“LINEモバイル”、“LINE Payカード”など新サービスの嵐!“LINE CONFERENCE 2016”怒濤の発表
2016-03-25 00:15 投稿
怒濤の発表
2016年3月24日、舞浜アンフィシアターにて“LINE CONFERENCE TOKYO 2016”が開催された。会場内には当日限定のショップが開設されるなど、いたるところにLINEキャラクターが散りばめられ、サービス開始5年の節目にふさわしい大型カンファレンスとなった。
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セッション1では代表取締役社長の出澤剛氏が登壇し、これまでの振り返りと主要サービスの進捗をプレゼン。2011年の東日本大震災をきっかけに、身近な人とのつながりを重視したコミュニケーションアプリとして誕生したLINEは、約5年間で全世界累計登録ユーザー数10億人を突破するなど、順調な成長を続けていることが述べられた。
また、主要サービスのうち、LINEの大きな特徴であるスタンプ事業については、“ポップアップスタンプ”という新たなスタンプを開発していることが明かされた。トーク画面全体を活用したインパクト抜群のスタンプとなっており、今夏に提供が開始されるという。
ゲーム事業では期待の3タイトルが
ゲーム事業では、これまでの提供タイトルの総ダウンロード数が6億4,000万件を突破し、『LINE:ディズニー ツムツム』の国内における月間アクティブユーザー数が1,300万人以上を記録するなど、ゲームパブリッシャーとしても世界有数の存在であることが強調された。
そして、今夏までのリリースが予定される3タイトルも紹介。本格シナリオの横スクロールアクションRPG『追憶の青』、LINEキャラクターが登場するランニングアクション『LINE ラッシュ』、リアルタイムの協力&対戦が可能な指先タクティカルRPG『LINE グラングリッド』というラインナップとなっている。
追憶の青
LINE ラッシュ
LINE グラングリッド
今後の展開としては、ミッドコア領域を中心にタイトルを拡充していくほか、多数のメーカーとのパートナーシップによる新規案件が進行中。これらは年内のリリースを目指しているという。
新キャラ “チョコ”の登場など各事業がさらに拡充
その他の部門では、キャラクタービジネス事業にてブラウンの妹“チョコ”が新たに登場することを発表。ファッションセンスが高く、SNSを使いこなすキャラクターで、LINEユーザーとの親和性が高そうだ。
また、LINEキャラクターがユニバーサル・スタジオ・ジャパンの開業15周年を応援する“ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 15周年リ・ボーン応援団”に就任することが決定。3月29日から、両者のコラボによるオリジナルムービーやLINEスタンプの配信も開始される。
その後も、“LINE NEWS”での提携新聞社拡充、定額制オンデマンド型音楽配信サービスの“LINE MUSIC”にて収録曲を着信音に設定できるサービスの開始、著名人や企業の映像配信が中心の“LINE LIVE”で一般個人の配信も可能になるなど、新たなサービス展開が続々と発表された。
出澤氏はセッションの最後に、今後のLINEのミッションを“Closing the distance”と位置づけ、世界中の人たちとの関係性はもちろん、さまざまな情報やサービスとの距離を縮める関係性を創出していくと語った。そしてこのミッションを実現するための新たなビジョンとして、LINEを入り口にすべてが完結する“スマートポータル”ナンバーワンを目指して展開するとの言葉で締めくくった。
プラットフォームのオープン化戦略
セッション2では、ビジネスプラットフォームのオープン化に関する戦略が発表され、執行役員 プラットフォーム担当の杉本謙一氏がプレゼンテーションに臨んだ。まずはプラットフォームのオープン化に先立ち、LINEアカウント機能を拡張させる3つの機能が本日リリースされたことを発表した。
“ショップカード”はLINEアプリ内でお気に入りのお店のポイントやスタンプカードを集めて利用できる機能。日本だけでなく、台湾やタイ、インドネシアも対象国となる。
“Coupon Book”は、企業や店舗のアカウントから配信されるクーポンをLINEアプリ上で一元管理することが可能。友だち追加したアカウントのクーポンを一覧で確認できるほか、ユーザーごとの好みに合わせたレコメンドや、有効期限が迫るクーポンから順に表示するリマインド機能もついているという。
“コマース”は、LINEアカウント上でネットショップを持つことができる機能。月額やシステム利用料は無料、ログインや会員登録も不要という手軽さが魅力だ。
そしてビジネスプラットフォームのオープン化については、Webサービス向け、中小企業向け、開発者向けにそれぞれの戦略を展開していくという。これらは文字どおり、ビジネス側に向けた展開ではあるものの、ユーザー視点で見てもメリットは大きい。LINEアプリひとつで多彩なサービスを利用できるようになったり、ネット予約や限定情報の受け取りが簡単になったり、“LINE Beacon”を利用した店頭の商品情報を取得できたり……といった具合だ。
続いては上級執行役員 法人ビジネス担当の田端信太郎氏が登壇。広告配信プラットフォームの機能拡張について説明した。
これまでのLINEの広告配信は、一方通行で大規模一斉配信される大企業向けのものだったが、今後は“レリバレント(関連性)”、“パーソナル”、“すべての企業向け”のプラットフォームへと拡張される。
LINE上のさまざまなサービスの利用履歴からユーザーの属性を判断し、趣味、嗜好に合った分野の広告が配信されるようになる。かいつまんでいえば、購入する気がまるでない商品の広告配信は減少し、興味のある分野の広告が優先的に配信されることになるわけで、ユーザーにとっては歓迎すべき機能性と言えるだろう。
“LINE Pay”と“LINE Pay カード”
最後のセッション3には、取締役 CSMOの升田淳氏が登壇し、決済に関する数々の新サービス展開をプレゼンした。
まずは、モバイル決済サービス“LINE Pay”の提携先拡大を発表。将来的なキャッシュレス、ウォレットレス社会を見据えた、スマホのおサイフサービスと呼べるもので、いつでもどこでもチャージできる便利さが魅力だ。みずほ銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行といった都市銀行と連携したことをはじめ、全国各地の地方銀行との連携拡大も進められているという。
また、“LINE Pay”の残高をオフライン店舗でも利用できる“LINE Pay カード”の発行が、本日より開始された。このカードのメリットは、なんといってもポイント還元率の高さ。利用金額の2%分(100円につき2ポイント)が“LINEポイント”として貯まり、1,000ポイントで“LINE Pay”残高の電子マネーに交換することができる。JCBとの協業によるため、国内外のJCB加盟店で利用できるのもうれしいところだ。
“LINE Pay カード”は4種類のデザインで登場し、LINEアプリ内の“LINE Pay”にて申し込み可能。なお、“LINEポイント”は4月25日から“LINEフリーコイン”と統合され、LINEアプリ内のサービスでも“LINEポイント”を貯めることができるようになる。
月額500円の衝撃“LINEモバイル”
数々の新サービスが発表された“LINE CONFERENCE TOKYO 2016”では、最後の最後に電撃発表が待っていた。速報でお伝えしたように、LINEがMVNO(仮想移動体通信事業者)事業に参入し、“LINEモバイル”のサービスを開始することが明らかになったのだ。
FacebookやTwitterと連携し、これらも使い放題になるほか、月額500円という価格設定など、驚きのサービス内容が満載。こちらの詳細は別記事で改めて紹介する。
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