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【注目】人類滅亡後が舞台の“クロックタワー”ライクなアドベンチャー『The Silent Age』が超クール!

2014-11-06 12:42 投稿

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“人類滅亡後の世界と現在を行き来して人類を救う”というコンセプトのアドベンチャーゲームが『The Silent Age』。現時点で日本語ローカライズはされておらず英語版のみ。しかし、それが理由で本作を知らないままでいるのはあまりにももったいない! ということでその魅力をお届けしたい。

本作は、ゾンビや化け物も出なければ、派手な演出もない。ポイント&クリック型の操作で、静寂にただよう絶望の中、時代をまたがって謎解きをしつつ話を進める。コンシューマーゲームの名作『クロックタワー』からシザーマンを抜いて、“雰囲気ゲー”として昇華したような感じと言えば、少しはイメージが湧くだろうか。

本作は『エピソード1』が2012年にリリースされていたが、完結編である『エピソード2』が先頃ついにリリース。デンマークのゲームスタジオ”House on Fire”によりリリースされた『1』は、世界中で話題が話題を呼び、累計数百万DLを突破。筆者は、近所のコンビニまで伸びるのではというくらい、首を長くしてリリースを待っていた。さっそく、『1』の内容にも触れつつ、見ていきたいと思う。

時代を超えた謎解きに完成された世界観

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企業で清掃夫として働くジョー。ビルの地下で謎の老父により、時代を行き来できる端末を託される。端末を操作し、40年後へとタイムトリップした彼の目に広がるのは、人類滅亡後の、絶望的なまでに変わり果てた世界だった……。

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舞台は1972年。風向きひとつで国情が変わってし主人公は端末を操作し時代をまたがり、アイテム獲得・謎解きをしながらゲームを進めることになる。例えば、滅亡後の世界ではふさがっている扉が現在では入れたり、必要なアイテムが片方の時代にない場合はもう片方の時代でゲットできたり、といった具合。

片方の時代で行き詰まったら、端末を操作しもう片方の時代へ、というのが基本的なスタイルになる。ゲーム操作としては、気になる箇所をタップし調べたり、アイテムを使用したりといったタイプで、タップポイント付近に近づけば自然と照準が合うので、プレイにとまどうことはない。

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本作の魅力は、なんといってもゲーム内を包む“不気味な心地よさ”。洋ゲーにありがちな、ビックリ仕掛けや感情をあおる派手な音楽は皆無で、幻想的にも見えるグラフィックや、ときおり響く不気味な効果音が、プレーヤーの心の底の感情を静かにかきたてる。

同種の感覚では、コンシューマーゲームの『サイレントヒル』を思い起こした。ああいった世界観のゲームが好きな人には“くる”はずだ。

チャプターが進むに連れ、病院や警察署、工場など、場所を変え場面を変え、人類滅亡に関する手がかりなどが徐々に見えてくる。本作は英語版しか現在ないが、視覚に訴えてくる場面が多いので、映像を観ているだけでも、話や展開のおおまかな流れは分かってくる。

また、テキスト自体も、凝り固まった英文というよりも、主人公の主観でのセリフ的なものが多い。軽く読み流す感じで進めれば、日本語にローカライズされていないことが、そこまで壁ではないように思う。

ファンからの資金調達によりリリースが実現

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上記『エピソード1』の世界観やシステムはそのままに、先頃リリースされた『エピソード2』。『1』では病院を脱出し、夜の闇をジョーの運転するクルマが風を切るシーンで終わっていたが、彼が向かったのは“エニグマ”という言葉がよく当てはまるような、不思議な湖だった。

不協和音が響く中、目に入ってくるのは一隻のボート。水をたっぷり含んでおり、いまにも沈みそうだ。どうすればこれに乗れるだろう? 前作同様、周辺をじっくり探してみよう。地面にはトロフィー、救急車には残りのガソリンやジャッキ、医療用ポンプなど、多くのアイテムをゲットすることができる。各アイテムを使えば、ボートは使用可能になる。

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そこからは、現実なのか悪夢なのかわからなくなるような世界が、延々と広がっていくことになる。前作同様、タイムトリップしつつ進み、謎解きをしながら話を展開させていこう。

ところで本作を制作したHouse on Fireの公式ページによると、このシリーズを作るきっかけとして、収益が目的ではなく純粋に自分たちの好きなモノを作りたかった、というところが出発点になっている。その結果世界中で支持を集め、完結編である本作の制作費をPayPalで募り、それも元手の一部としてリリースされたという異色の経緯を持つ。

筆者はことあるごとに公式ページを閲覧し、5000ドル、1万ドル……と、寄付金が増えていくのを見守っていた(筆者も5ドルほど寄付させていただいた)。

そうして生まれた本作だが、前作と比べ、グラフィックやサウンド、そしてストーリーにいたるまで、すべてが重厚でパワーアップしていることを実感した。ファンからの支持と上記の制作動機という純粋なものが原動力となった結果として、完結編である本作が生まれたことは、ひとりのファンとしても嬉しい。

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ラストに用意された結末は、驚くべきものなのか、それとも、静かな絶望のまま沈んでいくものなのか、詳細は控えるが、期待を裏切らないものだったことは確かだ。

本作は、『1』と『2』のセットとなっており、『1』は無料でプレイ可能、『2』はアプリ内課金(500円)でアンロックされる。

“英語がなあ……”と思っている人も、まずは『1』をプレイしてみたらどうだろうか。知らないうちに、その世界観に没入しているかもしれない。

The Silent Age

メーカー
House on Fire
配信日
配信中
価格
無料(アプリ内課金あり)
対応機種
iOS 7.0 以降。iPhone、iPad および iPod touch 対応。 この App は iPhone 5、iPhone 6 および iPhone 6 Plus に最適化されています。Android 4.0 以上

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