【大塚角満の熱血パズドラ部！】第461回『タマゴが足らない』

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タマゴが足らない

最近俺のまわりで、

｢たまドラがぜんぜん足りない！！！｣

という話をよく聞く。

｢せっかく究極進化とか究極覚醒させたのに、たまドラがないから恩恵が受けられない！！！｣

そんな泣き言を聞く機会が非常に増えたのだ。同僚の美人ドSゲーマー・Tさんがそうだし、身内のHもそう。そして先ほど中目黒目黒からも、

｢一度つけてしまったたまドラを引っ剥がす手段って、ないんですか？？｣

というムチャな質問が送られてきた。取り憑いた悪霊を除霊する霊媒師かっつの。とは言えこの“たまドラ不足症候群”は俺の身近だけでなく、密かに世界に蔓延しつつある深刻な症例のようだ。

ではナゼ、たまドラが足らなくなるのか？　前出の3人はまったく同じ原因でこの症状に罹患しているので、それを例に考えてみたい。

自由に課金できる彼らのモンスターラインアップは、無課金の俺など足元にも及ばないくらい充実している。とくに“鬼課金”の目黒なんて、｢なんか強そうなの売ってたんで、とりあえず買っときました｣と言って、わけもわからないくせにシヴァ=ドラゴン、オーディン=ドラゴンを買ってしまうほど。それくらい潤沢なモンスターボックスを持っているのだ。Tさんもあらゆる属性の強そうなモンスターに並々ならぬ投資をしていて、｢光カーリーの究極進化できたー！ｗ｣、｢パールヴァティーも覚醒させたぜー！ｗ　うらやましいかホレホレｗ｣と、自慢することに余念がなかった。

ゴッドフェスのたびに手に入る、いろいろな属性の神様たち－－。

｢やった！ｗ　大当たり！ｗｗ｣と言ってはそれに投資し、覚醒スキルも開けてゆく－－。

しかしそれだけでは強くなれず、相性のいいモンスターどうしでパーティーを作るために、予定外のモンスターにも資金と素材（たまドラ）を配分しなければいけなくなる。

そして……。

｢気がついたときにはすでに、中途半端にしか育っていないモンスターたちがモンスターボックスにひしめいていました……｣

中目黒目黒氏はそう言って唇を噛んだ。加えてここ最近、俺が順調に成長している姿を間近に見て彼らは｢はっ！！｣と目覚め、

｢私（俺）だって本気を出したら、すぐに角満ごときには追いつけるはず！！｣

と言って、現在のトレンドともいえるモンスターを育て始め、究極進化や究極覚醒をさせていったのである。

そして、そのときになってようやく気づいたのだ。オノレが深刻な病に蝕まれていたことに……！　彼らは声を揃えるように、同じ悲鳴をあげた。

｢やばい……！　せっかく究極覚醒させたのに……たまドラが1匹もいないよぉぉぉおお！！！！　無計画に使いすぎたーーー！！！＞＜｣

｢覚醒バステト作ったぜ～～～！ｗ　うらやましかろうｗｗｗ｣

そう言って勝ち誇っていたTさんの覚醒バステトは覚醒スキルをひとつも開けられず、しばらくのあいだ本気でショゲていた（最近ようやくすべて開いた）。たまドラ不足症候群は、ことのほか手強いようだ。

そんな中にあって、この俺はどうなのか？

じつはパズドラをやり始めて以来一度たりとも、たまドラが足らないなんて思ったことがないのだ。実際いまでも、30個以上のストックがあると思う。

それはいったいナゼなのか？　これの答えは、じつに簡単にして明白である。なぜなら……！

俺、木属性がらみのの20体くらいにしかたまドラ食わせてないから！！！

コレに尽きる。

木属性特化で生きてきて3年数ヵ月……。初めて、

｢属性絞ってやってきてよかった！！ｗ｣

と思った瞬間でした。

おしまい。

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ジャンル	RPG／パズル
メーカー	ガンホー・オンライン・エンターテイメント
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配信日	配信中
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