【新作】1枚の絵画に秘められた真実を解く推理アドベンチャー完結編『ウロボロスの呪い-後編-』

前作以上にレベルの高い謎解きが盛りだくさん！

神話にその名を刻み、己の尾を感で円を成すヘビとして有名な“ウロボロス”に関する1枚の絵画を巡って、美術品の保険を担当するジョージとジャーナリストのニコが、さまざまな事件に巻き込まれていく『ウロボロスの呪い』。その真実に迫る後編がついにリリースされた。

本作は1996年に公開された『ブロークン・ソード』からなるシリーズ第5弾。アニメーションとフルボイスで描く映画のような世界観。気になるポイントに触れ、奇抜な発想で謎を解いていく要素は前作を上回るボリューム。謎だらけだった“ウロボロス”に秘められた真相がついに明かされる！

▼“前編”はこちら
訳ありの絵画を巡る強盗事件に巻き込まれちゃった件 『Broken Sword-ウロボロスの呪い-』

去と現在を結ぶ運命の地を巡る

事の発端は、1937年のスペインはカタロニア。田舎町の豪邸をとある機関が襲撃、1枚の絵画を奪われる。

それから約80年後、パリの小さな画廊に飾られていたその絵画を、今度は黒いヘルメットを被った人物が店主を殺して持ち去ってしまう。そこに居合わせたジョージとニコは成り行きから事件の調査に乗り出し、真相を追ってたどり着いたロンドンでひとつの答えを導き出す。

後編である本作は、事件の発端であるカタロニア、つまり絵画が奪われた始まりの地に到着するところから始まる。

本作では、登場人物やジョージが所持しているアイテムなど、前作から引き継いでいるものが多く、その大半は何の説明もなく進行。

そんなときに役立つのが、タイトル画面及び、ゲーム中のオプションにある人物紹介と、各アイテムに触れたときに表示される解説文だ。

とくに、前作から引き継いでいる手紙や写真など重要アイテムについては、そこに至る簡単な経緯までジョージらのセリフから知ることもできる。

前編をプレイした人はこうした機能を活用。未体験の人はぜひ、前後編が揃ったいまこそ最初からまとめて楽しもう！

▼“前編”はこちら
訳ありの絵画を巡る強盗事件に巻き込まれちゃった件 『Broken Sword-ウロボロスの呪い-』

ピンチをチャンスに変える柔軟な謎解き

初っ端から銃撃でお出迎えされちゃう本作。殺人事件の現場に居合わてしまったわけだから仕方ないとはいえ、開始早々気が抜けない展開に。

いきなりピンチなふたり。

持っているアイテムは、どれも武器としては役に立たないものばかりだけど、本作ではさまざまなアイテムを組み合わせたり、周囲のオブジェを活用する柔軟な発想で困難を乗り越えることができる。

狙撃手の気をニコが反らしているあいだに、敷地の中に忍びこむジョージ。

しかし、気性の荒いヤギのお出迎えに足止めをくってしまう。

ヤギの気をそらすためにはリンゴが有効だけど、木に成っているそれをどう穫ればいいのか。

必要なものはわかっているのに手が届かないジレンマの中、ひと筋縄ではいかない複雑なパズルを解いていくセンスが求められる。

序盤から慌ただしい展開の本作では、前編のプロローグで描かれた豪邸内を探索することになる。

あの絵画をあるべき場所に戻し、持っていたモノクロ写真や手紙を参考にした謎解きや、暖炉の中に隠された地下室の探索。

80年前の内乱時に残された記憶の断片から、絵画に秘められた真実に迫っていく。

ちなみに、どうしても先に進めなくなったときは、各アイテムを組み合わせたり各所に使ってみることをオススメ。

それでも解けないときは、オプションにあるヒント機能でアドバイスをもらうといい。

前作以上に難しい謎解きが多いけど、最大4つのヒントがあれば突破口を見つけられるはず。

また、手紙や文献など読むのが面倒になりがちなアイテムの中にも、謎を解くヒントが隠されていることもあるので、すみずみまでチェックすることが大切。

長かった冒険も本作でラスト。これは個人的な感想だけど、想像していた結末とは真逆のストーリー展開に正直驚いてしまった。

その内容は賛否あるかもしれないが、長編映画を観終えたような満足感を味わうことができたぞ。本作の前編には無料のプロローグ版があるので、興味がある人はそこからチャレンジしてもらいたい！

■前編（無料プロローグ）のダウンロードはこちら

▼“前編”の紹介はこちら
訳ありの絵画を巡る強盗事件に巻き込まれちゃった件 『Broken Sword-ウロボロスの呪い-』

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

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