【新作】弱肉強食の世界を動物たちが全力で生きるサバイバルアクション 『ワイルドクラフト：ワイルドシムオンライン』

獣を狩り家族を築き本能のまま生きる野生の王国

虚偽にまみれ互いを罵り合う人間のような醜い争いはいっさいなく、本能のままにその生命を燃やしていく野生動物たち。その1部となって生きるための術を身に着け、家族を築いて繁殖させていく。

それが本記事で紹介するマルチプレイ対応のサバイバルアクション『ワイルドクラフト：ワイルドシムオンライン』だ。

ゲームとしてできることは限られてはいるが、集約されたシンプルで直球な設計こそまさに本能。ウサギやニワトリ、シカやクマなどを狩り、大自然を生きる動物たちの頂点を目指せ!!

生命の源となる獲物を嗅ぎ分け襲いかかるハントモード

緑溢れる草原の片隅で狼の子として産まれ、親から狩りの基礎を学び誰の手も借りず生きる道を歩み出す。

本作にはワイルドプレーンズ、ファーム、冬の森、3段階の推奨レベルが設定されたフィールドがあり、それらを自由に行き来しながら獲物を狩っていくアクションゲームだ。

野生動物のアクションには獣を狩る攻撃のほか、相手の位置を視覚化する臭覚（遠吠え）と唸り声であげて硬直させる威嚇、ダッシュとジャンプがあり、画面の右下に集約されたボタンで簡単に使い分けることができる。

力尽きても拠点からリスタートするだけでなので、少々格上の相手にも気楽に挑めるのもうれしいポイントだ。

臭覚を使うと野生動物のいる位置が赤く表示され、そこに近づくことで対象の種別とレベルが画面上部に表示される。

格上の相手でもニワトリやウサギなど逃げ回るタイプであれば、それを追いかけて仕留めることができるのでレベル上げには最適。数値化された情報と身を持って知った経験を重ね、大自然で生きていく術を修得していこう!!

相棒と出会い子を繁殖していく本能のライフワーク

レベル5になるとフィールドのどこかに緑色に輝く獣が出現。それに挑み制することで異性であり狩りを助けてくれる重要な相棒を獲得することができる。

この相棒を使えばプレイヤーを囮役にして野生動物を連れ回し、それを背後から攻撃させる連携プレイも可能。走り続けるとスタミナが減ってしまうので、威嚇で足止めしてこまめに回復しながら格上の獣を狩るなんてこともできるようになっていく。

また、レベル10まで育てると新たな生命を宿し、狩りを進めることで家族を増やすことができる。

とくにそうした描写はなく唐突に身ごもるのだが、産まれる直前に拠点で休むことを促され、その瞬間に立ち会うことで“守らなければ”という使命感が湧いてくるのだ。

1匹狼だったはずが相棒と出会い、気づけば守るべき小さな命まで手に入れる。

生きるために野生動物を狩り食らっていくシンプルなライフワークが、そうした環境の変化を経験することで何倍も興味深いものになっていく。

終わりがなく単調に感じられる場面も多い本作だが、そのスローライフもいいかも知れないと感じられるはずだぞ!!

拠点や自身を着飾りビジュアルと楽しむカスタム要素

野生動物を狩ったときに得るコインは拠点に飾るオブジェ、毛なみや目の色、帽子や洋服といった多彩なアバターが詰まった宝箱を購入するのに必要なもの。

これらはいずれもゲームに影響を与えるものではなく、あくまでもプレイヤー自身が楽しむためのおまけ要素だが、とくに子どもが産まれてからの着せ替えはそれを愛でるだけでも十分な価値を与えてくれる。

また、レベルアップすることで攻撃力や移動速度など、3種類のステータスを自由にカスタムすることができる。

オンラインを使ったマルチプレイでは高レベルのプレイヤーとマッチングすることも多く、本来ソロでは狩ることができない格上の野生動物を仕留め、経験値が詰まった肉を分けてくれるやさしいプレイヤーにたくさん出会えた。

もちろんこれは相手の気持ち次第、根こそぎ狩られて途方に暮れてしまうこともあるが、そんな光景も弱肉強食な野生の王国なのだから当たり前。

一期一会を大切にこの大自然を謳歌してもらいたい!!

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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