陰鬱な世界観と緊張感溢れるアクションで世界を魅了したホラーゲーム『INSIDE』がスマホへ iOS版配信は12/15予定!
2017-12-12 23:14
2017-12-15 22:48 投稿
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INSIDE
デンマークのインディーゲーム開発会社PLAYDEADによって開発、販売された横スクロールアクションアドベンチャー『INSIDE(インサイド)』がiOS向けに配信開始。冒頭は無料で遊ぶことができるが、全編遊ぶには840円で追加購入をする必要がある。
『INSIDE』は2016年6月にXboxでリリースされ、シンプルな操作とストーリーやセリフが一切ない陰鬱な世界観でのゲームプレイが話題を呼んだ作品。プレイヤーはどこから来たのか、何が目的なのかもわからない少年を操作しながら、謎の研究施設に侵入していく。
研究施設には数々のギミックが用意されており、それらを回避、解読しながらストーリーの核心に迫る横スクロール型のアクションアドベンチャーとなっている。
PLAYDEADの前作『LIMBO』のゲーム性を踏襲したとも受け取れる本作。2016年7月にPC、2016年8月にPS4とハードを変えてもその人気は衰えず世界的にヒットしたタイトルだ。果たしてスマホ版でも、その魅力は感じられるのか、冒頭のプレイの模様をお届けしていく。
▼前作『LIMBO』の詳細はこちら
※以下の内容はネタバレを含みます。
本作の特徴的の要素のひとつが“何の説明もなく始まる”こと。“無料でお試し”ボタンを押すと、少年が林から降りてきて、ゲームスタート。プレイヤーはこの少年を操作してゲームを進めていく。
ひと通り操作を覚えて、つぎに疑問になるのが“このゲームはいったい何を目的にするゲームなのか”。操作方法同様にストーリーや世界観の説明も一切なく、プレイヤーは、ゲーム内で起こることを考察し、「おそらくこういうストーリーなのだろう」と想像しながらゲームを進めることになる。
ここまで来てようやく、“この少年を捕らえようとする集団がいる”こと、“彼等に見つからずに進む必要があること”が確認でき、本作の大まかな目的を汲み取ることができる。
基本的には右に進むことでゲームが進行。謎の集団の目をかいくぐりつつ、死にゲーの要領で何度もそのシーンにトライしながら、ストーリーを進めていく。
画像を見てもらうとわかる通り、つねに何かに追われるため、緊張感がとてつもなく、自分の手汗で操作を誤ってゲームオーバーになることもしばしば。
何の説明もないからなのか、ストーリーが気になってしまってどんどん『INSIDE』の世界に没入していく。
なんとか追手を振り切り暗い森を抜けると、今度は大きな建物にたどり着く。建物に入ると、先ほどまでの緊張感溢れるアクションとは打って変わって、頭を使った“謎解きパズル”が始まる。
これらのパズルの突破は、ステージ全体を俯瞰して、使えるアイテムを見つけてくることがとても重要。つまづいたら一度戻ってみたり、無視して奥へ進んでみると、案外ヒントが隠されているかも。
パズルを解いて安心して進んでいると、思いよらないタイミングで豚の強襲に遭う。こいつがなかなか手強く、タイミングよくジャンプしてかわさないと途端にゲームオーバーだ。
と、ここまでは、現実的なアクションとパズルに溢れているのだが、この後のパズルでとんでもない衝撃を受けることになる。
頭に謎の装置を装着したと思うと、画面奥の4人の大人を同時に操作できるように。一瞬理解に苦しむが、マインドコントロールで画面奥の大人たちを操り、少年の道を進めるようにするパズルのようだ。
ひとつひとつのパズルの難易度は総じて高く、あれやこれやと試行錯誤しているうちに、いつのまにかハマってしまう『INSIDE』。パズルの中にもストーリーを紐解くヒントが隠されているので、ストーリーを考察しながら進めていくのが本作を楽しむ秘訣だ。
いくつかパズルをクリアーすると、ようやく光が射す明るい空間に出られる。
安心するのも束の間、つぎのシーンで驚愕の事実を突きつけられる。
どうやらここまでがチュートリアルだった模様。無料版はここで終了し、全編をプレイするには840円の課金が必要になる。しかしながら、疑問だらけのタイミングで無料版は終わるので、先が気になって仕方がない。一日分のランチ代だと思えばそう高くないようにも感じるので、気になる人は購入を検討してみてもいいだろう。
ちなみに無料版のボリュームは30~40分ほど。これだけでも充分『INSIDE』の世界観を楽しむことができるので、とりあえずダウンロードしてプレイするのもおすすめだ。
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