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GoogleによるVRプラットフォーム”Daydream”発表! スマホ装着型の最新VRヘッドセットも今秋発売へ

2016-05-19 15:42 投稿

オリジナルのVRヘッドセットには専用コントローラーも

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グーグルによる開発者向けカンファレンス“Google I/O 2016”が、アメリカのカリフォルニア州マウンテンビューで、現地時間2016年5月18日10時から3日間にわたって開催されている。(日本時間:5月19日2時~5月21日まで)

本カンファレンスの冒頭で行われたキーノートでは、出だしから新情報が多数飛び出す驚きの展開に。

この記事では、キーノートにおける発表事項の中から、VR(バーチャル・リアリティ)にまつわる部分にフォーカス。グーグルによるVRプラットフォーム“Daydream(デイドリーム)”のほか、最新のVRヘッドセットと専用コントローラー、VRに特化したGoogle Playについても紹介していく。

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▲VR関連の発表を行った、VR担当副社長のクレイ・ベイバー氏。

高品質なVR体験を追及した先に生まれた“Daydream”

ベイパー氏はまず、2年前のGoogle I/Oで発表されたスマートフォンVRゴーグル“Google Cardboard(グーグルカードボード)”について言及。グーグルカードボードが発表されて以降、サイズやデザインの異なるさまざまなものが発売されてきた。

ベイパー氏によると、対応アプリのインストール数は5000万を超えているのだという。

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グーグルはこれまで、カードボードによってVRコンテンツの持ち運び安さ、そして誰でも気軽に触れられる手軽さを押し出してきた。だがそのつぎの段階として、「より快適で、高品質、高い没入感の追求も行ってきた」とベイパー氏はコメントしている。

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そうして生まれたのが、今回新たに発表されたVR専門のプラットフォーム“Daydream(デイドリーム)”である。

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グーグルカードボードをはじめとする、これまでのスマートフォンVRでは、画面のブレや体験の質の低さが課題となっていた。

しかしこのデイドリームでは、ハイエンドなスマートフォンVR体験の提供を目的としているのだという。

ベイパー氏は「スマホでのVR体験の質を向上するには、スマートフォン、ヘッドセット+コントローラー、アプリといった3つの側面で新たな取り組みが必要である」とし、それぞれの取り組みについて紹介した。

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(1)Android NのVRモード+VRに最適な高水準スマートフォンの開発を発表

まずはじめに紹介したのがスマートフォン本体における取り組み。スマートフォンをディスプレイとして用いるVRデバイスの場合、グラフィックやトラッキングの精度など、スマートフォンのスペックがVR体験の快適さに大きく起因してくる。

高水準でのVRに対応するため、Android OSの最新バージョン”Android N”にVRモードを搭載。これによってトラッキングの精度を高めたり、3Dオーディオの向上、映像の遅延を減らすことができるのだという。

さらにOSなどのシステム面に留まらず、高品質なVR体験を実現するためのスマートフォンの開発も開始。この取り組みを”Daydream-Ready”と掲げ、サムスン、htc、LGなど名だたるハードメーカーとともに、快適なVR体験ができるセンサーやディスプレイを搭載したスマートフォンを開発していくようだ。

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(2)グーグルによる最新のVRヘッドセットと専用コントローラーがお目見え

続いて発表されたのが、グーグルオリジナルのスマートフォン装着型VRヘッドセット(名称未発表)。

■グーグルによる最新のVRヘッドセットとコントローラー

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装着と取り外しの手軽さに加え、VR体験時の快適さも追求されているこのVRヘッドセット。また、本機と互換性のある専用コントローラーも発売される予定となっている。コントローラーにはボタンとクリック可能なタッチパッドが備わっており、スクロールやスワイプといった操作が行える模様。

■専用コントローラー

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▲コントローラーを魔法の杖のように使ったり、うねりながら滑空する龍の動きを表現したりと、使いかたはさまざま。

これらのデバイスは、いずれも今秋発売予定とされている。

専用コントローラーで操作している様子が見られる動画はこちら

(3)VR版Google Play&Daydream home

ベイパー氏は、VRにおけるアプリの重要性について触れた後、VR専用のGoogle Play(=ストア)を立ち上げることも発表。ユーザーは、VR専用Google Play上でVRコンテンツを手軽に探して購入できるようになる。

■VR版Google Play

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また一度購入したコンテンツは“Daydream home”というホーム画面から、いつでも楽しめるようになるとのこと。

■Daydream home

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コンテンツの豊富さも気になる点だが、NBA、hulu、ニューヨークタイムズ、IMAXなど、すでに複数の団体・メディアがデイドリームにVRコンテンツを提供予定なのだという。

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VRでのスポーツ観戦も魅力的だが、映画好きの記者としては、VRシネマや3D映画が気軽に楽しめるようになる点が興味をそそる。劇場でないとその魅力を十二分に発揮できなかった3D映画を、そのポテンシャルをフルに活かしながら自宅で楽しめる。そんな夢のようなことが現実に起ころうとしているのは、非常に心躍る展開である。

またゲームジャンルにおいては、EA(Electronic Arts)、UBISOFTなどの大手メーカーがDaydreamにソフトを提供するようだ。

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さらにGoogle Playムービーやストリートビュー、Googleフォト、YouTubeなども、アプリとしてデイドリームで体験できるようになることも発表された。

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GoogleムービーやYoutubeで360度動画や3D映画を視聴したり、ストリートビューで自分が行きたい街を360度静止画で体験したり、自身が撮影した360度写真を閲覧したりと、その親和性の高さは容易に想像できる。

なかでもYouTubeはVR用に新たに作られたもので、音声検索にも対応しているとのこと。

Daydreamは2016年秋登場予定

盛りだくさんな発表内容を受けて、気になってくるのが配信時期について。ベイパー氏によると、デイドリームは今秋よりリリース予定とのこと。だが、開発者向けのSDKは5月19日現在すでに配布開始になっている。

多くの関心を集めていた、グーグルによる最新VRヘッドセットとコントローラーが発表された今回のキーノート。残念ながら実物を拝むことはできなかったが、5月19日午前9時(日本時間:5月20日午前1時)には、VRに特化したセッション”VR at Google”も控えている

このセッションで最新VRヘッドセットの実機や、より詳細な情報が発表されるのか? こちらも注目していきたい。

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