開発力や企画力を競うアプリクリエイター頂上決戦再び! SPAJAM2015密着取材(最終日)
2015-07-06 18:03 投稿
SPAJAM2015の最優秀賞チームがついに発表!
7月6日の午後1時、東京のKFC HALLにてモバイルプロジェクト・アワード2015とSPAJAM2015の合同表彰式が実施された。密着取材の最後となる今回は、合同表彰式の模様をお伝えしよう。
※初日の模様はこちら
※2日目/午前の模様はこちら
※2日目/午後の模様はこちら
合同表彰式では、SPAJAM2015に先駆けてモバイルプロジェクト・アワード2015の表彰式が行われ、下記のプロジェクトが優秀賞を受賞していた。
【モバイルプロジェクト・アワード2015】
モバイルハードウェア部門
●ZenFone 5
●通信融合カメラ LUMIX CM1
モバイルプラットフォーム・ソリューション部門
●Remote TestKit
●au WALLET
●IIJmio 音声通話機能付き SIM(みおふぉん)
MCF社会貢献賞
●大規模災害時における公衆無線LAN無料開放“00000JAPAN”
モバイルコンテンツ部門
●MixChannel
●白猫プロジェクト
●nana
●Brain Wars
●SmartNews
表彰式には、『白猫プロジェクト』の浅井大樹プロデューサーも登壇。
感謝の言葉を述べつつ、「まもなく『白猫プロジェクト』は1周年を迎えますが、これからも開発のときのチャレンジ精神を忘れずに、運営を続けていきたいと思います」と、今後の抱負を語っていた。
モバイルコンテンツ部門の表彰が終わると、いよいよSPAJAM2015の表彰式がスタートした。
受賞チームが発表される前に、大会の実行委員長を務めたコロプラの代表取締役社長、馬場功淳氏がステージに。
参加者の期待通り(?)、オープニングパーティのときと同じく自動二輪車のIO Hawk(アイオーホーク)に乗って颯爽と登場。会場からは笑いが巻き起こっていた。
だが、どことなく緊張感のある会場の雰囲気に、途中からIO Hawkを降りてから挨拶を継続。
「SPAJAMでの体験を糧に、今後のモバイルアプリをけん引するような素晴らしい作品をどんどん作っていただけたらと思います」とコメントし、本参加者たちにエールを贈っていた。
馬場氏の挨拶が終わると、いよいよSPAJAM2015の受賞チームが発表。今回用意されたのは、最優秀賞、優秀賞(2チーム)、審査員特別賞の3つ。ここからは発表された順番に従って受賞チームを紹介しよう。
優秀賞①
『Sharerm』
札幌予選代表 FUNKey
優勝賞の1チーム目は、目覚ましをシェアする寝坊撲滅アプリ『Sharerm』を開発したFUNKey。
代表の兵藤允彦くんは「納得のいくところまで完成できなかったので、ちゃんと完成させて皆様のスマートフォンで使っていただけるようにしたいと思います」と、今後の意気込みを語った。
優秀賞②
『ワラカン』
東京A予選代表 デジテニ東京
ふたつ目の優秀賞は、最年長チームのデジテニ東京が開発した、集合写真の笑顔で支払い金額を計算する会計アプリ『ワラカン』。
代表者の徳久達彦氏は「テニスをしたり、お酒を飲むメンバーで参加しましたが、こんなに頼もしいクリエイターだったんだと気づくことができました。皆のことがますます好きになりました」と告白し、会場の笑いを誘っていた。
審査員特別賞
『Music Elevator』
東京B優秀賞 “よろしくお願いします。feat.Higu’s Bros”
特別審査員賞は、スマートフォンの充電という何気ない行為を通じて、ユーザーが世界中の人々と音楽をシェアするアプリ『Music Elevator』が受賞。
アプリを手掛けた“よろしくお願いします。feat.Higu’s Bros”の宮崎直己氏は、「今日の授賞式はメンバー全員が参加できなかったので、後日飲みながら、喜びを分かち合いたいです」とコメントした。
最優秀賞
『WorldPortal』
大阪予選代表 VRつくり隊
そして、栄えある最優秀賞に選ばれたのは、VRつくり隊が開発した『WorldPortal』。全天球カメラ“RICOH THETA”で撮影した360度の写真をシェアできるアプリで、代表の能代和哉くんは「『WorldPortal』のように、これからもさまざまなイノベーションが生まれるアプリを作っていきたいと思います」と目標を語ってくれた。
残念ながら受賞を逃したそのほかのチームには、馬場氏からファイナリスト賞の表彰状やプレゼントが贈られた。
そして表彰式の最後に、審査委員長の日本Androidの会の名誉会長・丸山不二夫氏が「どのチームも素晴らしい作品を作られたので、皆さんの今後の活躍に期待しています。また、今回のうれしさや悔しさをバネにしてがんばってください」とメッセージ。2泊3日の激闘は、こうして幕を閉じた。
予想以上の応募があり、日本のスマートフォンアプリのコンテストでは最大級の規模になったというSPAJAM2015。大会に参加したクリエイターのますますの飛躍や、来年の開催を楽しみにしてほしい。
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