【個人開発ゲームを斬る】怪物が怪物を挟んで食らう爽快パズル『モンスターサンドイッチ』

2016-11-07 17:34 投稿

オセロっぽいパズルゲー

突然ですが、私はそんなに頭がよろしくないので、パズルゲームがそんなに好きではありません。ぶっちゃけ嫌いです。触りたくもありません。

ですので、このコーナーでパズルゲームを取り上げるときは、“ヤバイ”作品に出会ったときのみです。

というわけで、今回ご紹介するパズルゲーム『モンスターサンドイッチ』(以下『モンサン』)も、かなりヤバイです。ハイ。

image1_1▲モンスターをドラッグしてimage1_2▲挟んでモグモグ


『モンサン』の基本ルールは、“モンスターをモンスターで挟む”

マス目に区切られたフィールドに、モンスターがデンデンデンと配置されており、画面の下のほうに、“手持ちモンスター”がストックされております。

プレイヤーは、“同じモンスターで挟めそうなマス”に、“手持ちモンスター”をおけばオッケー。

ざっくり言うと、『リバーシ』的な感じ。

挟まれたモンスターは、ひっくり返るのではなく、“手持ちモンスター”となって、画面下にストックされます。ここがポイント。

白い枠に注目

image2_1▲白い枠だけ注目image2_2▲あとは知らん

フィールドのモンスターをすべて手持ちモンスターにするのが目標ではなく、“白い枠”に入っているモンスターを挟んで、手持ちにすればクリアー。

白い枠は、ステージが進むと意地悪な配置となり、難度が上がっていくという流れ。

いろいろな挟みかた

image3_1▲これは同じモンスターだからオッケーimage3_2▲これは違うモンスターだからダメ

複数のモンスターを一気に挟むことも可能。ただし、“同じ種類が並んでいるとき”のみ。

いろいろな種類のモンスターを一気に挟み込むことはできません。

image4_1▲同じ色は食べられないimage4_2▲決められた回数内にクリアを目指せ!

この世界には赤色と青色のモンスターが存在し、“同じ色のモンスターを挟むことはできません”

これらのルールを駆使して、各ステージに指定されているターン数内でクリアーを目指します。

こういうパズルゲームは、文章で説明すると小難しく感じてしまいますが、めちゃくちゃ親切丁寧なチュートリアルが用意されているので、“スピード何ちゃら”のように、見ているだけで自然と覚えられるようになっております。

挟んだモンスターが手持ちに

image5_1▲挟んだモンスターは手持ちにストックimage5_2▲赤モコモコが手元にあれば一気に挟める、ということは?

このパズルのいちばんのウリは、“挟んだモンスターが消えずに手元にストックされる”ところだと、個人的に思っております。

大体のパズルゲームは“消して終わり”なんですが、このゲームは“再利用”。遠回りのようだけど、あのモンスターを先に挟んで食って手元に置いてから、それを再利用する。そんな“詰将棋”的な要素がたまりません。

いろいろなパズルゲームのおいしいところがぎゅっと詰まっている、そんな印象。

image6_1▲ここだよ、ここ!image6_2▲だからここだって!

「そうは言っても、パズルゲームは苦手なの」とご心配のあなた。

『モンサン』には、嬉しい“ヒント機能”が用意されており、「ココのマスに何か置いたらええとちゃうかな?」と、親切に教えてくれます。

詰将棋は“初手”さえわかれば、ググッと難度が下がりますので、誰でもクリアーできるでしょう。たぶん。

image7_1▲ぐうかわimage7_2▲目指せコンプリート!

「ああ、このゲーム知ってる。もう全部クリアーして放置してる」とクリアー済みのあなた。

『モンサン』は、先日のバージョンアップで“無限ステージ”機能が搭載されました。毎回変わるランダムステージで、体力が続く限り『モンサン』三昧が可能。さらに、その“無限ステージ”をクリアーしていくと、“レアモンスター”をゲットできることも。

いろいろな特殊能力を秘めたモンスターをコンプリートする、“ヤリコミ要素”もあり。せめて1体ぐらいはレアモンスターをゲットしたかったのですが、あいにく〆切のお時間となりましたので、開発された“Tech a Go Goの大森”さんにイロイロ聞いて〆させていただきます。

Q1.まずは簡単な自己紹介をお願いします。

“Tech a Go Go”というインディーゲーム開発のユニットです。
プログラマーの“てっく”とデザイナーの“大森”の二人です。

Q2.『モンサン』を作ろうと思ったきっかけは?

てっくが温めていたパズルの企画で大森に声をかけたのがきっかけです。
仕事じゃなく、楽しく作ろうというコンセプトです。

Q3.パズルゲームってなんとなく作るの大変そうなんですが、どれぐらいの期間で作られたのでしょうか? 苦労した点は?

ふたりで1年かかりました。お互い仕事しながらなのでプライベート削ってというところは少し大変ですが、楽しかったのでそれほど苦労とは感じてないと思います。

Q4.パズルも楽しいんですが、大森さんが描いたキャラがとにかくかわいい!

仕事と違って自分で好きに描けるので楽しいですね。

Q5.Apple様にもフィーチャーされ、たくさんダウンロードされたと思いますが、作っているときに、「これは売れる」という手応えはありましたか?

周りの反応がいいみたいなので少しは売れるかなというのはありました。
『モンスターサンドイッチ』はあまり“売上げにこだわっては作っていません”。

Q6.カッコイイ! リリース後の反響で、何かおもしろいものはありましたか? Appleのフィーチャーは狙ってましたか?

youtuberさんが動画をアップしてくれたり、憧れのファミ通さんやアプリサイトさんが反応してくれるのは、普通に生きてたらないことなので新鮮でした。フィーチャーは狙ってました、というか“ちゃんと作ろうと思っていました”。

Q7.かっこよすぎませんか! ところで、開発者がこっそり教える攻略法や、隠し技などあればぜひ。

こっそりとTwitterで『モンスターサンドイッチ』のフィギュアプレゼント企画をしています!
▼RTするだけ!
https://twitter.com/phl_purple

Q8.これは即応募ですね! 最後に何かひと言、よろしくお願いいたします。

無限ステージやモンスターコレクションという新たなアップデートが実装されました。
もちろん、通常のステージのアップデートも準備しています!
『モンスターサンドイッチ』だけではなく、つぎのゲームでも応援よろしくお願いいたします。

「なんか、キャラクターがかわいい」

キッカケはそんな理由でダウンロードしてみてもいいのではないでしょうか。遊べばハマること間違いなしの、オススメパズルゲームでございます!

■あぷまがどっとねっと
(あぷまが)

「すべてのアプリにチャンスを!」との思いから、藤田武男氏が個人開発者が開発したアプリを中心に紹介している情報サイト。ほかでは見つからない“お宝アプリ”が“あぷまが”なら見つかるかも! ちなみにイラストは、あぷまがのマスコットキャラ、アイロニー。


※あぷまがへのアクセスはこちらから

モンスターサンドイッチ【ひらめきが試されるパズルゲーム】

メーカー
Tech a Go Go
配信日
配信中
価格
無料
対応機種
iPhone、iPod touch、iPad、iOS 7.0 以上 / Android 2.3 以上

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