言っていただいたのもあって、現在の形になりました。
中田ヤスタカ(以下、中田) 僕のは単に遊んでみての感想ですね。
――おふたりにお話を持ちかけた時点で、『DJノブナガ』というタイトルは決まっていたのでしょうか。
石田 はい。当時はまだ仮称の段階でしたが、タイトルや世界観は決まっている状態からお願いしました。
田中 最初に依頼があったときにはまだ仮題で、「音楽:中田ヤスタカ氏に打診中」となっていたんです。でも何かおもしろいことになるのかな、という予感はありましたね。まったくイメージは付かなかったのですが(笑)。
――戦国武将とDJをミックスしたデザインをするということで、なにか苦労した点はありましたか。
田中 苦労したのはどういうテイストのキャラクターにするか、という点ですね。最初は方向性を決めるためにノブナガだけをたくさん作ったりしていました。この感じでいきましょうと方向性が決まってくれば、あとはどんどん出来上がっていきました。
石田 最初はノブナガとお市、黒田官兵衛と武田信玄、千利休あたりを作っていただきましたね。
田中 最初はちょっと方向性などを探っていたんですよ。頭身が高めだったりとか。
――中田さんはすべての楽曲を担当されているとのことですが、これはステージBGM以外も含まれるのでしょうか。
石田 全部ですね。ガチャやシステム画面もそうです。
――中田さんはこれらの楽曲を制作する際、意識したことはありますか。
中田 まず最初に『DJノブナガ』の基本となる曲を作って、そこから横に広げていきました。せっかく『DJノブナガ』というタイトルがあるのに、そこら中でかかっているような曲じゃつまらないじゃないですか。この世界観を確立する意味もあって、独自のバランスのものを最初に作っていきました。それでステージの楽曲をひと通り作り、あとは同じモチーフでテンポを変えながらマップ画面の音楽を作ったり、という感じです。
――実際にプレイしてみて、お三方の推しポイントがあれば教えてください。石田さんはいかがでしょうか。
石田 ぼくはこのゲームで、ステージ構成をステージごとにまったく違うものにするということをやりたかったんです。スマホゲームって同じようなステージをくり返して成長していく、という構成が多いと思うんですが、そろそろその流れを変えたいなというのがありました。ゲームのルールをギリギリまで緩くして、ステージごとにぜんぜん違うプレイ感覚になるようにしているのですが、ここはぜひプレイして体験してみてほしいですね。
中田 どんなものがあるんですか?
石田 例として、シューティングゲームのようになっているステージがあります。本作では流れてくる星をなぞったあと、指を離すとその星が弾けるんですが、そのときに周囲のものを爆発に巻き込むことができます。これを利用して、流れてくる星を発射して当てていくような感覚で楽しめるステージを作っています。
――それはかなり大胆な作りですね! ぜひ遊んでみたいです。
石田 ミニゲーム集のように、ステージごとに基本のタッチ操作はいっしょなんですが、ルールが違って見えるくらいに変えたかったんです。あとはパズル的に考えて消していく思考型のステージとか、アクション寄りで出てきたものをひたすらバンバン消していくようなステージだとか、いろんな構成を考えています。
――続いて、中田さんのイチ推しポイントをお願いいたします。
中田 ゲーム音楽はいろいろあると思うんですが、いちばん違うのはプレイヤーによって聴ける構成が変わる点ですね。例えば僕が作った曲そのままになる人もいれば、同じところをグルグル回る人もいるし、先へ飛ぶ人もいるかもしれない。違うステージで同じ曲がかかったとしても同じにならないことが多いと思います。そこは新鮮に感じてもらえるんじゃないでしょうか。
――こうした特殊なBGMを作るにあたって、楽曲制作時に何か苦労はありましたか。
中田 ダンスミュージックにはループが多いとはいえ、ふつうは曲の構成が決まっているんですよ。今回は、変なところで切り換わったな、とか意識させてしまってはいけないので、そこに気をつけましたね。あとは効果音を曲の一部に聞こえるような音階にしてもらったり、スマホのスピーカーで聞いた場合でも、曲の印象が変わらないようにしたりと、そういう部分にも手を入れています。
田中 このゲームはよく考えたらすごく考えられている、みたいなところが多いんですが、ただ遊んでいるだけでは気づかないところにあるんです。でもそのおかげで、プレイしているとなぜか気持ちいい。もちろん気づかなくても楽しめるんですけど、意識してみるといろいろな発見があると思います。
石田 音のシステムは田中さんがおっしゃった通り、ふつうにやってると気づかないです。無理やり気づかせようとすると、その分そこに違和感が加わってしまうんです。きちんと切り替わらないほうが変わったことがわかりやすいんですが、それだと音として気持ちいいわけではなくなってしまう。知らず知らずのうちに気持ちよくなれることを目指しています。
中田 偶然に聞こえる感じがいい、というのを目指しています。たまたま自分の調子に合わせた曲がゲーム内で流れている、という印象にしたいですね。駐車場に車を入れたときにちょうど曲が終わるような、ああいう気持ちよさを目指したいです。
田中 メディアアートだとそこをやりました、と全面に押し出していくんですけど、その点このゲームは奥ゆかしさがありますね(笑)。
――いまのお話にもあったような、目立たないこだわりがほかにあれば教えてください。
田中 ビジュアルやキャラクターはゆるさにこだわっています。考え抜いたデザイン、というよりも親しみやすさのあるデザインですね。そういう意味ではけっこう適当です(笑)。送られてきた武将の資料をみて作ることもあれば、何も見ないで作ることもあります。
石田 じっくり見てくれというのもヘンなんですが、1体1体の表情やポージングにすごく性格が出てるんですよ。プレイ中はサラッと見逃しちゃいがちだと思うんですが、すごく味わい深いので、たまには1体1体をじっくりと見ていってほしいですね。
石田 武将は今のところ150体用意してあって、田中さんのお力を借りながら増やしていこうと思います。楽曲も追加していきたいと思っていますが、いかがでしょう。
中田 実際にゲームを遊んでいく中で、僕もやりたいことが出てくると思います。
石田 どこに入れたいというのがあれば、そこは柔軟に対応できます。
――コラボの予定はあるのでしょうか。
石田 『FINAL FANTASY XV』コラボをやります!キャラ無しで、音楽のみのコラボイベントですね。みんなが聞けばわかるようなBGMを、中田さんにリミックスしていただいた、レアリティの高い曲になっています。
――それは楽しみです! ほかに石田さんの過去作とのコラボなどはあるのでしょうか。
石田 そこも考えていきたいと思います(笑)。
――『DJノブナガ』を今後運営していくにあたって、やってみたいことなどがあればお願いいたします。
石田 中田さんに作っていただいたBGMが、1ステージであればこの曲とこの曲、2ステージ目はこの曲、というように、決められたセットの中で変化していくようになっているんです。いずれはその垣根を超えて曲を変化させてみたいですね。たとえば連戦のときに曲が切り替わる、という感じができたらいいな、と思っています。もっと欲を言えば、連戦じゃなくても1ステージの中でセットの違う曲に切り替わるという風にしたいです。
中田 どうぞどうぞ。
石田 あ、いいんですか? 中田さんは自分の曲をいじられることにあまり抵抗がないですよね。こちらはこんな感じでやっていいのか、と恐る恐るやっているんですが。
中田 DJって人の曲をいじりまくってますから(笑)。
田中 こちらも、いろんなキャラクターを作っていけたらいいですね。武将以外にも発展していくといいかなと(笑)。
石田 このゲームはなんでもアリなので、そういう発展のしかたもアリです(笑)。
田中 あとはこれだけいろんな素材があるので、ゲーム以外のイベントやコンテンツもおもしろいものが作れるかなと思います。PVにあったようなアニメもそうですし、リアルイベントも見てみたいですね。
石田 クラブイベントなんかもできそうですね。
中田 石田さんがDJするんですか?
石田 そこは中田さんにお願いしたいです!
――最後に、ユーザーの皆様へのメッセージをお願いいたします。
石田 まずは、おまたせしてすみませんでした。延期になった理由としてはゲームをもっとおもしろくしたいというのがあって、最初からパズル感をなるべく出した構成にしています。そのぶんテクニックに関わらず変化が楽しめる難易度にしてあります。お待たせしましたが、もうちょっとだけお待ち下さい。
中田 こういうゲームにトータルで関われたのは初めてなので、僕自身も楽しみにしています。
田中 世界観が何から何までわけのわからないナゾのゲームだと思いますが、やってみれば気持ちよくて新しいゲームだと思うので、ぜひ遊んでみてほしいです。
石田 シナリオもほかのゲームとは違うノリなので、ゲーム自体がナゾなところはありますね(笑)。
田中 ナゾなんですけどやりだすとすごく気持ちいい、いままでの枠にとらわれないゲームです。とにかく試しにやってみてほしいです。
対応機種 | iOS/Android |
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価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | アクションパズル |
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メーカー | スクウェア・エニックス |
公式サイト | http://dj-nobunaga.jp/ |
公式Twitter | https://twitter.com/DJ__NOBUNAGA |
配信日 | 配信終了 |
コピーライト | © 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. |
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