「かおりんごは必要?」高橋Pが語る『ブレフロ』2年間のプロモーション

2015-06-13 10:00 投稿

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2年間で数多くの施策を実施

2015年6月10日、D2CR主催のアプリ開発者・デベロッパー向けセミナーに『ブレイブ フロンティア』の高橋プロデューサー(以下、高橋氏)が登壇。“ブレイブ フロンティア2年間の軌跡”と題して、7月に2周年を迎える本作がこれまでに行ってきたプロモーション施策を、実際に使われたスライドとともに振り返る。

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エイリム
高橋英士氏
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いままでのプロモーション施策

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配信当初はファミ通Appのみでプロモーションをスタートさせ、Webサイト掲載、D2CRの協力によるアドネットワーク展開、さらにTwitterやFaceBook、LINEといったSNSサービスを利用。

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Youtubeによる公式チャンネルや公式ニコ生番組、そしてファンイベントやグッズなど、その展開の幅が徐々に広がっていったことを紹介していく。

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『ブレフロ』のプロモーションの中心人物と言えば、ユーザーや業界内でも知られる名物女性広報の“かおりんご”。高橋氏によれば、最近は他社から彼女を参考に「女性広報を押し出した展開をしたい」と話をされる機会が増えたという。

しかし、単に女性広報を起用すれば成功するというわけではないことを、高橋氏は「ガンダムに対してアムロがいた」という例で表現した。“ブレフロ×エイリム×かおりんご”がうまく噛み合って相乗効果を生み出していると考えると、なるほどマネするのは難しそうである。

プロモーションの意味と効果とは

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過去1年半のあいだ、数回にわたって放送されたテレビCMは、有名人を起用したものからそうでないものまで内容もバラバラ。CMをはじめとするプロモーションは、新規ユーザーの獲得だけでなく、顧客維持やユーザーに対するリテンションの効果も大きく、この3つをバランスよく考えることが大事だという。これらの経験から、高橋氏が導き出したプロモーションの意味と効果とは。

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数多くのプロモーション施策を行ってきたうえで高橋氏が述べたのは、これらをただ漠然と垂れ流すのではなく、複合的に、かつバランスよく行うことが大事であるということ。『ブレフロ』においてその根底を支えているのは、高橋氏自身がユーザーと同じ目線でゲームに向き合う“ユーザー視点”と、ユーザーの声に耳を傾けながらも、その期待をいい意味で裏切る施策を打つ“プロデューサーの視点”だ。しかも、高橋氏はみずからプロモーションの現場に立ち、そのふたつの視点を絶妙なバランスで使い分けながら判断を下している。口で言うのは簡単だが、実行するには壮絶な覚悟と根気が必要だろう。

最後に高橋氏は、「コンテンツであれ、プロモーションであれ、本気で取り組んでいるものでなければ心には響かない」として、つぎの言葉で締めくくった。

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スマホゲームは、その特性ゆえにアクティブユーザー数や課金率の推移など、多くのデータを数字で知ることができる。しかし、いくら分析できても大作と呼ばれるものは数えるほどしかなく、最近は「アプリゲームの寿命は短命」とまで言われ始めている。そのなかで2年、3年と続くコンテンツを築き上げるには、やはり作り手側の気持ちと覚悟が何よりも大事であるということを、高橋氏は身をもって感じているのだろう。

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配信当時の『ブレイブ フロンティア』は、たとえるなら乗組員の少ない“イカダ”のようなものだった。しかし、「おもしろいものを作りたい、ユーザーに届けたい」という強い信念を持ち続けながら海を渡っていくにつれ、志をともにする船員が増え、イカダはいまや大航海を可能にする巨大な帆船へと成長した。3年目というさらなる大海原を、高橋氏がどのように舵取りしていくのかに注目していきたい。

(text:ジャスト野島)

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ブレイブ フロンティア

ジャンル
RPG
メーカー
エイリム
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iOS4.3以降対応、iPhone4以降/iPod touch第4世代以降/iPad/Android 2.3.3以上/Kindle Tablet Edition

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