死ぬことができない幽霊の町で起こる日常と動乱を描いた次世代ノベルアプリ『ghostpia』

2018-06-06 16:42 投稿

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ghostpia

読んで、見て、聞いて楽しむ新感覚のノベルアプリがこれ!

『ghostpia』は、デジタルノベル制作ユニット”超水道”による“デンシ・グラフィックノベル”。超水道は2008年に大学生が立ち上げた創作チームで、『ghostpia』は8作目に当たる。

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本アプリは2014年にリリースされたものであるが、つい最近、アップデートにて新エピソードが追加され再び注目が集まっている作品なのだ。ノベルアプリとしては、ほかのアプリと一線を画すクオリティで、内容はもちろん、ユニークな表現方法で物語を楽しめるというのも評価が高い理由。

ようやく第4話が配信されたとあって、首を長くして待っていたファンの方も多いのではないだろうか。ということで、まだ本作に触れたことのないという方に、そんな『ghostpia』の魅力をご紹介する。

ゲームの見どころ
・まるでマンガを読んでいるかのような豊富な挿絵と演出
・幽霊の街を舞台とした独特な世界観と痛快なストーリー

まるでマンガを読んでいるかのような豊富な挿絵と演出

本作の大きな特徴は、“デンシ・グラフィックノベル”という言葉に集約されている。

小説などを読んでいると時折挟まれる挿絵。この挿絵となる部分が、本作ではこれでもかというほど差し込まれてくる。

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同じシーンのなかでもコマ割りでイラストが挿入されたり、話が展開していけばどんどんとイラストが変化していく。ほぼマンガに近いような表現となっているのだ。

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挿絵が豊富にあることによって、情景を理解しやすく、没入感も半端ない。一度に表示される文字数も少ないため、どんどんと読み進めることができるのでふだん文字を読まないひとにもやさしい。

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これに加え、効果音や美しいBGMが効果的に使われているため、もうここまでくるとアニメを見ているかのような錯覚に陥る。これが“グラフィックノベル”と冠する所以であることが分かるだろう。オートセーブに対応しているため、どこで読むのをやめてもいいのだが、どうやっても途中で止めることができなくしてくれる。イラストのゆるい空気感もストーリーにマッチしており、物語を彩るエッセンスは、十二分に用意されているのだ。

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幽霊の町を舞台とした独特な世界観と痛快なストーリー

さて、上記の挿絵イラストを見ているだけだと、和やかなほのぼのストーリーが展開されるのではないかと感じるとおもうのだが、これをいい意味で裏切ってくれる。

物語の舞台は、死ぬことができない人間のようなものが住む“幽霊の町”。

街には1024人と決まった住人がおり、増えることも減ることもない。この町では怪我をしても、しばらくすれば治ってしまうし、殺されてもなぜかゴミ捨て場から生き返ることができる。

もっとリアリティのある青春ストーリーかと思いきや、かなりファンタジックな設定に不覚にもそそられてしまった!

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主人公である、“小夜子”は、町の住人のひとりではあるが、ひきこもりがち。気にかけてくれる友人もいるようだが、心を開ききれずにいた。その理由には本人も覚えていない彼女の大いなる秘密が関係しているようだ。

この不可思議な町には、ミサイルが刺さっており、そこには住人の名前が刻まれている。町にも大きな謎があり、その謎に迫っていくという話にもワクワクするのだが、住人たちひとりひとりが抱えるさまざまな事情にもフォーカスされていく。

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住人のひとりである小夜子は、見た目からして陰のある感じだが、基本的にうじうじしており、読んでいるほうもやきもきしてしまう。しかし彼女はこれを吹き飛ばしてしまうほどの大きなパワーを持っており、彼女が活躍する様は、快感にも似た感情を引き起こしてくれるのだ。

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小夜子の行動はときに暴力的で、残虐なストーリーをもたらしてくれる。殺しても死なない幽霊の町だからこそ成立する凄惨な出来事は、イラストの和やかさに反するギャップとなり物語に夢中させてくれる。

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また物語を進めていくと登場人物も増え、引きこもりがちだった小夜子に変化をもたらしてくれる。ある種スーパーヒーローのようにふるまう小夜子に、釘づけになってしまうこと間違いなしだ。

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本作は連載形式で進められており、冒頭でも述べたように、現在4話まで配信されている。

全10話+αで構成されるため2014年から現在までのアップデート頻度を考えると完結はまだまだしなさそうだが、これは続編を待ち続けてもいいとおもうくらいの魅力があると感じた。

現在配信中のストーリーは、大きな意味での謎は解かれていないが、1話ごとに基本的に完結しており、単体で読んでいても問題なく、すべてに各々違ったエキサイティングな事件が待っている。たしかに続きは気になるところだが、“続き”が読みたいだけではなく、“もっと”読みたいという気持ちにさせてくれる。

なお『ghostpia』のアプリ版は、現在iOS版のみ配信中であるがNintendo Switch版の開発も進められているとのこと。もっと多くのひとに届けたいそんな作品となっているので、あなたも読んで魅力を感じたならばぜひ友だちに勧めてみてほしい!

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対応機種iOS
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ジャンルアドベンチャー
メーカー超水道
公式サイトhttps://ghostpia.xyz/
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