【新作】敵拠点を討つ4対4の大激戦！『ゾイド フィールド・オブ・リベリオン』がアツい！

ゾイドをカスタマイズして戦場を駆け巡れ

1982年の誕生から30年以上に渡り、大人から子どもまで幅広い層に愛されてきたタカラトミー（旧トミー）のオリジナル玩具『ZOIDS（ゾイド）』シリーズ。

本記事で紹介する『ゾイド フィールド・オブ・リベリオン』は、従来あったストーリーをベースに新たな世界観と一新されたデザインによるイラストなどで話題を集め、現在までに4巻までが既刊されている『ZOIDS concept art』をオリジナルの設定で再構築した作品だ。

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ゾイドを独自にカスタマイズし、実際に操作して戦える本作。しかも、最大4対4によるリアルタイムのオンラインバトルが味わえるというのだから、ファンにとっては堪らないはず！

拠点防衛と敵勢力の破壊を目指す4対4のガチマッチ

地球上の生命が度重なる戦争と環境破壊にとって絶滅の危機に瀕した未来。数億光年彼方にある未知の星域では重金属を主成分とした新たな惑星が誕生。

海底でそれら金属を含んだ新たな生命体が生まれていた惑星に、地球に生息していた多種多様な生命の遺伝子を搭載していた宇宙船が不時着。

搭乗していたクルーが原始金属生命体に遺伝子を組み込んだ結果、皆さんおなじみのゾイドと呼称される生命体へと進化を遂げることになった。

本作の基本はバーチャルパッドによる自由な操作と、緑（ロックオン機能なし）、青（敵プレイヤーのみロックオン）、赤（敵小型ゾイドのみロックオン）、3つのウェポンをゾイドに換装させて行うリアルタイムバトル。

ふたりで協力してCPUに挑むCo-opモード、4対4のVSモードいずれも制限時間内に敵拠点を撃破することが最大の目標であり、バトル中に獲得するポイントに応じてウェポンをブーストしながら戦うことになる。

バトルにおいて地形を活かすことも重要な作戦。

たとえば、襲われたとき大きな岩の背後に隠れて盾代わりにしたり、木々の中に入ってこっそり敵拠点に近づくなんてこともできる。

ただし、その姿は画面上部にあるマップには映し出されてしまうので完全な隠密状態とはいかない。

あまり使えないように感じるけど多勢が入り乱れる戦況では不意打ちを仕掛けやすく、実際にプレイしている中で何体もの敵機体を倒すこともできた。

また、拠点からは定期的にCPUの小型ゾイドの増援が送り出される。

それを盾に後方から敵拠点に攻撃、被弾しそうになったら射程外まで後退するなどの駆け引きも楽しめるぞ。

なお、出撃前に設定するサブパイロットにはふたつのスキルがあり、自身の操るゾイドが“FULL BURST”状態になったときに効果を発揮。

大型ゾイドは、味方拠点が破壊されたとき支給される“起動メモリ”を使い、フィールド上にある建造スペースで呼び出せる増援だ。追い込まれたときに、大型ゾイドを使って形勢逆転を狙う展開はアツすぎる！

往年のゾイドも操作＆カスタマイズできる

最初に支給されるコマンドウルフを筆頭に、1999年から放送された初期アニメ『ゾイド -ZOIDS-』で主人公が搭乗したシールドライガー、その宿敵であるレイブンのジェノブレイカーのほか、アイアンコングやレッドホーンなど、シリーズおなじみ8体のゾイドを購入、カスタマイズして戦場に投入できる。

ラボではウェポンを換装と強化のほか、ゾイド自体をアップグレードすることで味方小型ゾイドへの支援力（コマンダー）、敵プレイヤーのゾイドに対する攻撃力（デストロイヤー）、敵小型ゾイドに対する攻撃力（ファイター）、ロールと呼ばれる3つの特性を上昇させることも可能だ。

ちなみに、強化したウェポンはほかのゾイドにも換装可能、強化素材のメタルはバトルの報酬やノルマを達成するなど多くの場面で手に入るので、お好みのウェポンをどんどん強化することをオススメ。

3つのロールとウェポンの特性から自分のプレイスタイルに合うものを選び、全国のプレイヤーから一目置かれるパイロットを目指していこう。

スタンプを使った意思疎通が勝利のカギ

リアルタイムのオンラインバトルでは、戦況を見極め臨機応変な立ち回りが求められる。そこで重要となるのが、スタンプを使ったプレイヤーどうしのコミュニケーション。

これでどこまで意図していることが伝わるのか不安はあるものの、分散して攻め込みたいときに“ココはまかせろ！”、救援をお願いしたいときに“助けて！”など、使い勝手のいいものがたくさん揃っているので、うまく活用しよう。

ゾイドの世界観で堪能できる4対4のリアルタイムのオンラインバトルは、往年のファンにとって、ただただ胸アツ。自由なカスタマイズ要素と、深い戦略が求められるゲーム性も及第点だろう。

だが、報酬で得るボックスを開けるのに基本2時間、即時解錠するには課金で入手するコインを必要とする点は正直じれったい。ゾイドの操作性にも改善の余地があると感じるが、そのあたりは今後のアップデートに期待したいところだ。

P.N.深津庵
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