【新作】惨劇がもたらす不思議生命体とお手伝い少女の大冒険 『ふしぎの塔のクリコ -苦璃孤の伝説-』

トップビューで描くレトロ系ダンジョンアクションRPG

海外のアクションゲームフェスティバルに出展。

App Storeでも注目された『ふしぎの塔のクリコ -苦璃孤の伝説-』は、8ビット風のドットとレトロスタイルを主体に、オートバトルや放置プレイといったスマートフォンによくある機能を撤廃。

本来あるべきゲームの楽しみに触れることのできるアクションRPGだ。

9つのダンジョン＆200以上のステージを探索

天高くそびえ建つタワーのさらに上、宙に浮かぶ研究所で暮らしているクリコという少女。

彼女の日課は、研究員たちに頼まれる簡単な仕事を手伝いながら、どこからともなく現れるようになった不思議な生命体と会うことだった。

日々平穏、そんな彼女の生活がある日一変。

何者かの襲撃に巻き込まれたことをきっかけに、タワーを舞台に戦うことになってしまう。

トップビュー視点で描かれる本作は、攻撃力や移動速度といったステータスパネルを回収、強化しながら各層のボスを目指してタワー内を探索するロールプレイ。

装備できる武器は剣やレイピア、爆弾や素手などバリエーションが豊富。

リチャージ毎に使えるスキルコマンドと併用したアクションは、シンプルだけど十分な手応えと駆け引きを楽しむことができる。

なお、本作は各層クリアー時の状態が自動でセーブされ、踏破した層であれば自由に行き来できるようになる。

攻略に詰まったときは、各層で取り逃しているゴールドやステータスパネルを回収。

さらに、タワーの各所にあるショップで武器や体力、ステータスアップなどを購入して身支度を整えるといいぞ。

パターンを学び追い込む達成感抜群のボス戦

各層のボスは、クリコとは対極的に体力が多くて持久戦になりやすい。

また、一撃の被ダメージが大きく、一瞬の油断からすべてをひっくり返されちゃうことも多々ある。

しかし、いずれのボスも行動パターンはシンプル。見極めてしまえば手玉に取ったような優越感の中でフルボッコにすることもできちゃう。

たとえば、黒いスライムの場合。通常は噛み付き1回だけど、眉間にシワを寄せたときは2回。怒り状態のときは大きく体を縮こませた後3回連続で襲ってくる。

また、巨大サーバーみたいなボスは四方に放つ小粒の弾、円形の弾、クリコの立っている場所に放つレーザー、この3パターンをくり返す。

著者の場合は隙の大きな2番目、3番目の攻撃直後を狙って応戦、どれだけ体力あるんだよとジラされながらも難なく倒すことができた。

反撃しやすいタイミングはプレイヤーによって異なる。

まずはしっかり相手のパターンを観察、スキルを併用するなどいろいろなプランを考えるのも楽しみかたのひとつだぞ!!

ちなみに本作は、『ゼルダの伝説』シリーズに大きな影響を受けていることもあり、その雰囲気と駆け引きには共通点が多いが、謎解き要素はなく、アクションに特化している印象が強い。

なお、無料でプレイできるプロローグ版はステージ3までを収録。それ以降は360円の課金で引き続き楽しむことができる。

全8個あるマルチエンディング、その真相を知りたい人はぜひ、クリコといっしょに冒険を続けてもらいたい!!

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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