【新作】タッチする順序が命運を分かつ！ 9つのパネルを組み合わせて魔法を放つターン制RPG『Erin：The Last Aos Si』

記憶力と柔軟な駆け引きが試される幻想世界へ

古代ローマ時代に崇拝されたガリアやブリタンニアなど、神々に関する物語の中で必ず登場するケトル民族。

その神話を題材にしている『Erin：The Last Aos Si（エリン：ラスト・アシス・シ）』は、古代文字の書かれた9つのパネルを特定の順番にタッチして魔法を詠唱、ゆく手を阻む謎のモンスターたちを倒していくターン制のロールプレイングゲームだ。

実写オープニングから始まる魅せる演出

優雅に流れる小川のせせらぎとそれを包みこむ木々、大自然が奏でる心地よい音色を切り裂いたのは、全力で駆け抜け息遣いも荒々しい少女の足音だった。

白いワンピースを着た彼女の背後からは黒いモヤをまとった奇妙な物体、その数は1頭から2頭、3頭と数を増やしながらどこまでも追いかけてくる。

実写で始まる本作のオープニングで、何者かに追いかけられているという危機的な状況を明確に示し、立ち止まったら襲われるかもという恐怖感を与える。

そうすることで、素足で駆ける少女のシーンからゲーム画面に移行した後も、そのスリルを維持したままドットで描かれた真逆の空間に身を投じることができた。

オープニングの実写パートは少々画質が荒いけど、そのクオリティはもしかするとドットのゲーム画面になじませるため、あえてそうしているのかと思える絶妙なバランス。

『MYST』というゲームで体験した、本を開いたときに映し出される映像を観ているあの感覚が蘇ったぞ。

詠唱時間の異なる魔法を駆使して先手を撃つ

少女のゆく手を阻むモンスターとの戦いは、画面中央に表示された3色のゲージを使ったターン制。

インターバルを示す白ゲージを通過、青ゲージに入ったところで9つパネルを操作して魔法を選び、オレンジゲージの端にたどり着くと表示されるリズムゲームのようなコマンドを成功させることで魔法を放つことができる。

魔法ごとに操作するパネルの順番と詠唱時間が異なり、オレンジゲージの範囲内でモンスターを追い抜き、攻撃系のコマンドを成功させれば相手の行動を阻止することもできる。

たとえば、パネルを左上から右に123、456、789とした場合、5→4→4の魔法は威力は高めけだけど詠唱が遅く、4→8→9で完成する魔法は威力は引くけど詠唱がとても早い。

十分な間合いであれば前者、先手を取られそうなときは後者を選択、オレンジゲージで追い抜き行動を阻止しつつ攻撃するといった駆け引きも可能だ。

また、最後に行うリズムゲーム風のコマンドは入力するタイミングに応じてGoodやExcellentなどの評価が行われ、それに応じて与えるダメージやHPの回復量が増減するほか、モンスターの弱点を突く属性魔法を選ばないとダメージを与えることができない。

序盤のステージで習得する、敵属性を含むステータスをサーチする魔法を駆使して弱点をついていこう!!

スペルリストでいつでもコマンドチェック

ステージを進めていくごとに扱える魔法も増え、そのすべてを暗記しておくのはたいへん。

そこで便利なのが魔法の効果もバッチリ明記されてるスペルリストだ。

さらに、各魔法の下部にあるCastを使えば自動で入力、使用後のリチャージが長く連続で使うことはできないけど、どうしても複雑で覚えられない魔法があるなら迷わず使っていこう。

そのほか、本作にはレベルアップ時に詠唱スピードや体力、各属性の威力にか関わるステータスをポイント付与でカスタマイズする機能や、戦利品のアクセサリーを装備して特殊な効果を得るといったロールプレイングな要素も完備。

全編英語の本作を見て戸惑う人もいるだろうけど、9つのパネルを使った魔法とリズムゲームのようなコマンド入力さえできれば、問題なくプレイできるので、興味がある人は安心してダウンロードしてもらいたい!!

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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