【新作】本の世界から脱出せよ!!複雑に入り組む至高の謎解きアドベンチャー 『Rime』

2018-06-25 13:35 投稿

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Rime

人肌恋しくなる雪に覆われた密室へ

年代物の洋書に記されていたのは洋館と言うには大げさな古びた小さな建物。何か大きな力が封じられていたのか、手を触れた男はいままさに目にした建物の中で目を覚ます。

本作で紹介する『Rime』は雪の降る光景を窓ごしに感じながら、もとの世界へ戻る方法を探していく脱出ゲーム。

目に映るすべての記号には必ず役割があり、手に取るアイテムには思いがけない用途が隠されている。

幾多の謎と解いてきた腕に自身のあるプレイヤーにも自信を持ってオススメできる1本だ!!

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ゲームの見どころ
●背景に紛れて身を潜める巧妙な仕掛け
●伏線を回収し真実につながるマルチエンド

背景に紛れて身を潜める巧妙な仕掛け

本の1ページに記されていた建物に迷い込んでしまったという冒頭の描写以外、いっさいストーリーは描かれず密室に放り出される。

本の中に閉じ込められたという大前提があるため、施錠された玄関から逃げ出せたとしてもそれが解決策ではないという行き場のない閉鎖的な現実から不安感がどんどん高まっていく。

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ゲームの舞台はエレベーターを備えた2階建ての建物。電気ボックスを連想させる鉄製の箱や施錠された木箱や引き出しなど、基本的なアプローチは慣れ親しんだ脱出ゲームに近い無機質な世界観だ。

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本作では多くのキーワードが最初から目の届く範囲にあるため、どこで役立つものなのか戸惑いやすい

記憶力のいい人には何てことないだろうが、筆者はメモ帳を片手に片っ端から書き記してはアレコレ試行錯誤のくり返し。

いまどき何だかアナログ的でかっこ悪く聞こえるだろうが、そんなプレイスタイルが当たり前だったファミコン世代にはとても居心地のいい密室体験だった。

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また、この密室に没入しやすかった大きなポイントが、目を凝らして探さないと見落としてしまいそうな背景に溶け込んだキーアイテムの存在だ。

頭につけたままのメガネを探す王道なボケよろしく、日常で捜し物をしているとき、目の前にあるのに気づかず右往左往してしまった恥ずかしい経験が1度や2度はあるだろう。

“そんなところに”と思わず声を出してツッコミたくなる巧妙な仕掛けが多く、小さなスマホの画面で遊んでいることを忘れて密室空間に浸ることができたぞ!!

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伏線を回収し真実につながるマルチエンド

本作はゲーム終盤で1度、バッドエンドにつながる重要な分岐点を迎えるのだが、多くの場合それを見抜くことができない。

しかし、そこに至るまでには危険を回避するいくつかの伏線があり、筆者はバッドエンドを迎えた瞬間すべての謎が解けると同時にトゥルーエンドへの重要なヒントに気づくことができた。

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おそらくプレイしていく過程で“あれは関係なかったのか”と、気になる未回収要素がいくつかでてくるだろう。

ゲーム冒頭と2種類あるエンディングでしか物語は語られず、基本的にはプレイヤー自身の想像力で補完することになるが、1度バッドエンドを経験して自分なりに考察することで物語を紐解く大切なヒントがあったのだと理解できるだずだ。

バッドエンドは大切な体験のひとつ。

そこで諦めず気になるポイントを再度確認しながら、トゥルーエンドへの道を切り開いてもらいたい!!

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P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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Rime

対応機種iOS/Android
価格無料
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ジャンルアドベンチャー
メーカーIzumiArtisan
公式サイトhttp://izumi-artisan.com/rime/
配信日配信中
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