【新作】相手の弱みを握って事件をもみ消すサスペンスノベル 『犯人は僕です。』

2016-08-21 12:00 投稿

警察が来るまで後5日!

合宿を目的にコテージを訪れた大学の映像制作サークルメンバーたち。そこで迎えた初日の夜、2階のバルコニーにいた主人公は、自分が過去に犯した“とある事件”を知る友だちの追求に恐れ、勢い余って突き落としてしまう。

「……捕まりたく、ない」

罪を逃れようと考えた主人公が裏工作をくり返し、警察が現れる5日後までにサークルメンバーからの疑いをもみ消していくのが、この謎解き探索ノベルゲーム『犯人は僕です。』だ。

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ゲームの見どころ
●みんなの弱みを握るための裏工作
●相手の言動を読み取り反論する会議パート
●事件の結末はまさかの展開に!? 

みんなの弱みを握るための裏工作

転落死したシラユキと主人公のクロダ、ふたりだけがバルコニーに出ていたことを知るメンバーは、最初からこちらに疑いを持って攻め寄ってくる。

疑いというか事実だし、むしろ彼らのほうが正しい。

それをもみ消すためにコテージ内を駆けずり回って、弱みを握っては黙らせるという裏工作に明け暮れるっていうんだから、主人公はどこまで性根が腐っているのかと問いただしたくなるレベルだ。

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▲左からスミレ、アオキ、ミドリ、カナザワ、アカイ。各自設定された色から名前を連想しやすい。主人公のクロダは言葉の通り、黒=犯人というわけだ。

警察が訪れるまでのタイムリミットは5日間。そのあいだ、1日ひとりずつ順番にこちらを脅してくる。

しかも、追求してくるのは毎晩開かれる会議のときという、変身中のヒーローを攻撃しない適役のようなこの状況、こちらにとってはじつに好都合。

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▲チャラい立ち回りが目立つカナザワだけど意外と鋭い観察力を持っている。そんな彼が逆らえない相手がアオキであり、彼もまた、予想外の一面を隠し持っているのだ。

彼らの弱みはだいたい各自の部屋に隠されているのだけど、犯人だと断定している主人公に部屋を探索させるほどお人好しではない。

初日に挑むカナザワの場合も同様、とりあえず説得を試みはするけど、当然、出て行けと追い出されてしまう。

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▲カナザワを部屋から連れ出すヒントはアオキ。彼と話しをして呼び出してもらっているあいだに部屋を探索するのだ。
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▲2日目のターゲットはワンピースが似合う、男子受け抜群であろう容姿のミドリ。しかし、彼女にはキャバクラで働く裏の顔以外にも驚きの秘密が……。

一見すると仲のよさそうなサークルメンバーだけど、その腹に秘めているものは意外とドス黒く、突けば悪口の連続なのだ。

どうしてそんな連中がこんな合宿をしているのか、著者なら気が抜けなくて落ち着かないところだけど、事件の隠蔽を画策する主人公にとっては願ってもいない環境。彼らの弱みを絞り出し徹底的に脅してやろう!!

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相手の言動を読み取り反論する会議パート

裏工作パートで相手の弱みを収集、それらを突きつけて周囲からの疑いを反らし、ぐぅの根を出ないほどに黙らせるのが会議パートの醍醐味だ。

ここで重要になるのは“メンバーの疑惑”ゲージの上昇率。突き付けるアイテムはもちろん、彼らの追求を上手に逃れないと自白に追い込まれてしまうので要注意。

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ある程度の疑惑が残っても黙らせるのに必要なアイテムが揃っていれば物語は進む。

万が一、突き付けるアイテムが不足、ゲームオーバーになった場合、裏工作パートからやり直すことができるので、最後まで諦めずにチャレンジしてもらいたい。

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事件の結末はまさかの展開に!?

疑惑度が100%になるか探索が不十分な場合、警察の到着を待たずに物語が完結、つまりバッドエンドを迎えてしまう。

みんなの追求に耐え切れず、「俺がやりました」と自白するならまだしも、みずから命を絶って事件の真相を闇に葬ったりと、さまざまなエピソードが用意されている。

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シラユキを突き落としてしまった主人公。

彼がやってしまったことは逃れようのない事実だし、それをひと晩放置してしまったこともけっして許されることはない。罪を逃れるための隠蔽工作もやってはいけない行いだけど、この物語にはもうひとつ、重要なポイントが隠されている

その真相を突き止めることが本作最大の見どころであり、謎解きゲームとしておもしろいプロセスなので、この記事を読んで興味が湧いた人はぜひ、このコテージを訪れてほしい!!

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P.N.深津庵
※深津庵のTwitterはこちら

犯人は僕です。

ジャンル
謎解き探索ノベル
メーカー
GLOBAL GEAR, K.K.
配信日
配信中
価格
無料
対応機種
iOS/Android

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