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ゲームもオンデマンド時代へ!200タイトルのアプリが無料で遊び放題のサービス“HATCH”とは?

2017-04-17 18:00 投稿

ROVIOが挑む新たなストリーミングゲームサービス

世界的ヒットを記録したスリングショットアクションゲーム『アングリーバード』を生んだROVIOが、新たなスタジオとして“HATCH”を設立した。

“HATCH”はクラウド技術を用いたモバイルゲームのストリーミングサービス。簡単に言うとNetflixなど動画ストリーミングサービスのモバイルゲーム版のようなもので、すべてのゲームを“HATCH”上で無料でプレイできる。“HATCH”そのものはアプリで提供されるが、ゲームごとにアップデートやインストールをする必要がなく、スマホの容量も気にする必要がなくなる。いつでも“ゲーム開始”のボタンをタップするだけで遊べるという気軽さが“ウリ”だ。

日本でのサービス提供時期は2018年を予定。2017年にかけては欧米を中心に展開し、年内に200タイトルまでラインナップの拡充を目指すという。すでに参入を表明している会社は60社以上あり、SNK、ガンホー・オンライン・エンターテイメント、タイトー、バンダイナムコエンターテインメント アメリカ、ユービーアイソフトなど、日本でもなじみのあるゲームメーカーも名を連ねる。

現状のタイトルラインナップは、Google Playなどで配信されている売り切り型や完全無料のゲームが中心となるが、今後は“HATCH”オリジナルのゲームも提供予定とのこと。

HATCH-UI-GameDescription-still

“HACHT”は60億人のモバイルユーザーがターゲット

HATCHのCEO、JUHANI HONKALA氏は同サービスについて、「幅広いカジュアルユーザーにゲームを遊んでもらうことをコンセプトにしているので、60億人のモバイルユーザーへリーチしたい」と力強く語ってくれた。

HATCH
▲HATCHのCEO、JUHANI HONKALA氏(左)、同社役員でコンテンツ責任者 VESA JUTILA氏(右)。

そのコンセプトを体言しているのが、“HATCH上のすべてゲームは誰かといっしょに遊べる”という点。単純な協力、対戦はもちろん、ひとり用アクションゲームの場合でも、複数の端末から同時に主人公を操作できる。

この機能により、「子供たちや家族がコミュニケーションを取りながら遊べるようになる」とコンテンツ部門の責任者であるVESA JUTILA氏は説明する。具体的には、子供がクリアーできない部分を父親がプレイしたり、友だちどうしで1ステージずつプレイしたりといった遊びかたが想定されるだろう。

実際にアクションゲームをプレイさせてもらったが、遅延は一切なし。ゲームは毎秒30フレームレート以上で動き、アプリでゲームを遊ぶのと何ら遜色ない。また、プレイ動画の撮影・共有、チャットなど、SNS機能も備えており、ゲームを簡単に人と共有できるのもサービス拡散に一役買いそうだ。

HATCH-UI-Live-still

“HACHT”のビジネスモデルは広告

“HACHT”のビジネスモデルの軸は広告収入。最近のスマホゲームはF2P(free to play)のアイテム課金型モデルが主流の中、“HACHT”は完全に逆。これは『アングリーバード』が大成功を収め、カジュアルゲームユーザーの囲み込み方や膨大なダウンロードする誇るタイトル群からの送客など、ROVIOの強みがあればこその戦略だろう。「(広告は)露骨な出し方はしない。洗礼されたUIの中に溶け込ませる」(JUHANI氏)と、見せ方の配慮も語ってくれた。また、月額制の導入も検討しており、限定コンテンツや広告の削除といった機能を組み込む想定だという。

最近ではHTML5を使い、ブラウザ上でゲームを遊べるサービスが出てきているが、“HACHT”の場合はアプリをクラウドサーバ上に置いて起動させ、それをブラウザ上で表示しているため、表現力はアプリとまったく同じ。コンテンツを提供するゲームメーカーもAPK(Android専用のファイルフォーマット)があればとくに開発は必要ないため、参入障壁が非常に低い。

果たして、独自のゲームストリーミングプラットフォームとして成功するのか。今後の動向が注目される。

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