Hulu、Netflix、Amazonプライム、dTV、U-NEXT、AbemaTV 動画視聴アプリ比較まとめ【2016年8月版】
2016-08-11 09:00 投稿
勢いに乗る“AbebaTV”が本格参戦
Hulu、Netflix、dTVなどが展開する、定額制でアニメやドラマなどの映像コンテンツを楽しめる“サブスクリプションサービス”。今回はその中からアプリでの視聴が可能なものをいくつかピックアップし、サービスやコンテンツの内容から比較を行った。
大まかな構成は前回の記事と同じだが、これから連休を迎えるであろう人たちに向け、より最新のコンテンツを意識した内容になっている。ぜひチェックしてほしい。
今回は6つのアプリを調査
※情報は2016年8月7日時点のもの
まずは簡易比較
Hulu(フールー) 利用額:月額1008円(税込) 動画数:2万本以上(見放題のみ) ※公式の数値より | |
Netflix(ネットフリックス) 利用額:月額702~1566円(税込) 動画数:2500本以上(見放題のみ) ※非公開のため筆者調べ | |
Amazonプライム・ビデオ 利用額:年会費3990円(税込) 動画数:25000本以上(PPV含む) ※検索結果の数値より | |
dTV 利用額:月額540円(税込) 動画数:12万本以上(PPV含む) ※公式の数値より | |
U-NEXT 利用額:月額2149円(税込) 動画数:12万本以上(PPV含む) ※公式の数値より | |
AbemaTV 利用額:基本無料 ※月額960円(税込)のプラン有 |
【Netflixの利用額】
視聴できる動画の画質により契約プランが変わる。
【PPVとは?】
通常の利用額とは別に料金を支払い、番組単位で購入するシステムのこと。
Huluの特徴・魅力
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全体的にシンプルなデザインがウリ。アイコンや文字が大きく見やすいだけでなく、縦スクロールだけですべての情報を見られる直感的な操作もうれしい。テレビ番組のようにスケジュールを組んで放送するリアルタイム配信では、CSの有料放送であるFOXチャンネルも楽しめるぞ! 作品を検索する際に、地域や制作スタジオ(フジテレビやワーナーなど)を選べるのも特徴だ。
配信コンテンツとしては、日米同時放映のドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』が魅力。シーズン5まで見放題なのは現在Huluだけ。
Netflixの特徴・魅力
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ドラマ『ブレイキング・バッド』を楽しめるのは現在ここだけ。また芥川賞小説原作の『火花』や、2017年に配信予定のハリウッド版『デスノート』などのオリジナル映像もNetflixにしかない魅力だ。簡易比較の数字だけではコンテンツ数が少なく感じるかもしれないが、ほかで見られないオンリーワンの作品を多数持つ独自性は見逃せない。
アプリの手触りとしては、映画・ドラマに特化したカテゴリー分けがうれしい。迷ったときは“受賞歴がある映画”で検索すれば間違いなし!? 動画再生の途中で、言語や字幕が切りかえられるのもNetflixならではだ。
Amazonプライム・ビデオの特徴・魅力
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配信されている映像を、端末へ一時的に保存しておけるダウンロード機能が便利。視聴したい作品を事前にダウンロードしておけば、たとえオフラインの環境でもストレスなく楽しめる。
来年春よりシーズン2の配信も予定されている『仮面ライダーアマゾンズ』や、7月より放送開始した『ウルトラマンオーブ』スピンオフ作品など、特撮ファンならチェック必須のオリジナル作品群もAmazonプライムビデオの大きな魅力だ。
dTVの特徴・魅力
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実写版『進撃の巨人』、『テラフォーマーズ』といった国内映画のスピンオフ作品がdTVオリジナルドラマとして配信されている。また、アニメ『おそ松さん』のテレビ未放送エピソードが独占先行配信されるなど、注目コンテンツを最速で楽しむ機会も多く得られそうなサービスだ。
dTVでは、最上段に表示される作品の映像・音声が自動的に流れるというユニークな仕組みが採用されている。これにより、思わぬところで新たなお気に入りが見つかることも?
ちなみに名称から“docomo専用サービス”のような印象を受けるかもしれないが、auやsoftbankも含めたすべてのキャリアで楽しめるので安心してほしい。
また、dTVでは7月にVR視聴専用アプリもリリースされている。人気アーティストによるライブやミュージックビデオが360度視点のド迫力映像で楽しめるという、運営会社・エイベックスならではの試みと言えるだろう。
▼ライブVRに興味がある人はこちらもチェック!
『dTV VR』配信開始! 浜崎あゆみ、AAAら出演の夏フェスとタッグも
360度VR映像第1弾は“lol-エルオーエル-”と“SOLIDEMO(ソリディーモ)”
U-NEXTの特徴・魅力
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アニメだけでなく、大河ドラマや朝ドラも他の追随を許さないレベルで数多く備えている。放送中のものまでカバーしているので、もし見逃してしまったときでも安心だ。
カテゴリー分けにおいて“こんな上司がほしい!”といったように、パッと見で内容をイメージしやすい形で行われているのもうれしい。検索の際にキャストやスタッフからの逆引きも可能なので、声優ファンにもオススメ!
AbemaTVの特徴・魅力
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3月からスタートしたライブストリーミングサービス。すべて無料のインターネットテレビ局として、スポーツや音楽、アニメなど複数の専門チャンネルが並行して配信されている。ユーザーは放送スケジュールに則って番組を視聴することになるため少し形態が異なるサービスだが、リリースから半年もたたずにアプリが600万ダウンロードを突破するなど、いまいちばん勢いのある映像コンテンツ配信サービスと言って問題ないだろう。
実際に使ってみると“左右にフリックすれば何らかの番組がやっている”ため、つい複数の番組をザッピングしてしまう。「とりあえずヒマ潰しに何か流しておこう」という人にとっては、最強のコストパフォーマンスを誇るサービスだ。
2016年8月時点の比較とオススメ
“金額”で比べてみる
HuluやNetflixを基準に考えると、dTVやAmazonプライムビデオ(月額換算で約333円)は安く感じる。“お急ぎ便”などに代表される特典の付くAmazonプライムビデオは、通販を利用する人にとってはより“お得感”のあるサービスだろう。一見割高に見えるU-NEXTは、PPV作品に使えるポイントを毎月1000円分もらえるため、実質の負担はHuluとそこまで変わらないと考えることもできる……かもしれない。
基本無料のAbemaTVは置いといて、単純にコストだけで比べるならばAmazonプライムビデオがオススメと言ってよさそうだ。ただし今回使ってみた中で唯一の年会費サービスなので、“1年間使い続ける”ことを前提として……ではあるが。
“作品数”で比べてみる
簡易比較にて12万本以上と表記したdTVやU-NEXTだが、PPV作品を除けばHuluとそこまで大きな差はないようだ。数字を見るとNetflixの本数が極端に少なく感じるものの、じつは海外作品の数でAmazonプライムビデオを上回っている。
それぞれが持つオリジナルコンテンツの魅力も含めて、全体の数よりも“自分が好きなジャンル”の作品を数多く有するサービスを選ぶのがいいだろう。海外ドラマならFOXチャンネルの存在が大きいHuluやdTV、アニメならU-NEXT……といったところだろうか。
お盆期間中のオススメはこのアプリ
まず、Hulu選出の理由はゴジラチャンネルの存在が大きい。7月に劇場公開され、その熱はまだまだ収まりそうにない『シン・ゴジラ』を観た人はもちろん、これから観る予定の人もHuluを利用すれば自分の中の“ゴジラ熱”が高まること間違いなしだ。
外で『ポケモンGO』をプレイした後に、まだまだ余韻に浸りたい人には、Amazonプライム・ビデオがオススメ。アニメ『ポケットモンスター』が、過去シリーズも含めかなりの本数を楽しめるぞ。ちなみにHuluでも一部配信されているが、こちらはそれほど数が多くないようだ。
dTVとU-NEXTのオススメ理由は、夏といえば……のホラー作品。専用の特集を組んでいるdTVはもちろんだが、U-NEXTのラインアップもかなり充実している。身の毛もよだつ恐怖で、夏の暑さも吹き飛ぶ……かもしれない。
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