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理想の彼女と同棲できる!!『ふたり暮らし』を手がけた開発陣が描くMRのある生活とは?

2018-05-18 13:16 投稿

複合現実がもたらす新たな空間の提案

2018年5月17日、国内最大級のグラフィックソリューションサービスを提供するキラリトは、ARとVRが融合するMR(Mixed Reality)を活用した、彼女が自分の部屋にいる気分を味わえるiOS端末向け癒やし体験アプリ『ふたり暮らし』の無料体験版をリリースした。

本記事では『ふたり暮らし』が今後どのように進化していくのか。代表取締役の松尾澄子氏と企画開発部部長の榊原健祐氏が目指すMRの未来予想図を、フリーライターの深津庵が聞いてきたぞ。

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▲左から代表取締役松尾澄子氏、企画開発部部長チーフプログラマー榊原健祐氏。
【キーキャラクター篠崎唯プロフィール】
●誕生日:7月26日、年齢:18才の大学1年生、身長:160cm、血液型:O型
●担当声優:小松未可子
「運動は得意じゃないけど体を動かすのは好き!音楽も好きだけれど絵はちょっぴり苦手。友達からは笑いの沸点が低いってよく言われちゃう」

身近に感じてもらえる異性の存在

――キーキャラクターとなる篠崎唯をデザインしたコンセプトは?

松尾澄子氏(以下、松尾) 当アプリを開発する最初のきっかけは、モバイルでVRができる時代に入ったことでした。VRができるならARを、さらにMRだって可能なんじゃないか、と。それが実現するのであれば、キャラクターを自分の部屋に出現させたい。まさに、今回リリースした『ふたり暮らし』というシチュエーションだったのです。

――理想の彼女との同居生活を体験できるわけですね。

松尾 その通りです。篠崎唯というキャラクターは男性が抱く理想像の中でも王道路線を狙いたかったんです。私自身が最初に抱いた男性にモテる女性って小悪魔的なイメージがあったのですが、いっしょに暮らしたい女性となると話しは別だと思うんですよね。それよりは料理が美味しくなくても作ってくれるとか、少し天然だったりとか健気であったりほっとけない女性がいいだろうと考えました。

――篠崎唯のプロフィールで血液型がO型という点に興味が湧きました。これは個人的な印象ですが、血液型で恋愛対象を決める傾向にある人と話しをすると、O型は自分勝手で大雑把、仕切りたがりだけど怒りっぽいなど、あまりいい話題を聞かないんですよね。

松尾 A型は几帳面でB型は少しズボラな面がある。また、私自身がAB型なので身に染みているのですが、だいたい「あぁAB型か」というリアクションを受けてしまうんですよね(笑)。そんな話題から満場一致でO型だろういう流れになったと記憶しています。いちばん人気のA型に続いてO型が2位なんて話しもあるので、本作を通じて魅力に気づいてもらえたらうれしいですね。

――篠崎唯の声に小松未可子さんを起用した理由は?

松尾 今回リリースするものは体験版であり機能も限られていますが、その中でも重視したのがキャラクター自身が持つ“かわいさ”でした。ビジュアルはもちろん、声にも愛着をもってもらいたく、有名というだけでなく人気が高く今後の活躍が期待される方を前提にピックアップした結果、もっともイメージにマッチしたのが小松未可子さんだったわけです。

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▲乙女座だと狙い過ぎだし双子座だと2重人格なんて言われてしまうこともあると松尾氏は語る。篠崎唯の誕生日は7月26日のしし座。星座だけで考えると大局的なイメージも強いが、彼女にどんな一面が秘められているのかも期待だ。

 

呼びかけに応じるインタラクティブな彼女

――事前にプレイした感想としては正直、ARを少し発展させたものという印象でMR体験は今後に期待だなという手応えでした。しかし、声から感じるキャラクターの印象はとても強く、目線を合わせてくれるだけでもドキドキしましたね。

松尾 今回プレイしていただいたのは直立でいっぽう的に呼びかけてくるものでしたが、将来的には会話ができるものにしたい。開発の未来予想図しては、こちらの呼びかけに反応してくれるインタラクティブなものを中心に発展していくか、もっとゲーム性のあるものにするかの2択だと考えています。弊社としてはこうしたアプリの開発が初めてのことなので、ユーザーの皆さんがどんなものを望まれるのかわかっていません。そうした点を今回の体験版で反応を受け止めながら柔軟に対応していきたいですね。

――松尾さんとしてはどちらを望んでいますか?

松尾 私は対話のできるインタラクティブなものにしたいと考えています。とはいえ、現状の端末ではそれが難しく、字幕やカーソルを画面上にださないと成立しないんですよね。しかしそれでは現実世界にキャラクターを置くMRの魅力が弱まってしまう。弊社としてはMRを介して人間のとなりに存在しても違和感のないものを目指しているので、ユーザーインターフェイスにはとても気をつけています。

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▲元気いっぱいのあいさつでプレイヤーに呼びかけてくれる唯ちゃん。毎朝こんな風に起こしてもらえたら1発で目を覚ますよね。
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▲唯ちゃんはやればできる子、健気な会話に思わずほめてあげたくなるのが男の心理だ。
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▲この距離感と身長差を感じられるのもMRの魅力。現段階で呼びかけることはできないのがもどかしい。

――当初は恋愛ゲーム的な案もあった?

松尾 ありましたがこれも字幕やカーソルの存在がリアルな対話とはマッチせず違和感が出てしまったんです。Oculus touchのようなデバイスも含め、VR自体がどこまで進化するのか見守っているところでもあります。

――着せかえや髪型を自分好みに変更するなど、カスタマイズ機能は検討されているのでしょうか?

松尾 必要な機能だと考えていますが、同時にどういった要素を有料で提供すべきなのかも課題になっています。無料体験版を通じてあがってくる要望はもちろんですが、まずはユーザーの皆さんからの呼びかけに応えるインタラクティブな要素の導入に向けて現在開発を進行中です。

榊原健祐氏(以下、榊原) 関西弁や地域ごとの方言を導入するかという案もありましたね。『ふたり暮らし』というタイトルなので、地元の彼女感も味わってもらいたかったんです。

――方言いいですね! 地元の彼女感だけでなく、方言のある子とお付き合いすることに憧れを持っている人は多いとはずです。

松尾 そうですよね! 声をひとつのポイントにしているので、方言を選択できたらいなと思っています。

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▲呼びかけに応えるインタラクティブなものを目指したいと語る松尾氏だが、ゲーム性を高めることに対しても意欲的。今後、どんなカタチになっていくのか楽しみだ。

――篠崎唯以外のキャラクターは今後作られるのでしょうか?

松尾 もちろん考えています。先ほどもお伝えした通り、カスタマイズや方言を使ったバリエーションで個性がより際立っていくのかなと感じています。また、女性ユーザーの男性声優に対する関心も根強いので、男性キャラクターの開発もつねに検討しているところです。

――現在のバージョンでは篠崎唯からの呼びかけを聞くだけですが、その頻度はどのくらいなのでしょうか?

榊原 数十秒間隔を基準に朝昼晩など特定の時間になると、おはようの挨拶などで呼びかけてくれます。また、少々わかりにくいですがそれにあわせた3種類のBGMもオリジナルで作成しているんですよ。

松尾 じつは紆余曲折あっていちばんBGMが苦労しているかもしれませんね。

――BGMにこだわられたポイントはなんだったのでしょうか?

松尾 現状のVRヘッドマウントディスプレイは10分も装着していれば疲れてしまいますよね。しかし、ARやMRであればそういった装備も不要ですし手軽に覗くことができる。好きなタイミングでいつでも篠崎唯の存在を感じてもらいながら、それにマッチしながらも邪魔にならないBGMで彼女との時間を共有してほしかったんです。ちなみに、オープニングムービーもあるのでそちらも楽しんでほしいですね。

――呼びかけてもらうとき、点群データを認識させることができれば、自室のソファやベッドに座らせることができれば、さらにふたり暮らし感が増しそうなのですが。

松尾 じつは当初、座らせることができるARマーカーが付いたクッションをプレゼント企画にと考えていたんです。現実世界に篠崎唯を自然なカタチで存在させることがユーザーの理想だと思っているので、まずは5月17日から配信される『ふたり暮らし』の無料体験版をプレイしていただき、どんな『ふたり暮らし』を望まれるのか、皆さんの声を聞かせてもらえればうれしいですね!!

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▲当初楽曲に歌詞も付ける案もあり、今回採用しているものも聞けば“歌えそう”と感じてもらえるものになっているので、ぜひじっくり聞いてくださいと榊原氏。
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▲今回座っているしぐさは体験できなかったが、MRを使っていることで自由な角度から唯ちゃんを見ることができた。画像は用意できなかったらもちろん覗き込むこともできたぞ。
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▲これはサンプルのアクリルスタンド。フローリングをイメージした台座がふたり暮らし感があってとてもよかった。

今回取りあげた『ふたり暮らし』の無料体験版はあくまでもミニマムなもの。

これがすべてではなく、多方向へ進化する可能性を秘めていて、松尾氏、榊原氏ともにユーザーの反応を見ながら今後のプロジェクトに取り組んでいきたいと意欲を語ってくれた。

なお、篠崎唯の公式Twitterアカウントもあり、今後そちらで要望や感想などを募るアンケートを実施する予定。

いまはまだ不完全な部分も多いキャラクターだが、みんなの声によってどんどん育てていける楽しみもある。ぜひ、長い目で篠崎唯というキャラクターの成長を追いかけていきたい!!

P.N.深津庵

※深津庵のTwitterはこちら

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