【新作】『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド-Dead Run-』前日譚を描いた話題作が3Dランゲーム化

シーズン1＆2の世界を追体験しよう!!

アメリカの大人気ドラマ『ウォーキング・デッド』シリーズ。

そのスピンオフであり、前日譚を描いた『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』が、3Dランゲームとなってリリースされた。

2017年現在、本家『ウォーキング・デッド』はシーズン7が放送される中、シーズン8の制作が決定。

『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』（以下、『フィアー』）も、今年待望のシーズン3が放送予定されるほどの人気シリーズ。

本記事で紹介するゲームでは、ウォーカーによる終末期の始まりを3Dのモノクロで表現、前日譚の世界を駆け巡ることになるのだ。

終わりの始まりを肌で感じるランアクション

本作に搭載されているサバイバルモードには、麻薬に溺れるニックや、その母であり高校の進路指導カウンセラーを務めるマディソン、そのボーイフレンドで英語教師のトラヴィスなど、『フィアー』でおなじみの登場人物が登場。

彼らを操って、アポカリプスが始まったパニック状態のロサンゼルスからの逃走に挑む。

画面上部にあるのがステージの進行度、左下のゲージが体力を示し、ウォーカーをタップすると対象を銃で攻撃、密着された場合は近接アクションに切り換わる。

本作の見どころは、何といっても目まぐるしく変化するステージとシチュエーションだ。

平穏だった日常に感染が拡大、それに気づかず生きる人々に襲い掛かるウォーカーたち。

『フィアー』同様にその始まりの混乱を、プレイヤーが走るその背景で丁寧に描いているのだ。

ウォーカーに囲まれた絶望的な状況を引きの絵で見せることで逃げ場のない恐怖心を煽ったり、突然画面手前に向かって走り出し、背後から迫る奴らを警戒したりと、ただ横スクロールのステージが延々と続く単調なランゲームで終わっていない。

つぎに何が起こるのか、どこからウォーカーが襲ってくるのかと、まさにホラーゲームの如く、つねに緊張感を持って楽しむことができたぞ。

壮絶な脱出劇を描くエピソード

ロサンゼルス近郊に住むニックは、麻薬使用中に友だちが人を食い殺す場面に遭遇。

母であるマディソン、そのボーイフレンドのトラヴィスはニックの話に驚きながらも彼のいうことを信じて調べていくのだが、感染は瞬く間に拡大、死してなお動き出す人々“ウォーカー”が現れ、平穏だった街がパニックに陥り……っと、こんな感じで始まる『フィアー』のシーズン1。

本ゲームのエピソードモードでは複数の登場人物を操り、個々の目線でアポカリプスに翻弄される人々の生きざまを追体験することができる。

各エピソードの始まりと終わりにはムービーがあり、セリフはなくとも彼らの状況がひと目で理解できる。

シーズン1は3部構成、シーズン2は5部構成でエピソードが展開。基本は本編同様のシチュエーションをなぞり、スタジアムに多くの人たちが避難していく様子が描かれていく。

当たり前の平和が崩壊していく絶望的な光景をモノクロで描く本作。

本編を知っている人は、新たな側面からみる『フィアー』の世界を、未視聴の方はこれをきっかけに、大人気ドラマシリーズに興味を持ってもらえたらうれしい限りだ。

P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

動画でも新作紹介しています

気に入ったものがあったら更新
角満＆中目黒のこれ、知ってる？

毎日更新午後3時に更新中

編集長！これ、どうでしょう!?

YouTubeチャンネル登録して動画をいち早く見よう！

ファミ通AppのTwitterをフォロー