名作RPG『ロマンシング サガ2』が進化してスマホで蘇る! 配信直前プレイリポート
2016-03-10 20:49 投稿
『ロマサガ2』気になるポイントを徹底レポート!
配信を3月末に控え、いよいよ期待の高まるスマホ版『ロマンシング サガ2』(以下、『ロマサガ2』)。
オリジナル版からは23年ぶり、移植となるモバイル版からも6年ぶりとなる本作に期待するファンは多いはず。
今回はいよいよ迫る配信に先駆けて、ゲームの概要と操作感覚などのプレイリポートをお伝えしていくぞ。
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『ロマサガ2』とは?
オリジナルとなる『ロマサガ2』は1993年12月に発売されたスーパーファミコン用RPG。自由度の高いフリーシナリオに加え、“閃き”や“陣形選択”といった個性的な戦闘システムで一世を風靡した。今でも根強い人気を持つ作品だ。
まずは『ロマサガ2』の人気要素についておさらいしていこう。
●個性的な戦闘システム
フリーシナリオと皇帝継承
本作では自由度の高いフリーシナリオが採用されている。プレイヤーはバレンヌ帝国の皇帝となり、世界を脅かす七英雄の脅威に立ち向かいながら領土を広げ、世界に平穏を取り戻すために代を重ねながら戦うことになる。
この大枠の中で、習得する技や術、仲間にするキャラクター、果てはボスキャラクターの七英雄と戦う順番さえもプレイヤーに委ねられている。その自由度の高さが本作の醍醐味である。
そしてフリーシナリオならではのシステムが“皇帝継承”だ。
これはプレイヤーが操作する皇帝が死亡すると、“皇帝継承”によって次の皇帝を選ぶことができるシステムのこと。
新皇帝となる仲間キャラクターに能力を引き継ぐことができ、さらに条件に応じて新たな陣形を入手することも可能となっている。“皇帝継承”はイベントによる世代交代のほか、皇帝が戦闘で死亡した際にも発生するぞ。
仲間になるキャラクターには様々なクラスが存在し、どのクラスのキャラクターに皇帝を継承するかによって入手できる陣形などが変化する。クラス選びはゲーム攻略のうえで非常に重要な要素だ。
こうしてプレイヤーが歩んできた道のりは、今作からメニュー画面に追加された“帝国記”で確認できる。プレイヤーの数だけ異なる歴史が生まれるのが『ロマサガ2』の魅力なのだ。
個性的な戦闘システム
戦闘システムも『ロマサガ2』の楽しみのひとつ。なかでも本作から採用され、以後『サガ』シリーズの定番となった人気システムが“閃き”だ。これは戦闘中に新たな“技”や“見切り”を習得するというもの。
攻撃を仕掛けた際には新たな“技”を閃くことがある。レベルシステムのない本作では、新技を入手するためには関連する武器を使って戦闘をくり返し、“技”を閃く必要があるぞ。
また敵の攻撃を受けた際に“見切り”をひらめくと、その攻撃は以降確実に回避することが可能となる。強敵との戦闘前にその敵の得意技を見切っておくことで、戦闘を有利に進めることができる。
戦闘陣形
もうひとつ、戦闘時に重要になるのが戦闘陣形だ。陣形の種類やキャラクターの配置によって様々な効果が得られるため、状況に応じた陣形を選ぶことで戦闘を有利に進めることができるぞ。
スマホで『ロマサガ2』、実際どうなの?
オリジナル版をプレイした人ならここまでは既にご存知のはず。やはり気になるのは実際の操作感だろう。というわけで、ここからは実際にプレイして得られた感触をレポートしていくぞ。
●グラフィック
●タッチパネルの操作性
●オリジナルからの変更点
グラフィック
画面写真を見たらすぐに、キャラクターたちが当時の印象を忠実に再現したドット絵で動きまわるのが目につくだろう。
想像をかき立てるドット絵はフリーシナリオとの相性抜群。オリジナル版をプレイしていた世代でも、当時の印象を損なわずに楽しむことが可能となっている。
また一部のボスキャラクターは立ち絵がアニメーションするようになり、ますます不気味な印象に。
いっぽう背景やメニュー画面はスマホの高精細な画面に合わせて新たに描き直されている。
これによって現代のゲームに慣れた目にも古さを感じさせず、ストレスのないプレイにひと役買っている。
画面から全体的に受ける印象は、“現代の技術でリマスターされた『ロマサガ2』”といったところ。オリジナルの印象はそのままに、全体的にブラッシュアップするバランス感覚はお見事と言うほかない。
旧来の『ロマサガ2』ファンも今回初めてプレイする人も、きっと満足できる仕上がりになっているぞ。
タッチパネルの操作性
RPGをスマホでプレイするうえで、気になるのが操作性だ。特にロマサガ2はシンボルエンカウント制ということもあり、敵を回避しながら進む繊細な操作が要求される場面も多い。十字キーのないスマホでどこまで自由にキャラクターを操れるかも気になるところだ。
実際にプレイしている様子を撮影した動画が公式Twitterで公開されているため、まずはこちらを参照していただきたい。
動画を見てわかる通り、基本はスワイプで移動、タップで決定というスマホ移植では定番の操作だ。だがよくみると操作パッドが出ていないことに気づくはず。
このゲームでは、移動と決定の操作は画面上のどこを触っても反応するのだ。
実際に操作した感触として、まず操作のレスポンスは良好。タッチ位置のズレによる操作ミスが起こらないため、街中を歩いたりメニュー画面での操作を行うぶんにはほとんどストレスを感じない。指の置き場所を意識せず、家庭用ゲーム機のコントローラーに非常に近い感覚で操作可能だ。
肝心のフィールド探索時の操作だが、レスポンスがよいため慣れればモンスターの回避も可能となる。全て回避して進みたい場合にはある程度の練習が必要になるが、通常は数分もプレイすれば十分操作できるようになるだろう。
戦闘時の操作にもこの入力方式は優秀に機能する。スワイプで行動を選択しシングルタップで決定という操作は、両手持ちでも片手持ちでも快適に操作可能だ。もちろん使用する技や攻撃対象の敵を直接タップして行動を選ぶこともできる。
決定動作がシングルタップということで、誤操作による選択ミスを心配している人もいるはず。とくに会話中の選択肢はひとつの選択がその後の歴史に影響してくる可能性もあり、絶対にミスできない重要なポイントだ。
だが心配はご無用。会話中に出てきた選択肢は通常のシングルタップでは確定されず、ダブルタップするか選択項目を直接タップすることにより確定される。重要な場面での誤操作を発生させない嬉しい配慮だ。
オリジナルからの変更点
【モード選択】
『ロマサガ2』は2010年にモバイル版が配信されており、その際に新ダンジョンと新たなクラスの“陰陽師”と“忍者”が追加された。本作ではこれらの要素もバッチリ収録されている。
とはいえ、ときには思い出深いオリジナル版で遊びたくなることもあるはず。そんなときに利用してほしい機能がこの“モード選択”だ。
これはニューゲーム開始時に追加要素の有無を選ぶことができるというもの。追加要素なしを選んだ場合、オリジナル版そのままのイメージで遊ぶことができるぞ。
【戦闘時の表示】
新たな機能として、戦闘時に攻撃内容の説明が表示されるようになった。初めてのプレイでも技や術の詳細がわかりやすくなり、初心者でも気軽にプレイできるようになっている。
【SE】
サウンドに関して、BGMは当時の音源を高音質で再現している一方で、SEの一部については当時のものと変更されている。オリジナルファンには気になるところかも。
未プレイの人にもオススメ!
今回プレイして強く感じたのは、オリジナルの尊重とユーザビリティの充実だ。
オリジナル版『ロマサガ2』のイメージを大切に再現しつつも、一方でゲームを快適にするための変更が随所に見て取れる。
『ロマサガ2』ファンはもちろん、今回のスマホ版で興味を持った新規プレイヤーにもオススメしたい1本だ。20年以上根強い人気を誇る不朽の名作、この機会にプレイしてみては?
ロマンシング サガ2
- ジャンル
- RPG
- メーカー
- スクウェア・エニックス
- 配信日
- スマホ版:3月末配信予定 プレイステーションVita版:未定
- 価格
- 未定
- 対応機種
- iOS、Android、PlayStation Vita
- コピーライト
- © 1993,2010,2016 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.Planned & Developed by ArtePiazza
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