脱出ゲームは数あれど、『The Room Two』はバツグンに美麗!
『The Room Two』は、ダークファンタジーな雰囲気にもドキドキさせられます。有料ですが、その価値は絶対にある作品です。まずは、本作の特徴をまとめてみました。
『The Room Two』とは
・2012年のApp Storeでゲーム・オブ・ジ・イヤーに選ばれた『The Room』の続編
・精細なグラフィック
・ダークファンタジーテイスト
・凝ったギミック
・2015年6月現在は日本語未対応
・有料(360円)
・ヒント機能あり
※『The Room』の1作目は、コーラス・ワールドワイドから日本語完全対応版が配信中。今回紹介している『The Room 2』および『The Room 3』の日本語版も近日リリース予定であることが発表されている。
※【新作】シリーズ1,000万DL達成の脱出ゲームが完全日本語化!
部屋の中に点在する仕掛けを解いて脱出するわけですが、最初にちゃんとチュートリアルが設けられているので安心。画面をタップ、スワイプ、ピンチなどで直感的に操作できます。
▲アイテムどうしの組み合わせはしないけれど、イジッて形を変えたりしますよ。
字幕のデフォルトは英語で、日本語は残念ながら未対応。ヒントなども英語ですが、単語を拾い読みするだけでも意味がわかりますので、それほど労力はいらないはず。
ギミックがすごい!
仕掛けを解くと、カシャーン、ギュイーン、って感じにパーツが動く! どういう仕組みかわからないけれど、とにかくカッコイイ。ステージによっては、魔法的な力が働いているっぽい演出もあります。
▲パズル要素も豊富です。ちょっと頭をヒネる仕掛けが絶妙。
不思議な接眼レンズ
チュートリアルで手に入れる“接眼レンズ”を掛けて見ると、手がかりが赤く浮かび上がることがあります。さらに、七色に光る不思議なエリアを覗き込むと、その先にさらなる世界が続いていて、アニメーションしているのです。この演出はぜひじっくり観てほしい! 吸い込まれそうな気分になります。
ヒントがありがたい
仕掛けを解けずに、一定時間が経つと、画面左上の“?アイコン”が点灯します。ヒントはエリアによって3~4個ほどあり、順にオープンしていきます。もちろん、見たくなければ開かないでおけばいいし、オプションでオフにも設定できます。ヒントの出しかたも徐々に詳しくなっていく感じ。
謎めくマークと手紙の差出人
部屋からいよいよ脱出! というときは、光る棒(?)を、あるマークに見える地点を探します。そして、扉が出現! なんだか、オドロオドロしくて、ココが毎回怖いです……。
そして、気になるのが行く先々に手紙を残している“AS”なる人物。あるステージで、“ポケット”に入れられた手紙を発見したときは、ゾゾーッとしました。ASはいったい何者なんでしょう……。こういった全体をとおしての謎があるのも醍醐味ですね。
最終ステージがヤバすぎ!!
本作は章ごとに部屋が変わっていきます。2章は、帆船の船倉、3章は東南アジア風の遺跡、4章は洋館……と、雰囲気も異なって新鮮です。難度も少しずつ上がってきて、仕掛けも複雑になっていきます。
▲きっと乗っている船を模したであろう、船のミニチュア。仕掛けがいっぱい!
▲石造りの遺跡。サウンドも民族音楽っぽいです。
▲洋館はポルターガイスト起こりまくり!!
そして、最終章は小舟で行きついた建物。ここにはヘンテコな機械がたくさんあって、サイバーパンク風です。ここが、かなり難しい!! これまでのステージは、怪しい部分は見つけやすかったけれど、この部屋は全部が怪しい。アイテムや関連性を見つけるのがたいへんなのです……。
動画の演出も!
ムービーが流れる場面もあります。リッチで、恐怖心をあおる演出ですね。
▲黒魔術(?)や、実験シーンも……。あばばばば……。
『The Room Two』は、脱出ゲームに自信がある方はぜひとも挑戦すべき逸品。セーブデータが3つまで作れるので、あまり経験がない人も、友だちや家族といっしょにプレイを始めてみては。
The Room Two
- 配信日
- 配信中
- 価格
- 360円(iOS)、299円(Android)
- コピーライト
- (C)Fireproof Studios Ltd