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【大塚角満の熱血パズドラ部!】第376回『長崎心霊譚』

2014-10-15 16:29 投稿

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長崎心霊譚

長崎県のハウステンボスで行われた、“パズドラ3000万ダウンロード記念生放送”から早くも4日が経過してしまったが、そのとき、あまりにも忘れられない恐怖体験をしたのでここに綴っておきたい……。もしかするとパズドラとはあまり関係のない話かもしれないが(ぶっちゃけ、1ミリも関係ない)、この恐怖を俺たち(複数の登場人物がいます)だけに留めておくのはあまりにも辛く、耐えられないので、読者の皆様にも分散して共有してもらおうと思った次第だ……。

しかし、ここから記されるのは恐怖の心霊話である……。先に進まれるかどうかは“自己責任”でお願いいたします……。

そんなに長い話ではないので、淡々と書き進める。

この日の生放送は3000万ダウンロードを記念して、初の“地方ロケ”で行われた。場所は前述の通り長崎のハウステンボスで、出演者、スタッフもかなりの数に上ることから、我々はいくつかのグループに分かれて長崎入りすることになっていた。

は、山本プロデューサーY大課長を始めとするガンホーの面々、そしてニコ生の配信を担当しているドワンゴの北野さんといった面子と同じ便での移動だった。今回のロケに同行する中目黒目黒ジャスト野島は別の便で長崎入りしており、空港で合流する算段。そして、俺たちの飛行機が1時間遅れで長崎に到着し、待ちくたびれていた目黒たちとも落ち合うことができ、「じゃあさっそくハウステンボスに向かうことにしましょうか!」ということになった。

さてここで、長崎空港の地理的な説明を挟ませてもらう。

この空港は、大村湾に浮かぶ箕島(みしま)全域を開発してできたもので、1975年5月1日に世界初の海上空港として開業した(Wikiより)。要するに、空港とはいえポッカリと海に浮かぶ島そのものなので、ここから脱出するには陸路(バスorタクシー)と海路(フェリー)しかない。……でも書いてて思ったが、どんな空港でも脱出手段は陸海空しかないわけで、そういう意味ではなんらおかしくはない。……えーっと、つまり何が言いたいのかというと空港まで電車が来ていないので、ハウステンボスに移動するにはフェリー、タクシー、バスの3択しかないってわけです。

しかし、俺たちの飛行機が1時間も遅れてしまったことにより、すっかり移動の計算が狂ってしまった。人数も多いことからハウステンボスにはフェリーで入る予定だったのだが、乗るはずの船はすでに出てしまっていて、つぎの便まで数時間も待たないといけない状況になっていたのだ。となれば、つぎの選択肢として出てくるのはバスなのだが、こちらもそれほど本数がなく、1時間以上待たされることになりそう。ということで、けっきょく、

「タクシーに分乗して行きましょう!!」

と山本プロデューサーが宣言し、俺たちはそそくさとタクシー乗り場に向かって歩き出したのだった。

さて、ここからようやく心霊話になるのだが、タクシー乗り場に着いてまもなく、ガンホーのゲーム進行管理担当である山中さんという人がこんなことを言い出したのだ。

「えーっと、我々は8人ですから、2台に分乗すればちょうどいいですな」

確かに、たいがいのタクシーは助手席に1名、後部座席に3名が座れるから、8人ならばちょうどピッタリの計算だ。俺は山中さんの言葉を聞いて、本当に何の気なしに、まわりにいる仲間たちの数を頭の中で数えていった。

山本さん……大課長……目黒……ジャスト……)

でもそこで、(あれ?)と思った。何度数えてもその場には、7名しかいないのである。(ん?)と思っていると、山中さんが再び、

「4-4に分かれましょう」

と発言した。本格的に、わけがわからなくなってきた。

そんなとき、横に立っていたY大課長が、俺のわき腹をチョンチョンと小突いた。見ると、Y大課長はちょっと青い顔をして、唇を震わせている。果たして、Y大課長は消え入りそうな声でこんなことを言ったではないか……。

「あ、あのさ……。さっきから山中、“8人”とか“4-4に分かれて”とか言ってるけど、俺の目にはどうしても、7人しか見えないんだわ……」

やっぱり……。

Y大課長も、それに気づいて震えていたのか。俺は、パニックを恐れてさらに小さい声になり、Y大課長に同調した。

「俺も、さっきからおかしいなって思ってた……。よかった、俺が変なんじゃなくて……(震え声)」

Y大課長が、目だけをギョロギョロと動かした。何度も何度も人数を確認しているんだな……ということがよくわかった。しかし、やはり7人しか見えないのだろう。Y大課長は蒼白な顔をヒクつかせ、ため息混じりで吐き出した。

「山中って昔から、なんか不思議なところがあるんよ……。やっぱり、俺たちには見えない人を見てしまっていて、人数にカウントしているみたいだね……」

俺たちふたりは「こわい……」「山中さんとは違うタクシーに乗ろう……」とコソコソと話し合い、「じゃあ、1号車は僕を含む4名で、2号車は大課長を含む4名で行きましょう!!」という山中さんの言葉から逃げるように2号車に乗り込み、ハウステンボスに向かって走り出した。道中、何度数えても、俺たちのタクシーには3人しか乗っていなかった。

 

 

そして--。

 

 

50分ほどの道のりを、「山中さんの霊感はすげえ!」「そういうところあるんよ!」という心霊譚につぎ込んでいるうちに、タクシーはハウステンボスに到着した。2台連なって走っていたので、1号車とは同時の到着である。

心霊話がまるで似合わない青空の下で再び人数を数えたが、やっぱり7名しかいなかった。でも山中さんはしきりに、「8名、いますかー?」なんて言っているまだ見えているのかこの人には……。我々には見えない、異界の人が……。

俺とY大課長がまたまた震えていると、山中さんのケータイがピロピロと鳴った。それにすばやく出てしばらく話し込んだのち、山中さんが真っ青な顔を我々に向ける。なんだなんだ……。また何かあったのか……? もしかして、異世界からの電話か!!? そんなことを考えながらおしっこをチビりそうになっていると、山中さんが厳かに口を開けた。

「……空港に、ドワンゴの北野さんを忘れてきちゃったああああ!!!!! 2号車に4人乗ってたんじゃないのぉ!!!??」

ズコーーーーーーーーッ!!!!!

と盛大にズッコけながら、俺と大課長が口を揃えて山中さんを非難した。

「……ていうか、幽霊が見えていたんじゃないのかよ!!!! 俺たちのドキドキを返せえぇぇぇぇえええ!!!」

なにはともあれ……。

北野さん、忘れてゴメンナサイ……。

大塚角満Twitterアカウント→@otsuka_kadoman

大塚角満(おおつか・かどまん)……週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。編集業務のかたわら、執筆活動を精力的にこなしており、多数の連載記事を持つ。著書に、『モンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズなど。ファミ通Appでは、“熱血パズドラ部!”を始めとするスマホゲームの執筆活動も行っている。

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