“息づかいを感じるバトル”gloops最新作『LAPLACE LINK(ラプラスリンク)』は期待大!

2015-11-04 22:40 投稿

豪華声優陣も登場!

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2015年11月4日、都内でgloopsの新作タイトル『LAPLACE LINK(ラプラスリンク)』の発表会が行われた。本タイトルはDeNAが立ち上げるブラウザゲームプラットフォーム“NBPF”のプロジェクトのひとつとして生まれたもの。ここでは、発表会の内容レポートと同タイトルの試遊インプレッションをお届けしていく。なお、本日より事前登録もスタートしている。

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発表会にはgloopsの代表取締役社長 池田秀行氏、同社プロデューサー 上田朋宏氏に加え、声優の内山昴輝さん、川澄綾子さん、種田梨沙さん、下野紘さんが登壇。また、本作のプロモーションムービーも初公開された。

池田氏は、本作リリースと今後の戦略について「まず、『LAPLACE LINK』の構想から2年。ようやくこうして発表できるようになったことを嬉しく思う。現在、gloopsはネイティブアプリでもブラウザゲーム事業でも、非常にいい経験ができている。我々はこれからも新しい価値の創造に挑戦し続けていくつもりだ。もちろん、本作もさまざまなチャレンジを詰め込んだタイトルとなっている。このタイトルを通じて、今一度ブラウザゲームを盛り上げたい」とコメント。

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▲gloops 代表取締役社長 池田秀行氏。

また、同じくプロデューサーの上田氏は「本作は、細部にまで非常にこだわりぬいて作ったタイトル。遊ぶ人の感情を揺さぶるものをという思いと、ブラウザゲームの未来を切り開くものにしたいという思いを掲げて作ったタイトルなので、ぜひそこを感じ取ってほしい」と述べている。

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▲gloops プロデューサー 上田朋宏氏。

上田氏のいう“遊ぶ人の感情を揺さぶる”とは、ゲームを遊んだことで、感情が揺れ動いたという実感が得られるかどうかこそがゲームの価値を決める大きなポイントになっているという考えによるものだという。そのため、本作には世界への没入感を高めるために、リアリティすら感じられるほど緻密に練りこまれた世界観設定、キャラクターの人格設定、50人以上ものプレイアブルサブキャラクターが用意されているそうだ。

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▲メインキャラクターは上の4人。それぞれに問題や葛藤を抱えており、性格に多面性を持たせている。これらのキャラクター設定もゲームに没入するための重要な要素。

また、バトルシステムにも上田氏のこだわりが込められている。上田氏がバトルシステムを作るのに、もっとも意識したことは「息づかいが感じられるものにする」という点だという。本作には最大4人でのマルチプレイバトルが用意されており、そこでは各プレイヤーがお互いの動きを見ながらフレキシブルに移動したり、操作キャラクターを切り替えたりして連携を取ってバトルをすることになる。そのため、お互いの意思疎通は非常に重要。言葉による意志疎通はなくとも、誰が何をしたいのかを感じ取って、それに合わせた動きをすることが重要なものになっている。

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会場でこのマルチプレイを実際に体験した声優のみなさんがそれぞれ以下のように感想を述べた。

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「今日は仕事としてこの場に来たので、バトルの最中にもいろいろしゃべらなくちゃと思っていたけれど、実際バトルが始まったら何もしゃべれなくなるくらい仕事を忘れるくらい熱中して楽しんでしまいました(内山さん談)」

「私はあんまり反射神経はいいほうではないので、あまり激しいゲームは得意じゃないんですけど、このゲームは本当に楽しめました。ストーリーも気になるので、ぜひ友達と遊んでみたいです(川澄さん談)」

「今回私が演じている役はキュアラーという回復役のキャラクターで、バトルでも回復役に徹しました。私は普段ゲームをするときはこういう役をすることがあまりなかったので、新鮮ですごく楽しかったです。回復魔法を唱えているときには無防備になってしまうので、その間に攻撃されないかとすごくハラハラしました!(種田さん談)」

「役割分担がしっかり分かれているゲームだから、それぞれがそれぞれの役割をしっかり分かるようになって、連携できるようになるとすごく楽しいと思います! それと、さっき設定資料集をちょっと見せてもらったんですけど、キャラクターがクラスアップする要素もありますよね? ぼくはこのクラスアップというシステムがすごい好きなので、そこにも期待しています。コンプリートするとかもいいですよね(下野さん談)」

キャストの面々も本作を楽しみにしている様子がうかがえたところで発表会は幕を閉じた。

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自由に動けるバトルシステム

ここからは、発表会後に行われた試遊会で実際に遊んでみたレポートを行っていく。

まずは、感想を述べる前に本作のシステムの確認をしていこう。

通常、ブラウザゲームはメニューリストを選択していくことで冒険が進んでいくという形がとられるが、本作は世界への没入度を高めるためにこのシステムも刷新。2DのMMORPGのように自由に街中を移動し、そこにいるNPCたちからクエストを受けて進んでいくものとなっている。また、そのとき画面内に余計な情報を出さないようにとメニュー画面も省かれている。メニューを開きたいときは、画面を長押しすることでメニューが呼び出される仕組みとなっているようだ。

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このリストスタイルを廃止した流れは、バトルシステムにも及んでいる。バトルは、奥行きのある2Dのフィールドを用いたものになっており、プレイヤーはそのフィールド内の任意の点をタップすることで、そこにキャラクターを移動させられるようになっている。また、画面下部にはアビリティボタンが用意されており、そのボタンをタップすることでアビリティが発動。敵から離れた位置でボタンをタップしても、キャラクターが自動で敵に近づいて攻撃してくれるように作られている。

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バトル中画面上部にあるBPというゲージを100%に到達させると発生する“ブレイク”というシステムも搭載。ブレイク中は、敵が一切行動できなくなるほか、スキルのクールタイムの回復速度が3倍になるため、ここが一斉攻撃、攻略のポイントとなるようだ。

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さらに、バトル中にはスロットに設定しておいたキャラクターに自由に切り替え可能。画面右下のボタンをタップするだけで簡単に操作キャラクターを切り替えられるので、戦況に合わせたキャラクターチェンジも重要となってきそうだ。ちなみに、キャラクターにはそれぞれ攻撃を得意とする“アタッカー”、ブレイクさせるのが得意な“ブレイカー”、回復役となる“キュアラー”、味方の盾となり敵を引き付ける“ディフェンダー”という4つの役が割り振られており、これらをどう編成していくかもバトルのキモになるようだ。

ブラウザゲームの未来を感じる完成度

ブラウザベースということなので、エフェクトやアクションといった表現力にはあまり期待していなかったが、この予想は裏切られた。街中の移動でも、バトル中でも非常になめらかに動くほか、キャラクターの動きや表情といったところまで細かいエフェクトが付けられており、非常に高いクオリティでまとめられていた。バトルもネイティブアプリ並みにサクサク動くのには、かなり驚かされた。

マルチバトルに関しても、クリエイターの意図通り、仲間の息づかいが感じられる作りに。味方がどんな動きをして、いま何がしたいのか、仲間に何をしてほしいと思っているのかを察して動くと、言葉を必要としない連携がしっかりと形になってフィールド上に現れる。この瞬間はスポーツを経験している人には分かるであろう、あの得も言われぬ「やったぜ」という感覚が得られるので、小気味がよい。ただ、画面外に味方が行ってしまうと、味方がどこにいるのかわからなくなってしまうので、簡単なアイコンで仲間がいる方向を示してくれると、さらに連携を取りやすくなるかも。

ともかく、バトルにおいてもクエストにおいても街中の移動においてもすごく楽しい! あのリスト型メニューでは味わえないワクワク感がある。ガチャでは装備やキャラクターが出てくるそうなのだが、そこでどんな武器やキャラクターが手に入るのかはわからないので、武器の装備システムなどに関してはなんとも言えないが、かなり期待度の高いタイトルであることに間違いはないだろう。
最後に、上田氏と池田氏から簡単なコメントがいただけたので、その内容をまとめておこう。

池田氏「とにかく、本作はたくさんのチャレンジを詰め込んだタイトル。コアなゲーマーの方ならそのこだわり、チャレンジに気づいてもらえることと思う。そして、そういったみなさんに、この緻密な設定を楽しんでいただきたい。ファンのみなさんが望めば、いろいろな展開が生まれるかもしれないので、まずは楽しんでもらい、そして応援をいただければ幸いです」

上田氏「本作は、誰にでも楽しく遊んでもらおうというコンセプトではなく、強烈なファンを狙ったタイトル。それゆえ、きっと本作にはアンチも多く、そして同時に熱烈なファンも多くなるタイトルだと思います。緻密に作られた世界観や、こだわりぬいて作ったシステム、キャラクター設定は、ぜひともコアなゲームファンに楽しんでもらいたいです」

ブラウザゲームの底力、そしてブラウザゲームの今後を期待させるクオリティとなっている本作は、本日11月4日から事前登録がスタートしている。事前登録を行った人には、もれなくキュアラーのキャラクター“南方アオイ(CV:釘宮理恵)”がもらえるので、忘れないうちに事前登録を済ませておこう。なお、今後はオープンβテストも予定されており、リリースは今冬にMobageからとなる。

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