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【大塚角満の熱血パズドラ部!】第471回『俺たちの居場所』

2015-10-05 15:35 投稿

俺たちの居場所

今日は完全に私情のみの記事を書く。

俺と山本プロデューサーが足繁く通っていた都内のお店が先日、惜しまれながらも閉店してしまった。都心では有数の繁華街に居を構えながら、屋根裏部屋のような、それでいて地下室のような(矛盾しているけどホントにそんな感じ)独特なたたずまいが大好きで、均したらおそらく、週イチくらいのペースで通っていたのではなかろうか。お酒も料理も抜群においしく、スタッフのみんなとすっかり仲良くなったこともあって、俺と山本さんはここを“都内にできた隠れ家”と愛情を持って呼んでいた。あまりにも居心地がいい店だったので、

「この店は……ふたりの秘密の場所ということで、ツイッターなどで拡散することを禁じましょう!w そして誰かを連れてくるときは、互いに報告するように!!w」

との誓約を作り、実際に「今日は●●社の▲▲さんとの会食に使いますね!」なんて律儀に報告しあっていた。どれだけ律儀に誓約を守っていたのかと言うと、中目黒目黒にすらこの店の存在を教えていなかったくらい(マジ)。“まったく拡散してくれない客”という、お店からしたら口コミが期待できないヘンなふたりだったかもしれないが、それでも店長とスタッフのみんなは笑って我々を受け入れてくれた。それゆえに、「あと1ヵ月で閉店しちゃうんよ」と店長から聞いたときは、青天の霹靂もいいところの衝撃であった。……そしてこの店長というのが、このブログではすっかりおなじみ、“カラクリ姫”ことIちゃんだったのである。

このお店では本当に、パズドラがらみのいろいろなことがあった。

ゴッドフェスのたびに、その場に居合わせた見知らぬ人とガチャを回したり。

「これ、パズドラのガチャをヒントに作ったねん!」とカラクリ姫が主張する、景品が当たるクジを引いたり。

クリエイティブを生業とするいろいろなパズドラーを紹介してもらったのも、このお店だったな。

そうそう、拙著『逆鱗日和 天』の駅貼りポスターの撮影をさせてもらったのもここだ。「お酒を飲みながら、俺と山本さんがふたりで楽しくモンハンで遊んでいるシーンを撮影したいんだけど……」とダメ元でカラクリ姫にお願いしたら、「ぜんぜんいいよ!! 好きなように使って!!」と言って協力してくれたんだよな。

そこに集まってくる常連さんは、見るからにひと癖もふた癖もある、いい意味で“あやしい人々”ばかりだった。……もちろん、俺や山本さんも含めて(笑)。でもそんな彼らが、土管の中に作った秘密基地に吸い寄せられるようにやってくるシーンが、俺はことのほか好きだった。なので、“もうすぐなくなってしまう”という事実は、なかなか受け入れがたいものがあったのだ。

その店最後の営業日。

常連客でごった返す店内をほろ酔いの目で眺めながら、俺は小さくつぶやいていた。

「こんなことが、前にもあったなぁ……」

って。自分の大事な隠れ家がなくなってしまう場面に、それほど遠くない昔に立ち会ったことがあったのである。

『モンハンポータブル』シリーズに夢中になっていた時代。俺には“バーS”という大事な大事なお店があった。ゲーム好きのマスターと意気投合し、掛け値なしに毎日のように相棒の江野本ぎずもと通っては、明け方までモンハンで遊んだり、激論を交わしあったりしていた。その様子は幾度となくエッセイに形を変え、『逆鱗日和』シリーズに収録されている。思えばここが、俺の人生で初めてできた“馴染みの店”であった。

それゆえに、バーSが閉店してしまうという話を聞いたときは驚いた。

「なんで辞めちゃうんだよ!!!」

と、事情も知らないくせにマスターに食って掛かるくらい、俺は動揺していた。この閉店から数年の時が流れたというのに、いまだに江野本と、「バーSがあったらなー」なんて話したりしている。心にできた穴は思いのほか大きくて、なかなか埋まらずにいたのだ。

でも、「ずっと埋まらないのでは……」と思えた大穴をふさいでくれたのが、カラクリ姫と彼女が切り盛りしていたワインバーだった。

「ここは絶対に手放さないぞ!」

「身体が元気なうちは、ずっと通い続けるぞ!!」

そんなことを想いながら、俺はホイホイとスキップをしてお店のドアをくぐっていたのである。

それなのに、またここも閉店してしまう--。

そのとき、俺は「はっ!!」と気がついた。

「もしかして俺が好きになると、その店は閉店してしまうというジンクスが生まれるのか……?」

酔っ払いの思考なんて、こんなものである。賑やかな店内でひとりダークサイドに堕ちかけていると、俺以上に酔ったカラクリ姫がやってきて、こんなことを言った。

「大塚さ~ん! いつも来てくれてうれしかったー! つぎに何をするのか、ぜんぜん決まっていないけど、また店を開いたら遊びにきてね! そしてまたいっしょにパズドラしよー!!www」

カラカラと明るく笑うカラクリ姫に向かって、俺も笑顔で白ワインのグラスを掲げた。そうだよな。俺がどうこうなんて、失礼な話だ。今日はカラクリ姫とお店の新しいスタートを、ひたすら祝って飲みまくろう!w

「おう!! 俺もこの店に出会えてよかったよ!!! かんぱ~~~い!!!!」

この“最後の日”から数日経ったいま、常連さんたちがFaceBookやツイッターで交わしているのが↓こんな会話だ。

「つぎの隠れ家どうしよう……!! みんなでゴッドフェス回してても怒られない店を早急に探さなきゃ……!!!w」

“隠れ家ロス”の影響は、小さくないようで……w

 

大塚角満Twitterアカウント→@otsuka_kadoman

大塚角満(おおつか・かどまん)…… 週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。編集業務のかたわら、執筆活動を精力的にこなしており、多数の連載記事を持つ。著書に、『モ ンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズな ど。ファミ通Appでは、“熱血パズドラ部!”を始めとするスマホゲームの執筆活動も行っている。

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