【大塚角満の熱血パズドラ部！】第468回『巨人たちを駆逐せよ！！』

ミニへらとミニぷらんが付いてる！ 大塚角満の熱血パズドラ部シーズン2 増刷しました！ ★Amazonでの購入はこちら！ 巨人たちを駆逐せよ！！ ｢駆逐してやる……っ！！！！｣ と意気込んで、人類は1度目の壁外調査に乗り出した。 参加メンバーは、第2390期より想紡の時女神・ヴェルダンディ、第2298期より創造の緑機操士・クラジュ＝マキナ、第1535期より覚醒セレス、第1743期より克己の龍英傑・劉備、そして第2081期より秩序の創界神・ヴィシュヌ（※念のため、数字はモンスター番号なｗ）。助っ人として、精鋭のひとりである究極ヴェルダンディにも来てもらった。これで……鳥篭に囚われていた100年の歴史から人類を解放してやるのだ！！！ ……って、出撃するの、モンスターだけどな！！ 挑むのはもちろん、超地獄級である。 必勝の誓いを立てて壁を飛び出していったプラントアーミー……じゃなかった調査兵団御一行。その姿は、自由の翼を羽ばたかせて舞う鳥そのものであった。そんな彼らの前にいきなり、↓コイツが現れる！！！ 出たっ！！！ 超大型巨人！！！ 人類の宿敵にして壁壊しの張本人！！！ ｢これはチャンスだ！！ 全員、戦闘態勢に入れっ！！！｣ 最初から戦うつもりだったのだからとっくの昔に戦闘態勢なわけだが、気分を盛り上げるためには上記のようなセリフも必要なのである。さあ、人類の力を思い知らせてやる！！！（モンスターだけど） いやそれにしても、この超大型巨人の迫力たるやどうだ……！ 圧倒的なスケールで迫り来る様子はまさに『進撃の巨人』そのもので、ついつい｢か、かないっこない……(´; ω ;｀)｣と泣き言を言いたくなってしまう。 しかし！ 我らは調査兵団だ。人類の夢と希望を背負って壁外に飛び出してきたからには、きっちりと成果を上げて凱旋するしかないのだ！！ 心を鼓舞して超大型巨人を削りにかかったが、よく見りゃこいつは火属性。我がプラントアーミーズとは絶望的に相性が悪い。 ｢となれば人類の叡智、クラジュ＝マキナのエレメンタルジャマーでコイツを水属性に変えてやれば！！！｣ 当然のように作戦はそこに行き着いたのだが、残念ながらここはダンジョンの1階。スキル上げができていないエレメンタルジャマーは、発動まで19ターンを要してしまう。なんだか早くも絶望的。こうなりゃひたすら、愚直に切り刻むしかない。 ｢人類はまだ、負けていない！！！｣ そう信じて。 が。 いい感じで削れてきたところで、超大型巨人が妙なことをした。 “手を振り上げた” もう、イヤな予感しかしない。調査兵団、みっともなく泣き喚く。 ｢ちょちょちょ！！！ やめろベルトル……じゃなかった超大型巨人！！！ み、見逃してください！！！ さ、先に進ませて！！！＞＜｣ 悲しいことに、命乞いは超大型巨人には通じなかった。 ｢人類は……負けた……｣ 今回の壁外調査で、人類は全人口の4分の1を失うという壊滅的なダメージを受ける（スタミナのことね）。この悲報に、街の人々（ツイッターのフォロワーさんのこと）からこんな声が飛んだ。 ｢何の成果も得られませんでしたか……｣ 指揮官の俺は、唇を噛みながらこう答えた。 ｢私が無能なばかりに！！！＞＜｣ それでも、人類の希望の灯火が消えてしまったわけではない。ボコボコにされた壁外調査ではあったが、それでもしっかりとつぎなる作戦を持ち帰ることができたのである。 ｢人類は……反撃の糸口を見つけたぞ！！｣ 指揮官の俺はここで、2回目の壁外調査に向かうメンバーに手を加えた。超大型巨人の必殺技“強烈な一撃”は確か、50000ちょっとのダメージだったはず。となれば、こいつが来るタイミングで覚醒スサノオノミコトのスキル“灼嵐の剛壁”（3ターンのあいだ受けるダメージ半減）を放っておけば、受けきれちゃうじゃないの！ というわけで、覚醒セレスがアウトで覚醒スサノオノミコトがイン。 このメンツで2回目の壁外調査に乗り出した。 すると、思い掛けないことに、覚醒スサノオノミコトのスキルを使うまでもなく超大型巨人を撃破。 ｢な～んだ。けっこう余裕じゃん｣ 強敵を退けてホッとひと息つく調査兵団の前に、今度は憎き鎧の巨人が現れた。 ｢うわ～～～……。堅そ～～～……｣ 画面に“1、1、1、1、1”という無慈悲な文字が出ることを確信しながら攻撃を叩き込むと、これが意外なことにガリガリと体力を削り取ることができてしまった。 ｢あれ？ じつは見掛け倒し君か？｣ あっけなくコイツは退けて、いよいよボス戦に突入か！？ そう思ったとき、画面にまたもや不穏な文字が……！ “助走し始めた” ……これは！！ つつつ、つぎのターンに、致命的な攻撃をくり出してくるに違いない！！ いやでも、ここは慌てるところではない。なんたって俺はこのときのため（だっけ？）に、覚醒スサノオノミコトを連れてきたのだから！ 44歳の指揮官は、ここぞとばかりにわめき散らした。 ｢そんな攻撃は……すべて読んでいたよ！！ さあ解き放て覚醒スサノオ！！ 灼嵐の剛壁、発動～～～！！！｣ これにより3ターンのあいだ、すべてのダメージが半分になった。 ｢これぞまさに“ウォール・スサノオ”だぜふっふっふ……｣ ドヤ顔を決め込んでいると、またまた画面に意外な文字が……。 “3” ……って、おいいいぃぃぃいいい！！！！ いまからカウントダウンすんのかよ！！！ スサノオのスキル効果、さ、3ターンなんですけどぉぉおおお！！！ 俺の行動パターンをすべて把握しているかのような鎧の巨人に内心ビビりつつ、それでも難なく退けることができた。さあこれで、残るはボスだ！！ 調査兵団の前に出現したのは……！！ でたぁぁああああ！！！ 女型の巨人！！！ 5人くらいしか意味がわかる人いないけど、俺とはいろいろと因縁がある女型の巨人が現れたっ！！！ ｢よくもまた俺の前に現れてくれたな……！ あのときの恨み、ここで晴らしてくれようぞ！！！｣ 個人的な恨みを乗せて、まずは木属性のリーサルウェポン、エレメンタルジャマー・水を食らわす。これで、女型の巨人は水属性となった。『進撃の巨人』的に言ったら、硬化能力を封じてうなじを剥き出しにしたようなものか。 これにより、調査兵団はあと1歩というところまで女型の巨人を追い詰めることに成功した。間違いなく、あと一撃で沈められる！ もう勝ちだ！！ 人類の勝利だ！！ ところがここで、女型の巨人が妙なことをした。 “拘束” の文字が出たと思ったら、なんと覚醒スサノオノミコト以外のモンスターが2ターンもバインドされてしまったではないか！！ ｢ちょ！！！ 拘束されるの、オマエのほうだろ！！！｣ 泣き言を言ってももう遅い。バインドを解こうにもこういうときに限って覚醒セレスは置いてきているし、つぎの攻撃に備えたくとも、覚醒スサノオノミコトのスキルはつい先ほど無駄撃ちしたばかりだ。ななな、なんという知能犯！！！ 鎧の巨人と女型の巨人が深謀遠慮を張り巡らせて、俺を罠にハメたとしか思えない！！！ ｢いやぁぁあああ！！！＞＜ やめてぇぇええええ！！＞＜｣ 叫び虚しく、調査兵団はここで力尽きた。 これにより人類は全人口の9割を失い、再び壁の中で雌伏の時を過ごすことになったのであった（注・スタミナが尽きた、の意）。 大塚角満Twitterアカウント→＠otsuka_kadoman 大塚角満（おおつか・かどまん）…… 週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。編集業務のかたわら、執筆活動を精力的にこなしており、多数の連載記事を持つ。著書に、『モ ンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか！』シリーズな ど。ファミ通Appでは、“熱血パズドラ部！”を始めとするスマホゲームの執筆活動も行っている。 ミニへらとミニぷらんが付いてる！ 大塚角満の熱血パズドラ部シーズン2 2015年3月6日発売！ 好評につき増刷しました！ ★Amazonでの購入はこちら！ [関連記事] 【パズドラ攻略まとめ】TOPページへ 【パズドラW攻略まとめ】TOPページへ 大塚角満の熱血パズドラ部 ～本日も斜め移動日和～ バックナンバー

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