【超熱血パズドラ部】第1492回:ブライダルガチャの結果は
2024-07-16 11:25
2015-10-30 18:27 投稿
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パズル&ドラゴンズ
前回の続き(?)。
iOSで先行配信がスタートしたパズドラの協力プレイダンジョン。アップデートが行われた10月29日の深夜に山本プロデューサーの呼びかけでテストプレイを楽しみ、
「これはパズドラの第2章や!!!」
とコーフン状態に陥って、そのまま意識を失った。
翌日……というかその日の昼。
会社に出社し、「さてさて、山本さんとの協力プレイのことを記事にするかな」なんてつぶやきながらPCを起動していると、例の如くスマホがブルブルと震えた。ナンダナンダと覗き込むと、画面には1通の軽薄なSMSが。
「かどまーん。いまヒマ~?」
差出人は、ガンホーのY大課長である。俺は素早くスマホを手に取り、「ヒュンヒュン!」と風切る華麗な指さばきでフリック入力を行った。
「いまから熱血パズドラ部を書くところやで~」
ここでピンときて、俺は言葉を付け加えた。「……もしかして、協力プレイのお誘いかね?w」。
Y大課長はこれには応えず、黙って8桁の数字を打ち込んできた。そしてひと言、
「ヴぇるだんでぃで入ってる」
とのたまう。これですべてを理解した俺は「おし」と言い、協力プレイダンジョンを立ち上げてY大課長の作ったルームに入っていった。
Y大課長が選んだのは、“超絶極限ゴッドラッシュ!α 神世界 超絶地獄級”という、スーパーウルトラスペシャルダイナマイト的な冠がたくさんつけられた、難しいのか簡単なのかよくわからない、とにかく賑やかなダンジョンである。メンツは見ての通り、オール木属性の青木ヶ原樹海のようなパーティーだ。
「軽くノシてやりますか」
とY大課長。
「無論である」
と俺。この段階では、失敗することなどまったく考えていなかった。
そして、角満×Y大課長の、初めての共同作業が始まった。
1階に現れたのはガイアだ。最初のターンはY大課長の攻撃なのだが、見るとなんと、HPが60000以上もある。
「すげえ体力www こりゃ簡単にはやられませんなあwww」
と俺。
「うむwww ひたすら体力バカやってますwww」
とY大課長。この段階でも、失敗することなどまったく考えていない。
Y大課長→俺の順番でとりあえず2ターンを消費した。しかし、たいしてガイアの体力は削れていない。ぼちぼち本気で叩かないと手痛い攻撃が飛んでくるのでは……という予感を覚えつつ画面を見つめていたところ、3ターン目のY大課長が明らかな操作ミスをしてガイアの逆鱗に触れた。結果、
「あwwww ごめwwww ミスったwwwww」
とY大課長。
「ちょ!!www なんでHP60000もあんのにあっさり死ぬんだよ!!wwww」
と俺。この段階でようやく、(じつは俺たち、あんまたいしたことないかも)と思い始めた。
このスーパーダイナマイト級のダンジョンは、「どうやらここは、俺たちとは相性が悪かったらしい」(Y大課長)との判断で、とりあえずカンベンしてやることにした。つぎにY大課長が選んだのは、“極限ヘララッシュ!α 妃の宴 絶地獄級”である。ここで俺は、使いたくて使いたくて仕方のなかった覚醒フレイヤ(速攻で進化させた!)をリーダーに据えたパーティーを選択し、Y大課長にこう言った。
「大課長!! つぎ、覚醒フレイヤをリーダーにすっから!! 回復力がハンパないので、ヤバそうだったらとりあえず回復消してみ!!」
覚醒フレイヤのリーダースキルは、木属性の攻撃力と回復力が2.5倍になるのだ(プラス、スキル使用時に木属性の攻撃力が少し上昇)。回復1コンボだけでも「ぎゅぎゅぎゅ~~~ん!!!」とHPが回復する様が気持ちよくて、ここんとこメインで使っているのである。
「了解っ!!! ここは余裕でクリアーしよう!!」
Y大課長は元気にそう言って、ダンジョンに入っていった。
しかし……。
「あ」
という世界最短の断末魔の声が聞こえたかと思ったら……。
「ごめwwwwww またミスったwwwww」
とY大課長。
「ちょっと!!!www 回復消せっつったろ!!!www」
と俺。俺たちとダンジョンの相性……以前に、俺とY大課長の相性に問題があるのではと思えてきた。
でも気を取り直して、
「ヘララッシュくらいクリアーしたいね^^;;;」
というY大課長の声のもと、もう一度チャレンジすることになった。ダンジョンに入る前に、「ヴェルパって、こんなに操作時間短いのかよ……」とY大課長がブツブツと念仏を唱えていたようだったが、それは敢然と無視した。
ところが……。
「あ、あかん…………………………w」
とY大課長。
「おいこら!!!!www さっきから何やってんだ!!!www」
と俺。いよいよ、“ひとつもクリアーできず協力プレイ終了”という屈辱のゴールが見えてきた気がした。
さあ困った。本当に完封負けしてしまうかもしれない。しかたなく俺もヴェルダンディパに戻し、初心に戻ってヘララッシュに挑むことにする。
「ととと、とにかく火ヘラを越えないと!!!><」
とY大課長。
「ほんとだよ!!!w もっとやらせてくれ!!!w」
と俺。背水の陣を敷いたダンジョン潜行が、いよいよ始まった。
そしてここからは、友情もチームプレイも無視した口汚い罵りあいである。
「ちょっと!!! 俺の木ドロップ消すんじゃねえよ!!!ww」
と俺が言えば、
「しかたねえだろ!!!ww こっちも木を消さなきゃ攻撃できねえ!!w」
なんてY大課長から返ってくる。こうした、あまりにもバカバカしくも笑えるやり取りがあまりにも新鮮で、
「こいつはぜひとも、仲のいい連中と酒を飲みながらやりたいなあwww」
なんて思った。
そしてどうにかこうにか、
極限ヘララッシュをクリアー!! ダンジョンから帰還するなり、
「やべえ……。俺ら、強すぎるかも……」(俺)
「自分たちの実力が怖い……」(Y大課長)
と口々に言い合ったのは言うまでもないw
おしまいw
大塚角満Twitterアカウント→@otsuka_kadoman
大塚角満(おおつか・かどまん)…… 週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。編集業務のかたわら、執筆活動を精力的にこなしており、多数の連載記事を持つ。著書に、『モ ンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズな ど。ファミ通Appでは、“熱血パズドラ部!”を始めとするスマホゲームの執筆活動も行っている。 |
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大塚角満の熱血パズドラ部 ~本日も斜め移動日和~ バックナンバー
対応機種 | iOS/Android |
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価格 | 無料(アプリ内課金あり) |
ジャンル | RPG/パズル |
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メーカー | ガンホー・オンライン・エンターテイメント |
公式サイト | https://pad.gungho.jp/ |
公式Twitter | https://twitter.com/pad_sexy |
配信日 | 配信中 |
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