DJバトルと戦国武将の化学反応が生む爽快パズル!『DJノブナガ』プレイ体験会リポート&開発者インタビュー

2018-06-15 16:00 投稿

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DJノブナガ

DJ×武将の新感覚アクションパズル!

2018年6月5日、東京・新宿のスクウェア・エニックス本社にて『戦国アクションパズル DJノブナガ』(以下、『DJノブナガ』)のプレイ体験会が開催された。

DJノブナガ

『DJノブナガ』は、中田ヤスタカ氏や田中秀幸氏らが携わるスマホ向けアクションパズルゲームで、2018年7月に配信が予定されているアクションパズルゲームだ。



このプレイ体験会では開発中のアプリを使用した体験プレイや、YouTuberによるマルチプレイ実演、本作プロデューサーの柴貴正氏、同ディレクターの石田礼輔氏らによる質疑応答が行われた。

本記事では体験プレイにて明らかになった最新のゲームシステムと、開発者への質疑応答についてお届けする。

ゲームシステムも明らかに!

まずはこの体験会で明らかになった、『DJノブナガ』のゲームシステムとプレイの流れについて紹介していこう。

本作のメインとなるゲーム部分は、ステージクリアータイプのアクションパズルゲーム。

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プレイヤーは4人の“ブショー”からなるチームを編成し、日本中で待ち構える敵ブショーに“DJバトル”を挑んでいく。

“オダノブナガ”や“トクガワイエヤス”といったおなじみの戦国武将の名を冠したブショーたちが、合戦ではなくDJバトルで戦っていくという、一風変わった設定が魅力の作品だ。

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パズル部分のルールは簡単で、画面上に流れてくるインスピレーション(星のマーク)を指でなぞって消していくだけ。誰でも直感的に遊べるゲームとなっている。

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▲インスピレーションは上から流れてくることもあれば、左右に流れることも。列の形もさまざまで、見ているだけでも楽しめてしまう。

インスピレーションをなぞった後に指を離すと、それまでになぞったインスピレーションが弾けて消える。

さらに、離れた場所にある同じ色のインスピレーションをまとめてなぞることで、チェインの数を増やすことが可能だ。

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▲この場合指を離さずになぞれば、水色のインスピレーションを8つまとめて消すことができる。

もうひとつ重要なテクニックが、巻き込みコンボ。

画面上に浮かぶ顔のついたピースは、インスピレーションが消える際の爆風を当てることで誘爆させることができる。

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▲この巻き込みコンボをうまく使えば、より効率よく相手のDJブショーにダメージを与えることが可能。

流れてくるインスピレーションを素早く正確になぞりつつ、タイミングを見計らって指を離し、コンボを繋げていくのが本作の醍醐味。

どの色のインスピレーションを優先してつなげていくか考えながらプレイすれば、状況に応じて切り替わっていくBGMもあいまって、楽しくも緊張感のあるバトルが楽しめるぞ。

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お気に入りのブショーを育てて強敵に挑め!

DJバトルに勝利するにはプレイングだけでなく、ブショーの育成も必要になる。

本作ではゲーム中に集めた素材で、ブショーのレベルアップや覚醒を行うことが可能だ。

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▲育成を進めればブショーのステータスやスキルがパワーアップし、より強力な敵ブショーとも戦えるようになる。

本作にはクリアーすることで報酬が獲得できるイベントや、全国のユーザーが育成した武将たちと戦えるバトルステージなど、育成したブショーが活躍できる場が多数存在する。

カジュアルに遊びたい人はもちろん、やりこみ派のプレイヤーも満足できる作品になりそうだ。

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マルチプレイも白熱!

今回の体験会にはゲームメディアのほか、人気YouTuberのコスケ氏、ダチョー氏、ねてて氏らも参加。

イベントの“ホンダタダカツ降臨”をプレイし、その感触を語った。

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▲左からコスケ氏、ねてて氏、ダチョー氏。
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▲マルチプレイは最大4人まで対応。空いた枠には柴氏と石田氏が交代で参加しながら進められた。

各YouTuberからのコメントは以下の通り。

コスケ氏

高校時代に中田ヤスタカさんの曲を聴いていたので、いい意味で高校時代を思い出せました。スマホだけに収まりきらないイメージだったので、タブレットでもプレイしたいですね。ふだんゲームをするときはサウンドをオフにしているんですが、今回の『DJノブナガ』は音を出しながらプレイしたいです。

ダチョー氏

最近のソシャゲって作業するだけというのが多いんで、僕としてはそうじゃなかったのが嬉しいです。個人的には難しいイベントステージをやったときに「あ、これ楽しいな」って思いました。最初の簡単なステージでやめちゃう人がいないかっていうのが不安です(笑)。

ねてて氏

楽しかったです。やっぱりイベントバトルの中級からおもしろく感じられました。上級になったとき、プレイングでカバーできる範囲をさらに超えた攻撃がきちゃうと「これは育成が必要だな」と感じられました。育成のしやすさも重要になると思いました。

開発者インタビュー

体験会の最後には、柴氏・石田氏両名による、メディア合同での質疑応答が開催された。

ここからは、その内容をお届けする。

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▲ディレクターの石田礼輔氏(写真左)とプロデューサーの柴貴正氏(写真右)。

――本作が出来たきっかけを教えてください。

 タイトーの石田さんとゲームを作ってみたい、という気持ちが最初にありました。そんなときに中田ヤスタカさんとゲームを作ることが決まったので、そこをマリアージュさせて何か化学反応が起きれば、というところで今回のプロジェクトが始まっています。

こうしたビーカーにクリエイターという薬品を入れるところまで僕の仕事です。僕は歴史が好きですが、開発がスタートした当時、石田さんは歴史にはまったく興味がなかったんです。しかし、ここで「おもしろい化学反応が出ないかな」と歴史要素を入れてみたり。

その結果としてこれがアウトプットされているというのは、ある意味狙い通りでもあります。僕の仕事としてはいいものが出来上がったと思っています。

――本作は当初2017年秋のリリース予定となっていましたが、延期された理由をお聞かせください。

 ある程度作ってみて、おもしろくなかったので作り直しました。

石田 もともとのバージョンだと練習ステージが長くて、まきこみコンボの快感を味わえるまでが長くなっていたんです。でも実際にやってみると、みんな練習なしでもすぐに遊べている。それで後半のおもしろいところを全部前倒しにして、難しくはならないように、でも“まきこみコンボ”の楽しさは味わえるように調整を重ねてきました。ゲームの基本のところはそんなに変わっていなくて、バランス調整とUIのブラッシュアップがメインの延期理由ですね。

――想定されているユーザー層を教えてください。

石田 僕のイメージ的には、ヴィレッジヴァンガードが好きな人(笑)。あとはふつうのものに飽きちゃった、みたいな人ですね。ちょっと変わったものをやってみたい方にぜひ手にとっていただきたいです。ゲームの内容としては平和的なものなので、お子様からぜひ遊んでいただきたいです。

 本作も、ゲームのリズムはソーシャルゲームの文法を踏襲していますが、最近のソーシャルゲームってみんな文法で世界観を組んじゃうクセがあるんです。ランキングを意識しつつオリジナルでやるとそうならざるを得ないところはあるんですが、そうじゃないことも考えてみなきゃな、と。

ファミコンやスーパーファミコンの時代は、いろいろなジャンルのゲームがあったと思うんですよ。でもいまはどうしても数字が見えてしまうのでそっちに行かなくなってしまう。

でもそこにもマーケットやおもしろさはあるので、ちょっとカオスでオリジナルのおもしろいもの、全方向に向いているけど毒がある世界観を作るべきだな、と。冒険ではあるんですが、そういうのをやってみたい気持ちや矜持があってこの世界観にしています。

――DJと戦国武将という珍しい組み合わせですが、この発想はどこから出てきたのでしょうか。

石田 もともとプレイ内容によって曲が変わっていく仕組みがあって、その音の変化を楽しみながら遊べるバトルゲームというのがスタート地点でした。それを表現する単語として“DJ”があって、DJとしててっぺんを目指していく、という内容です。

でもそれだけだとおもしろくないし、オリジナルのDJでは強さがよくわからない。ならいっそ武将にしたらおもしろいんじゃないかと。武将なら「織田信長なら強いんじゃないか」というのがわかりやすいですしね。

後はノリですね(笑)。“DJノブナガ”という単語が生まれたときに、「これ面白くない?」というインパクトで決めたところがあります。

戦国時代のさまざまな逸話をベースにシナリオを書いているのですが、その中で「戦国時代の戦が実際にDJバトルで進行していたら、こんな会話があったんじゃないか」とか、「この逸話はDJバトルの世界だとこういう感じだったんじゃないか」とか、解釈が変わってくる部分があります。

戦国武将ファンが見たら「こう変えてきたんだ」と楽しめますし、また現代的な世界観なので、戦国時代や武将をを知らない人でも楽しめるんじゃないかと思っています。

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――ユーザーに注目してほしいポイントがあればお願いいたします。

石田 ステージ構成が、各ステージごとに変わってくるところですね。今回はまだ最初の数面しかプレイいただいていないと思うんですが、最初は上から星が降ってきていたのが、つぎは横から出てきて……と、どんどん変化していきます。

「つぎのステージは何が起こるんだろう」とワクワクしながらプレイしてほしいですね。すごく大変なんですけど、そろそろこのような作りかたが必要になる時代かなと。

 本作でも育成は大事な要素ですが、ソーシャルゲームだと育成がメインになって、プレイングがあまり注目されないところがあると思います。どんどんプレイングが変わっていて、プレイングがよりおもしろくなり、プレイングでなんとかステージをクリアーしていくというのが、今作でやりたいことです。

先の質問にも関係してくるんですが、リリース延期の裏でコソコソといろいろなアクションギミックを作っていたりしました。ぜひそれを遊んでもらえれば、と思っています。

――今後楽曲やキャラクターも増えていくかと思いますが、登場するキャラクターは戦国時代の武将が中心になるのでしょうか。

石田 年代は一応、ほかの“戦国”と名の付くゲームで違和感なく出せてるものは出していいかな、と思っています(笑)。戦国ゲームでも「こいつ戦国なの?」というキャラも登場することがありますが、そういうのはアリじゃないかな、と。

――サウンドトラックや音楽系のリアルイベントなど、音楽コンテンツとしての展開は予定されていますか。

石田 昨年“YYY(ワイワイワイ)”というライブイベントを“Presented by DJ ノブナガ”という形で開催しました。こういう展開は今後もやりたいですね。

 コラボの話は大手エンターテインメント企業だったり芸人さんだったり、いろいろ出てきています。なんでも許してもらえるカードなんですよね。

――サウンドだけというわけではない、と。

 ソーシャルゲームのコラボってどうしてもアニメやゲームばかりになりがちなんですが、それ以外にもいろいろコラボできるよね、というのを見せられればと。、おもしろい化学反応を起こそうと思っています。

――キャラクターデザインも特徴的ですが、こちらのグッズ展開は予定されていますか。

 出しますよ。出します!

石田 僕が欲しいのはフィギュアなんですけど、服とかバッグとかも欲しいですね。この前、田中さんにキャラクターがズラッと並んでいるところを見せていただいて、「これバッグになったらいいですね」と話していたんですよ。

 後は何がいいんでしょうね。“お~いお茶”とかどうですか? 千利休とコラボで。

石田 伊藤園さん側がいいと言ってくれれば(笑)。

 何でもござれでやりたいと思っています。

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――最後に、これから『DJノブナガに触れる皆さんにメッセージをお願いします。

 パズルではありますがアクションの要素もあるゲームなので、プレイングを見せていく大会はあってもいいと思います。YouTuberさんにも遊んでもらって、“プレイングがおもしろい”という要素を作っていければ、うまいプレイヤーが有名になってくれればいいですね。

石田 個人的にはクラブでみんなでやってほしいですね(笑)。みんなでプレイしながら演奏されていくような感じで。

 中田さんが実際に曲をかけている横でプレイングしたりね。「あいつのプレイはすごいなぁ」と見てて楽しめるようなのはやりたいですね。

DJノブナガ

対応機種iOS/Android
価格無料(アプリ内課金あり)
このゲームの詳細を見る
ジャンルアクションパズル
メーカースクウェア・エニックス
公式サイトhttp://dj-nobunaga.jp/
公式Twitterhttps://twitter.com/DJ__NOBUNAGA
配信日配信終了
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