【新作】あなたの選択で青年の命運が決まる仮想チャットゲーム『アムネシア～最後の72時間～』

物語は1通のメッセージから始まる

『アムネシア～最後の72時間～』は、物語がリアルタイム形式で進行するのが特徴のテキストアドベンチャーゲーム。マルチエンディングとなっており、何度もプレイすることで真相に迫っていく。

プレイヤーは、記憶喪失のある青年を救出すべくストーリーを進行。表示されるどのメッセージを選ぶかで、その後の展開が変わっていくというスタイルだ。

チャット形式で進むストーリーはリアリティ満点。文字だけでプレイヤーに情景を想像させることで、恐怖を演出しているのだ。

リアルタイムで進行するチャット！

物語は、あるメッセージがプレイヤーのもとに送られてくるところから始まる。

「あの、誰かいませんか？」、「 緊急事態なんだ 気づいたら返事を下さい！」という不穏なメッセージの差出人は、知り合いのタケシという青年。

話を聞いていくと、どうやら記憶をなくしてしまい、さらには見知らぬ倉庫に閉じ込められているようだ。

タケシ本人からすれば、かなり不安な状況ではあるが、ここがどこなのかもわからない状態では助けを送ることもできない。プレイヤーはそんなタケシとメッセージのやり取りをしながら、彼をサポートしていく。

メッセージはリアルタイムで到着する。たとえば、「周辺の写真を撮ってみる」と彼が言ったら、2～3分ほどリアルタイムで待たされる。すると向こうから写真が送られてくるわけだ。

早く物語を進めたい！　という人にとってはちょっと億劫かもしれないが、本当に、自分のスマホの向こう側に誰かがいるような、リアリティがある。

アプリの通知をオンにしておけば、タケシからのメッセージを受信したときにすぐ反応できるので、設定しておくべし！

迫られる選択で、青年の運命は左右される！

メッセージのやりとりをしていると、こちらが返信できるように、ふたつの会話の答えが選択肢として登場する。

どちらを選ぶかで、タケシの反応も違ってくるし、今後の展開にも影響が出てくるようだ。

公式のヒントとしては、1日目と、2日目の選択肢が攻略のカギとなるということだが、そもそもタイトルから察するに72時間しかない気がするので、ほぼすべての選択肢が重要になるのでは……？

エンディングは、BAD、GOOD、TRUEのなど多くの種類が用意されている模様。エンディングを迎えると、アーカイブスが開放されていくが、その数は膨大。

豊富なアーカイブスには、事件の真相に迫る情報が記載されているので、すべて集めて、真実を明らかにしていこう。

リアルタイムで返信が返ってくるのが本作が特徴だが、それゆえタケシの行動完了を待つ時間も長いので、がっつり遊ぶというよりは、隙間時間でちょこちょこ進めるのがベター。

『弟切草』、『かまいたちの夜』などのサウンドノベル系ゲームを現代風にアレンジした一作。ミステリーや、サスペンス、ホラーなどが好きな人はぜひ挑戦してみてほしい。

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