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ニコニコ新サービス“niconico(く)”で生放送が大きく変わる!?新機能まとめ 

2017-11-29 18:04 投稿

ニコニコ新サービス“niconico(く)”発表会

11月28日、ドワンゴが運営する動画サービス“niconico”の新バージョン“niconico(く)”の発表会が行われた。

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“niconico”はユーザー投稿の動画や生配信が楽しめるサービスを主軸に、静画やニュース、ブログなどを包括したサービス群。今回はその中でも注目度の高い動画、生放送に関するアップデートの詳細が告知された。

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今回の発表会イベントに臨席したのは株式会社ドワンゴのCTO、川上量生氏と同社取締役の夏野剛氏、栗田穣崇氏の3名。

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▲写真左より、栗田氏、川上氏、夏野氏

ここでは、そこで紹介された新機能の情報をまとめていこう。

画質や動作の重さは改善される?

新機能発表に当たって、川上氏は新バージョンのリリースが遅れたことと、現状ではまだ画質と動作の重さが完全に改善されてないことに対して陳謝し、併せてそれらの問題は順次改善への努力を行っていく旨を発表した。

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なお、その際には「画質と重さに関しては、最終的には他社サービスと同じになり、これ以上差を付けられるということはなくなると思います。それをベースに、我々は画質などとは違うところで勝負をしていきたい」というコメントも。

そして、これから紹介していくもの、“ニコキャス”こそが、その“違うところで勝負”というものの根幹となるのだろう。ニコキャスとは、ニコニコ動画ともニコニコ生放送とも分離した、第3のインターフェース。実質的には生放送や動画を統合して強化したものとなる。また、PC、スマホを同時開発している点もこれまでとの違いだろう。

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なぜ、既存のニコニコ動画やニコニコ生放送を強化しなかったのか、という素朴な疑問について川上氏は「すでにニコニコ動画もニコニコ生放送もアップデートのくり返しでツギハギ状態。ゼロから作り直したほうが早かった」とコメント。

ちなみに、このニコキャスを含むniconico(く)は、すべて自社開発の特殊なストリームサーバー、DMCサーバーとアカシックサーバーという2種のサーバーで稼働をするという。

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DMCサーバーはコンテンツの引用や合成で使われ、アカシックサーバーはユーザーと放送者とをリアルタイムで繋いで、動画や生放送の画面にそれを反映する働きを担うという。なお、すでに生放送に関してはすでにすべてDMCサーバーへの移行が完了しており、ビットレート上限が引き上げられた理由はこのサーバーの活躍によるところが大きそうだ。

では、これらふたつのサーバーを介して動作することで、ニコキャスではどのようなことが出来るようになるのだろう? 今回はニコキャスの生放送部分に追加される新機能が紹介されたので、それをまとめていこう。

OP&ED機能

ユーザーが生放送を始める際、人を誘導するためにツイッターなどで告知をしてから人が集まり始め、人が集まるのを待ってから本格的に放送を始めることがある。

この人待ちをしている段階から本格的な放送に移行する際のリズムをよくするため、まずはオープニング機能が実装されるという。

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これはリアルタイム映像合成のシステムを使ったもので、生放送画面にオープニングムービーのレイヤーを重ねて実現するという。

ちなみにオープニングムービーはスタート時こそ運営側が用意したものしか使えないということだが、ゆくゆくはフォーマットを公開してユーザーメイドのものが使えるようにしていく考えもあるようだ。

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エンディングに関してもこれと同様。生放送画面にエンディングムービーのレイヤーを重ねるものとなる。

エンディングに関しては双方向コミュニケーションとして、エンディング画面をクリックすることで放送画面に何かしらのアクションが起こるというギミックが含まれている模様。

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▲画面をクリックした位置から紙吹雪が発生。それが積もっていくことで画面を埋めていくというエンディングがデモンストレーションとして利用された。

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こちらは、放送者が絵描き歌に合わせてイラストを描くという機能。こちらもリアルタイム映像合成によって作られる機能とのこと。具体的な用途などは不明だが、こういったものが提示できるということは、niconico(く)のシステムはそれだけ新技術を実装しやすい環境であるということなのだろう。

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アンケート機能“ニコニコQ”

ユーザー生放送でも利用頻度が高いであろう機能、アンケートも改修される。

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新しいアンケート機能では、独立したアンケート&クイズサイト“ニコニコQ”でユーザーが事前に用意したアンケートを簡単に呼び出して利用できるという。

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ニコ割ゲーム

ユーザーと放送者がいっしょに盛り上がれるようにと作られたもの。放送者の意思で、放送画面にゲーム画面となるレイヤーを重ねることができ、ユーザー同士で競わせることができるという。

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ちなみにこちらは2008年3月から一時的に実装されたサービスでもあるため、今回のものは新実装ではなく改修版の実装と表現したほうがよさそうだ。

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現在、ここで利用できるゲームも鋭意開発中とのことで、その数は30以上になるとのこと。

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“休憩する”機能

文字通りの機能。これは、放送継続中のトイレ休憩や来客応対などを手軽に行えるようにするため実装されるものだという。

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放送者が“休憩する”ボタンを押すことで、その間にユーザー広告が付けられた動画がCMのように流れる仕様だそうだ。

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“引用する”機能

こちらは、他者の生放送や動画を生放送画面に配置し、それをワイプとして使ったり、配置したものをメインに自身の放送をワイプとして扱ったり出来る機能だという。

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おもしろい機能だが、ユーザーからは「他者に自身の生放送や動画を勝手に使われたくないという場合もあるので、それを拒否する機能も実装してほしい」という指摘が飛ぶ場面もあったが、この拒否に関する機能については実装を検討するというレベルに留まっているようだ。

マルチカメラ

これは同一放送枠の中で、PCで利用しているカメラを使っての放送からスマホのカメラを使った放送へと切り換えられる機能。

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場所を移しての撮影なども行えるとのことで、用途は広くありそうだ。この機能については実際に川上氏がデモンストレーションを行っており、スマホ端末の向きを変えることで画角が自動で変更される様子も確認できた。

ニコニコ新市場

放送者の負担を減らすために作られたインターフェースが、この機能。

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従来のニコニコ市場は、アマゾンなどのリンクを設置するだけに留まっていたが、この機能ではそれだけでなく、“ニコニコQ”を使ったアンケートへのリンクやニコ割りゲームの起動ボタンをユーザーが用意できるものになるとのこと。

ちなみに、この起動ボタンやリンクを実際に稼働させられるのは放送者のみとなっているようだ。

クルーズ

ニコ生クルーズが7年ぶりにリニューアルすることに。

今回のそれは、これまでのクルーズとは大きく変更されており、ボカロクルーズ(ボーカロイド)といった具合にカテゴリ別に分けられたクルーズなどが実装されるという。

従来のクルーズ通り、視聴を延長していくか否かといった意思決定はユーザーたちに帰属。それだけでなく、新しいクルーズではつぎの動画への行き先もユーザーたちが決定するという。

ちなみに、提示される移動先はモザイクがかけられたサムネイルと、その動画につけられたタグのみで判断する仕様となっているため、ユーザーの好みにあった新しい発見が得られる可能性もあるという。

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以上が、今回発表されたniconico(く)で新実装される予定の生放送の機能となる。動画に関しての新機能は、また来年1月28日に行われる発表会で披露されるとのこと。

新サービスはこのほかにも!

また、このほかの新サービスもいくつか発表された。

そのひとつが“ニコニコまとめ”。これはニコニコ動画に関するまとめサイト(ページ)を手軽に作れる機能だという。

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従来のブログのようにテキスト編集をするだけでなく、そこに簡単に動画のサムネイルやコメントの引用などを付加させることが可能になるそうだ。もちろん、外部ツールを使用せずに。

こちらの新サービスは本日から利用ができるとのことなので、気になる人は一度触ってみるといいだろう。

続いて発表された新サービスは、Apple TV用のアプリ実装。これはその名の通り、Apple TVを介してニコニコのコンテンツを利用できるというもの。

最後に発表された新サービスは、ニコニコのサイト内にdアニメストアが設立するというもの。月額432円で1500以上のアニメ作品が見放題となるdアニメストアがニコニコプラットフォームで利用できるようになる。

しかし注意してほしいのは、このサービスは既存のdアニメストアアカウントと、ニコニコのアカウントを紐付けして利用できるものではないという点。こちらを利用するには新たに契約を結ばなければならない。

こちらのサービスは今年12月1日の12時からスタートするという。

▼詳細は以下のサイトを参照
dアニメストア×ニコニコ ティザーサイト

以上が、今回の発表会でお披露目された新サービス、新機能となる。なお、新たなバージョンとなるniconico(く)のサービスがスタートするのは2018年2月28日予定とのこと。またそれまでの過程に、今回Web上で行われたniconico(く)体験生放送の第2弾が行われたり、ユーザー生放送に先んじて公式生放送がniconico(く)仕様で放送されるようになったりと、さまざまな取り組みがなされる模様。

さらに、ニコニコ本社でユーザー生放送をする際には、先んじてniconico(く)が使えるようにするといった試みも思索しているとのことなので、気になる人は続報を待つといいだろう。

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niconico(く)ティザーサイトはこちら!

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